この頃、美味しい企画連発のシネリーブルで、今村昌平没後一周年を記念して、６月１６日からあります。
上映される８本中３本は去年の年末のシネラの特集で観たので、今回観る予定なのは「盗まれた欲情」「にっぽん昆虫記」「豚と軍艦」「果てしなき欲望」４本の予定。
平日１６時からの「西銀座駅前」は観られそうにもありません。
作品説明は例のごとくシネリーブルのHPからの借用です。
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「盗まれた欲情」 6/16（土）〜18（月） 16:00〜
（日活／58年／92分／モノクロ）
原作：今東光
出演：長門裕之、南田洋子、滝沢修、西村晃、小沢昭一
大阪の河内へやって来たドサ回り一座は大盛況で、座員は大喜び。だが新しく一座に加わった大学出の演出家・新吉は、低俗な座員たちに嫌気がさしてしまう。 渡り鳥のように賑やかにやってきては淋しく去っていく旅回り一座を舞台に、色と欲にまつわる人間模様を笑いとペーソスの中に描いた今村昌平の監督デビュー作。
「にっぽん昆虫記」 6/16（土）〜18（月） 18:30〜
（日活／63年／123分／モノクロ）
出演：左幸子、吉村実子、小沢昭一、長門裕之、殿山泰司、北村和夫、春川ますみ
東北の農家に生まれたとめは、２３歳で地主に無理矢理嫁入りさせられた。 その後、とめは家を出て上京し、米軍基地のメイドや売春宿の女中を経て、コールガール組織のマダムとなる。 戦中戦後をエネルギッシュに生きた一人の女の半生を、昆虫観察の残酷さで見つめ抜いた傑作。主演の左幸子はベルリン国際映画祭で女優賞を獲得。
●キネマ旬報ベストテン第１位
●ベルリン国際映画祭女優賞
「にあんちゃん」 6/19（火）〜22（金） 16:00〜
（日活／59年／101分／モノクロ）
原作：安本末子
長門裕之、松尾嘉代、沖村武、前田暁子、吉行和子、二谷英明、小沢昭一
当時ベストセラーとなった１０歳の少女の日記を映画化。 昭和２８年、佐賀県の小さな炭鉱町。母に続き、炭鉱労働者の父を亡くした４人の兄弟姉妹は、苦境に負けず、明るく力強く生き抜いていく。 現地ロケを敢行し、リアリズムに徹した姿勢で、廃坑となる炭鉱町で生きる人々の姿を活写した作品。
●キネマ旬報ベストテン第３位
「豚と軍艦」 6/19（火）〜22（金） 18:30〜
（日活／61年／108分／モノクロ）
出演：長門裕之、吉村実子、小沢昭一、丹波哲郎、加藤武、殿山泰司、西村晃、南田洋子
基地の街・横須賀で、売春ハウスの客引きをやっていたチンピラヤクザが、軍の残飯で豚を大量飼育して金を稼ごうとするが…。 前作『にあんちゃん』で文部大臣賞を受賞した今村監督が「このような賞をもらってはいけない」と自戒して本作を製作。戦後の日本と日本人を風刺し、今村重喜劇のスタイルを確立したと言われる作品。
●キネマ旬報ベストテン第７位
「果しなき欲望」 6/23（土）〜25（月） 16:00〜
（日活／58年／100分／モノクロ）
原作：藤原審爾
出演：長門裕之、中原早苗、渡辺美佐子、西村晃、小沢昭一、芦田伸介、殿山泰司
敗戦時に埋蔵した時価６，０００万円のモルヒネを発掘しようと、欲に駆られて集まった４人の男と１人の女。 だが各人の勝手な行動のせいで計画は前進せず、その一方で女の存在に男たちが刺激され始める。物欲と色欲に振りまわされる人間の醜さ、滑稽さをスリルと笑いたっぷりに描く
「赤い殺意」 6/23（土）〜25（月） 18:30〜
（日活／64年／150分／モノクロ）
出演：西村晃、春川ますみ、露口茂、近藤宏、北村和夫、殿山泰司、小沢昭一、宮口精二
家父長制の残る寒村で虐げられて生きる人妻が、ある夜強盗に犯されてしまう。だが人妻は男を憎みながらも、関係を続けていくのだった。 古い因習の中で弱い立場にあった女が、事件をきっかけに強い女へと変貌する様を通して、女性の心奥に隠されたバイタリティのめざめや、生命力の噴出を描いた今村昌平の真骨頂。
●キネマ旬報ベストテン第４位
「西銀座駅前」 6/26（火）〜29（金） 16:00〜
（日活／58年／52分／モノクロ）
出演：柳沢真一、堀恭子、西村晃、山岡久乃、小沢昭一、フランク永井
西銀座駅前で薬局を営む一家の主人には、現実と幻想が混乱してしまうという奇病があった。親友の獣医の診断によれば、唯一の薬は浮気をすることらしい。 そこで主人は、妻が留守の日をねらって浮気を決行しようとするが…。フランク永井のヒット曲から企画された、今村流ドタバタコメディ。
「神々の深き欲望」 6/26（火）〜29（金） 18:30〜
（日活／68年／174分／カラー）
出演：三國連太郎、河原崎長一郎、北村和夫、沖山秀子、殿山泰司、扇千景、嵐寛寿郎
文明から隔絶された南海の孤島に、四昼夜にわたって大暴風雨が吹き荒れた。島民はこの厄災の原因は、太家の長男が妹と関係を持ったせいだと信じた。 そんな時、東京から一人の技師がやってきて…。自然と文明の接触、近親相姦を繰り返す一族を通して日本人のルーツまでをも描き切った傑作であり、今村監督初のカラー作品。
