言論の自由を尊重する政治コミュコミュのトランプは第二の南北戦争を引き起こす

トランプ大統領の誕生は第二のアメリカ南北戦争の始まりである。

アメリカ南北戦争はリンカーン大統領の誕生によって始まった。それと同じ事だ。

リンカーンが大統領に選ばれる事でアメリカは分裂したが、同じように、トランプが大統領に選ばれてアメリカは分裂している。

リンカーンは共和党で、トランプも共和党だ。リンカーンは国内産業の保護を理由に、自由貿易に反対したが、トランプも同じ事を言っている。つまり、トランプとリンカーンは似ているのだ。

アメリカにとって、南北戦争は最大の戦争であり、南北戦争に比べれば、第一次大戦も、第二次大戦も、取るに足りない。

南北戦争当時のアメリカの人口は三千万人くらいだったが、百万人近い死者を出している。

これを現在のアメリカに当てはめれば、現在のアメリカの人口は三億人位だろうから、一千万人の死者を出した戦争ということになる。いかに南北戦争がアメリカにとって大きな戦争だったか分かるだろう。

従って、トランプが大統領に成っても、さすがに南北戦争のような内戦にはならないだろうが、トランプによって、アメリカが分裂した事は確かだ。

現にトランプの選出に抗議するデモがアメリカ各地で起きている。この分裂をさらに深めるか、それとも修復に向かうのか、それはトランプの今後の政策で決まる。

しかし、ただ修復する事のみを優先すれば、従来の政策とさして変わらぬものとなり、それではトランプが大統領に成った意味は無く、トランプの支持者を失望させる事になる。

従って、トランプに残された道は、分裂を深め、対立を激化する政策を実行する道しか残されていない。

すなはち、トランプは第二の南北戦争を引き起こすしかないのである。