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家族療法コミュの日本人のセラピーに対する感覚

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はじめまして。
日本人のセラピーへの感覚への質問があります。
三月にアメリカの大学院入学のための面接を受けました。
学科は、教育学部のMarriage and Family Therapyになります。
そこで、面接官の教授たちと日本のセラピーの現状の話になりました。
面接官に日本人はセラピーに積極的に行くか、という質問をされたとき、
いいえ、と答えた後に、日本にはアメリカと違って、とても根強い恥の文化があるので、
自分の家庭の中で起こるトラブルなどを他人に口外するのは勇気がいるからだと、私なりに理由を答えました。
教授達側の意見もいっしょで、なんの問題もなく面接は終わったのですが、そのあと、自分自身で考えたときに、
じゃあ、どのようにしたらその根本的な問題が解決できるのだろうと思いました。
私自身、家族にいろいろ問題があり、家族のものがセラピーを受けたことが日本であったのですが、
やっぱり病院に行くまで、かなり時間がかかりました。

私としては、日本の恥の文化はこういう面でネガティブに作用することもありますが、中には、日本人らしさとしてとても良い民族の個性も作り出していると思うので、
恥をなくせばいいなどと、簡単なことは言いたくないですし、
なにか具体的な方法がないであろうか、と考えています。

日本の現状はどうなのでしょうか?
そういう対処はされているのでしょうか?

何人かの友人とこのことに話したときに、
市や町の会報みたいなのに載せていても
効果は非常に乏しいし、読み手の意識を変えるのは
非常に難しいだろうという結果になりました。

実際に日本人で家族、自分にトラブルがあったときに、
ポッとセラピストに行くことが浮かぶというような環境になるためには、どういう効果的な方法があるとおもいますか?

よろしくお願いします。

コメント(20)

一般には広まってないと思います。
心理学を勉強していると言うと「問題が起こった時どこに行けば相談できるの?」と聞かれ答えに窮したことがあります。
一般の方の認知はその程度なんでしょうね。
確かに地方自治体にも相談機関はありますが、相談内容ごとに曜日が決められていたりして、利用しにくいように思います。
「恥ずかしい」という気持ちもまた、かなり根強いものだと感じます。
社会の変化を待つしかないのでしょうか・・・
地域社会の崩壊というのは、日本ではよく問題視されています。虐待の問題にしても、昔は(昔を手放しに美化するわけではありませんが)地域全体で子どもを見守る風習があったので母親に対する社会的なサポートが自然となされて良かったというようなことがよく言われますよね。
高齢化社会に伴う「独居老人」「孤独死」の問題も最近取りざたされていますが、これも対策として地域ぐるみでお年寄り対象のサロンのようなものを設けようというような動きがあったりします。
要するに、日本では地域社会を強化することが改善策だと考えられているところがあるようです。
しかし、先日アメリカではこうした高齢者の「独居」は問題ではなく、むしろ高齢者自身が独立して暮らすということは重要であるということを聞き、その違いに驚きました。
それは、アメリカでは政策なり、地域社会なりが、高齢者の独立をバックアップしているのでしょうか?そこがすごく気になりました。(トピとずれますが・・・)
なるほど。勉強になります。
日米間の専門家への援助を求める意識の違いは世代を問わず大きいようですね。

欧米では個が重視され、日本を始め東アジアでは集団が重視される傾向が強いのが背景にあるのはたしかなようです。
アメリカで個人が援助の専門家を利用する機会が多く、日本で個人が専門家を利用する機会が少ないのは文化的な背景が大きいのではないでしょうか。

既にご存知かもしれませんが、近年の社会心理学・文化心理学の比較文化的実験研究において、個人の社会行動に影響を及ぼす”自己不安”についての文化圏間比較研究が進んでいます。
 それによると、
1.西洋文化圏では、自己とは相互に独立した存在。
2.東洋文化圏では、自己とは周囲の人々と相互に結びつき協 調した存在。
 とされています。
 
 そして、
3.西洋人は、自分の持つパーソナリティ、道徳的価値観、能力などの内的属性を最も重要と考える。そのため、自己の内的属性と矛盾するような行為をしてしまった場合に自己不安を感じる。例えば、家族の問題などで何か行動を選ぶ必要に迫られた場合、相互独立的自己にとって、合理性、判断能力などが問われてきます。(北山忍,143-154,波多野・高橋編(2003),感情と認知,放送大学教育振興会、北山(1998),自己と感情―文化心理学による問いかけ,共立出版など)

 3では、いわば自己責任を追及されるため、自己不安が高まり、その道の専門家に相談しようという動機付けが高まると考えられるでしょう。
 
 その一方で、
4.東洋文化圏では、自己を規定する大きな要因は、他者との関係性といえる。自分の存在や行動が他者に理解され、尊重されているかという他者からの評価が大きく関わっているように捉えられます。
 そのため、能力などの自分の内的属性に対する圧力は大きな脅威とはならない。むしろ、他者から受け入れられているという自己認知と矛盾する行動をしてしまった場合に、強く自己不安を感じると考えられます。(北山忍,143-154,波多野・高橋編(2003),感情と認知,放送大学教育振興会,kitayama&Markus,(1991,1999)など)

 自分で何か行動を起こす場合、日本では選択に失敗しても、他者からの評価が入ってこない限り、自己不安を感じることは少ないでしょう。他者を含む集団の評価が入ってくる事態になってからでないと相談に行かないので、相談件数が少なくなると考えられるでしょう。
 児童虐待を例にとれば、援助が始まるのは事態が悪化してからという例が多いのもうなずけるかもしれません。

話が脱線してきましたが、文化的背景が大きそうだということは研究でも裏付けられてきています。
>セーイチさん
確かに「家」はそうです。それは現在でもいえることですよね。育児という母子の密室状態で妻のストレスは高まり、夫は職業人で家庭を顧みず、なんてパターンはまだまだよくある話ですし。
だからこそ、地域社会が見守る必要があるという話になるのではないでしょうか?
このところのマスコミの報道を見ていても、近所の人が「泣き声がきこえた」などと他人事のように話す様子が目に付きます。文献を引用するならラタネらの「傍観者効果」などといった現象がありますが、これだけでは補いきれないよそよそしさを感じます。もちろん、専門家であっても家庭にどのようにアプローチするかはデリケートな問題だと思いますが、子どもや養育者のSOSを誰一人として察知できないという状況はどうしたもんかと思います・・・。

>プーさん
そうですか。
特にバックアップがあるわけではないのですね。
逆に白人以外の人種にとっては厳しい社会なんですね!
それでも「独立」に重点を置くのはいわゆるお国柄ってやつでしょうかね。
ありがとうございました!
セラピーから文化の話までいろいろな書き込みがある興味深く拝見してました。
私もこれからアメリカの大学院でMarriage& Family Therapyを専攻しますが、それぞれの文化と家族との関係はとても奥深いものだと思ってます。一年間は大学院で研究生をしていましたが、アメリカのクラスでは多種多様文化のカウンセリングというクラスがあり、その授業はとても興味深かったです。日本は集団、アメリカは個を大切にする文化とはいいますが、実際に生活してみるとそうではない部分もたくさん見えました。私も印象的にはアメリカ人の方が家族の結束が強い印象を受けました。まあ、説明するときはどうしても一般的に言われていることを引用しやすいですが、一つ一つのケースをみてみるともっと深いものが見えてくるのではと思いました。(あまり具体的でない話でごめんなさい。なかなか伝えにくいです・・・)

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