ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

Salad Days Episode?コミュの第19章 さつまいも

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ジジジジ・・・・

無線の音がなる。

そして声が聞こえてくる。
“もっち隊員。もっち隊員。聞こえますでしょうか?”

もっち隊員『はい。聞こえます。』

“もうへりには追いついたか?”

もっち隊員『今、ちょうど丸の内上空。追跡開始します。ターゲットは、離陸したばかりです。打ち落としますか?』

航空自衛隊に所属するもっち隊員は、初めての任務に興奮していた。
夢にまで見た、パイロット。

そしてこうして立派な空軍ヘリを操縦しているのだ。

“いや、待て。市街地上空を抜けるまで攻撃はダメだ”

もっち隊員『了解。』



PM17:20
大谷はまた、五十嵐にミネラルウォーターをかけた。

また、五十嵐はびっくりして飛び起きた。

大谷『あんた。もう気絶はさせない。だから、その上野総合病院に案内しなさい。』

五十嵐は意識を失うことへの恐怖感からか、コクリとうなずいた。




PM17:25
もっち隊員『ただいま、日暮里駅上空。』

もっち隊員は無線で報告した。

“よし。ターゲットはもう散々警告を無視している。本当に日暮里駅上空なんだな?”

もっち隊員『はい』

“それじゃ、もう市街地じゃないな・・。よし攻撃してしまえ!!打ち落とせ。”

もっち隊員『了解』
もっち隊員はうれしくなった。

そして、いとおしくトリガーを握った。

ダダダダダダダダダダッツ・・・・・・・・・。

思いのかぎり撃ちまくった。
もっち隊員は狂喜乱舞した。

撃たれたヘリは煙をあげながら、くるくると回りながら落ちていく。
そして日暮里駅前方向にどんどん落ちていく。





マットは、なんとかレンタカーを借りることができたものの、今度は道に迷っていた。
マット『トウキョウ・・・ミチ・・・・・ムズイ・・・』
そうつぶやいて運転していると、目の前にヘリが墜落した。

見方によっては不時着とも、言えるだろう。
機体は駅前の噴水につっこみ、とまった。

マットは急ブレーキを踏み、その場に車を停止させた。
そして、またつぶやいた。
マット『チョー・・・・・スゴイ・・ネ・・』





うちひしがれた臼井は、ただただ歩いていた。
品川で東海道線に乗り換えるつもりでいたものの、ぼーっとしていたため、日暮里駅まで来てしまったのだ。

それで、気分晴らしもかねて日暮里観光でもすることにした。

しかし、歩けど歩けど頭に浮かぶのは、明日のキャラクターはどうするかという悩みだけ。

そんなとき、目の前の噴水にヘリが落ちてきた。

ガシャン・・ドカン・・・・・・・ガシャン・・・・

あたりは騒然となった。

臼井は生存者がいないかと思い、夢中で機体に駆け寄った。

そのとき、中からちょうど3人組みが這い出てきた。

そして、その3人が道路のほうへ、逃げるようにいきなり走り出した。

臼井『大丈夫・・・・ですか?』

3人組の1人に、すれ違いざまに声をかけた。

その男は臼井を無視し、走っていった。

しかし、臼井はその男の顔を見た瞬間ひらめいた。
“これだ!!!!”
臼井の頭にアイデアが広がる。

臼井はすぐに、いつも持ち歩いている手帳に夢中でデザインを描き始めた。
“これだ!!これだ!!これで明日、私は晴れてサンリオの社員だ。こんな出来のいいキャラはじめてだ。”
描き終えると、臼井は有頂天になった。

そして最後に、メモ帳にそのキャラのネーミングを書きなぐった。


“怪賊、イカ人間”