●キネマ旬報ベストテン第１位
上映される８本中３本は去年の年末のシネラの特集で観たので、今回観る予定なのは「盗まれた欲情」「にっぽん昆虫記」「豚と軍艦」「果てしなき欲望」４本の予定。
平日１６時からの「西銀座駅前」は観られそうにもありません。
作品説明は例のごとくシネリーブルのHPからの借用です。
http://
「盗まれた欲情」 6/16（土）〜18（月） 16:00〜
（日活／58年／92分／モノクロ）
原作：今東光
出演：長門裕之、南田洋子、滝沢修、西村晃、小沢昭一
大阪の河内へやって来たドサ回り一座は大盛況で、座員は大喜び。だが新しく一座に加わった大学出の演出家・新吉は、低俗な座員たちに嫌気がさしてしまう。 渡り鳥のように賑やかにやってきては淋しく去っていく旅回り一座を舞台に、色と欲にまつわる人間模様を笑いとペーソスの中に描いた今村昌平の監督デビュー作。
「にっぽん昆虫記」 6/16（土）〜18（月） 18:30〜
（日活／63年／123分／モノクロ）
出演：左幸子、吉村実子、小沢昭一、長門裕之、殿山泰司、北村和夫、春川ますみ
東北の農家に生まれたとめは、２３歳で地主に無理矢理嫁入りさせられた。 その後、とめは家を出て上京し、米軍基地のメイドや売春宿の女中を経て、コールガール組織のマダムとなる。 戦中戦後をエネルギッシュに生きた一人の女の半生を、昆虫観察の残酷さで見つめ抜いた傑作。主演の左幸子はベルリン国際映画祭で女優賞を獲得。
●キネマ旬報ベストテン第１位
●ベルリン国際映画祭女優賞
「にあんちゃん」 6/19（火）〜22（金） 16:00〜
（日活／59年／101分／モノクロ）
原作：安本末子
長門裕之、松尾嘉代、沖村武、前田暁子、吉行和子、二谷英明、小沢昭一
当時ベストセラーとなった１０歳の少女の日記を映画化。 昭和２８年、佐賀県の小さな炭鉱町。母に続き、炭鉱労働者の父を亡くした４人の兄弟姉妹は、苦境に負けず、明るく力強く生き抜いていく。 現地ロケを敢行し、リアリズムに徹した姿勢で、廃坑となる炭鉱町で生きる人々の姿を活写した作品。
●キネマ旬報ベストテン第３位
「豚と軍艦」 6/19（火）〜22（金） 18:30〜
（日活／61年／108分／モノクロ）
出演：長門裕之、吉村実子、小沢昭一、丹波哲郎、加藤武、殿山泰司、西村晃、南田洋子
基地の街・横須賀で、売春ハウスの客引きをやっていたチンピラヤクザが、軍の残飯で豚を大量飼育して金を稼ごうとするが…。 前作『にあんちゃん』で文部大臣賞を受賞した今村監督が「このような賞をもらってはいけない」と自戒して本作を製作。戦後の日本と日本人を風刺し、今村重喜劇のスタイルを確立したと言われる作品。
●キネマ旬報ベストテン第７位
「果しなき欲望」 6/23（土）〜25（月） 16:00〜
（日活／58年／100分／モノクロ）
原作：藤原審爾
出演：長門裕之、中原早苗、渡辺美佐子、西村晃、小沢昭一、芦田伸介、殿山泰司
敗戦時に埋蔵した時価６，０００万円のモルヒネを発掘しようと、欲に駆られて集まった４人の男と１人の女。 だが各人の勝手な行動のせいで計画は前進せず、その一方で女の存在に男たちが刺激され始める。物欲と色欲に振りまわされる人間の醜さ、滑稽さをスリルと笑いたっぷりに描く
「赤い殺意」 6/23（土）〜25（月） 18:30〜
（日活／64年／150分／モノクロ）
出演：西村晃、春川ますみ、露口茂、近藤宏、北村和夫、殿山泰司、小沢昭一、宮口精二
家父長制の残る寒村で虐げられて生きる人妻が、ある夜強盗に犯されてしまう。だが人妻は男を憎みながらも、関係を続けていくのだった。 古い因習の中で弱い立場にあった女が、事件をきっかけに強い女へと変貌する様を通して、女性の心奥に隠されたバイタリティのめざめや、生命力の噴出を描いた今村昌平の真骨頂。
●キネマ旬報ベストテン第４位
「西銀座駅前」 6/26（火）〜29（金） 16:00〜
（日活／58年／52分／モノクロ）
出演：柳沢真一、堀恭子、西村晃、山岡久乃、小沢昭一、フランク永井
西銀座駅前で薬局を営む一家の主人には、現実と幻想が混乱してしまうという奇病があった。親友の獣医の診断によれば、唯一の薬は浮気をすることらしい。 そこで主人は、妻が留守の日をねらって浮気を決行しようとするが…。フランク永井のヒット曲から企画された、今村流ドタバタコメディ。
「神々の深き欲望」 6/26（火）〜29（金） 18:30〜
（日活／68年／174分／カラー）
出演：三國連太郎、河原崎長一郎、北村和夫、沖山秀子、殿山泰司、扇千景、嵐寛寿郎
文明から隔絶された南海の孤島に、四昼夜にわたって大暴風雨が吹き荒れた。島民はこの厄災の原因は、太家の長男が妹と関係を持ったせいだと信じた。 そんな時、東京から一人の技師がやってきて…。自然と文明の接触、近親相姦を繰り返す一族を通して日本人のルーツまでをも描き切った傑作であり、今村監督初のカラー作品。
●キネマ旬報ベストテン第１位
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