臼井は万弁の笑顔で、駅のほうへ歩き出した。






マットは驚いた。
墜落した機体から出てきた3人組が、自分の車のほうへ走ってきたからだ。

3人組は勝手にマットの車に乗り込むと、助手席に座ってきた女が銃を突きつけて言った。

三輪『車をだせ。』

マットは雰囲気で察し、車を発進させた。

後部座席の2人の男は、ずっと沈黙している。

マット『アナタ・・タチ・・・ナニ?・・』

三輪『あなた、日本人じゃないの?えっ?どこから来たの? WHERE?』

マット『KOREA。』

三輪『お〜!!!韓国〜!!キムチ〜!!』

マット『OH!!Yeah〜』

三輪『イ・ビョンホン〜!!』

マット『Yeah!!!!!!』

気づけば三輪もマットも笑顔になっていた。

マット『コイズミ〜!!』

三輪『チャン・ドンゴ〜ン!!』

真鍋『長谷川京子・・・・』

Mr.Sano『毛・・沢・・東』


すでに車内はなごんでいた・・・・・・。






PM17:50
上野総合病院

五十嵐『ここだ。ここの地下に彼女はいる・・・。』
大谷『案内しな!!』

2人は階段を下っていった。

そして地下3階まで降りると、長い廊下を歩いた。


しばらく行くと、五十嵐が足を止めた。

五十嵐『この部屋だ・・・。ほんとうにいいのか・・?』

大谷『ええ。覚悟はできてる。』

大谷は思わず、つばを飲んだ。






マットの車は時速100キロで北へと走っていた。
どんどん他の車を抜いていく。

マット『オ〜!!チェ・ジウ!!!』

三輪『それと、え〜とBOA!!』

マット『おう、BOA!!!!!!』

真鍋『BOA・・・・』

三輪『BOA!!!』

Mr.Sano『毛沢東・・・・。』

しまいにはみんな笑顔だ。

三輪『あとね〜、ぺ・ヨンジュン。』
三輪は得意げに言った。

しかし、マットの顔がくもった。

マット『I Hate Him!!!!!!』

三輪の表情も曇った。

三輪『なんだと!こら!!・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっとあんたには甘く接しすぎたね。』

そう言うと、銃をマットに向け、マットの背中に何か丸いものを入れた。

三輪『これは、手榴弾よ。しかも改造したやつ。2時間後きっかりに爆発するようになってる。BOMBよ!』

マットは青ざめた。

三輪『あんたは車を運転し続けること!!途中で私たちが降りても。私たちが安全になり次第、この遠隔操作機で解除してあげるわ。わかった???キープ!!ドライブ!!』

マット『キープ・・・・ドライブ・・・・』

フロントガラスには、ポツリポツリと雨が打ちつけ始めていた・・・。





丸の内日生ビル前
田玉は日暮里の状況報告を受けていた。

田玉『車はどこ行った?』

柿沼『高速に入ったのは確かなんですが・・・。まだ特定できていません。』

田玉『ナンバーから割り出して、車運転してる一般人の関係者に連絡しろ!!いいな!!』

柿沼『はい!!』

田玉は決心していた・・・・。
絶対にあいつを見つけ出してみせると。




PM17:55
大谷は思い切ってドアを開けた。

部屋にはベットが1つあった。

ついにもゆに会える・・・・。

そう思い、期待をふくらませベットに近づいていった。


・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、そこにはもゆはいなかった。

そして驚愕した。

そこには、もゆではなく、船崎の体があったからだ。


大谷は、混乱した。
そして振り返り、五十嵐に尋ねた。

大谷『え!?ちょっと・・・どういうこと?』


そのとき、大谷の後ろから声が聞こえてきた。

『なおピー!?  ねえ、なおピーなの??』

それはまぎれもなく、もゆの言葉使いだった。

そして声質は、まぎれもなく船崎だった・・・・・・。




PM18:00
柿沼『課長!!発見しました。』

田玉『どこだ?』

柿沼『東北自動車道。川口ジャンクションを北に走ってます。』

田玉は地図を広げた。

柿沼『今からだと・・・・、仕留めるのは栃木県宇都宮市、大谷パーキングエリアが理想的かと・・・。』

田玉『いや、だめだ。遅すぎる。』

田玉は地図に目を走らせた。
そして、何かひらめいたようだった。

田玉『佐野サービスエリアだ!!!ここしかない・・・・。』

あいつとの再会にはもってこいの場だ・・・・。

田玉の脳裏には、ヘリの操縦席にたたずむ愛する人の姿だけがはっきりと映っていた。




コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

Salad Days Episode? 更新情報

Salad Days Episode?のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング