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クロスバーコミュの【クロスバー】紅葉の宿 裏方

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民宿「紅葉の宿」と渡り廊下で繋がっている母屋。
「杏」と「李」の部屋から見える位置に建っているが、植えられている紅葉や他の広葉樹に遮られているため、部屋の窓からはよく見ることは出来ない。
だが「紅葉の宿」からぐるりと山の中を周るように造られている林道が近くを通るため、その外観は林道から確認することが出来る。

ここにはオーナーとオーナー補佐、そして宿の手伝いに来ている10人が寝泊りしている。
他の仲居さん達は山の麓から車で通っているため、ここには住み込んでいない。
(注:道路は林道とは反対側に下ったところに有るため、林道や宿からは確認できない)

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※こちらは『紅葉の宿』の提供者側が裏方の打ち合わせ等をする場です。
宿の人間が、何処に誰が居るのか把握したり、盗み聞き(笑)したりするのに使って下さい(笑

また、宿側のキャラ紹介もしていきます。

コメント(10)

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【夢現】側 主な出演者
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◆真抖(マコト) オーナー
Sex  :男性?
Birth :外見14歳前後
height:149cm
weight:42.7kg
Hair :茶
Eyes :金、盲目

 見た目は「発育の悪い女の子」だが……。
 周りが心配するほど身体の線が細く(特に食が細いわけではない)、物静かな子。
 何の気紛れか唐突に温泉宿を経営すると言い出して周りを慌てさせ、周囲の反対を押し切る形で結局宿を作ってしまう。
 リクトとは過去に「主人と守護者」の関係だった。

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◆罹蓼(リリョウ) オーナー補佐
Sex  :男性(又は女性)
Birth :外見20歳前後
height:193cm
weight:70.8kg
Hair :黒銀
Eyes :深蒼

 宿を経営すると言い出したマコトのお目付け役兼守護のため付いてきた神龍が1人。
 性別は有って無いようなものだが、便宜上男性の形態を取っている。
 実質的なオーナーではあるが、本人としてはあくまでもマコトの補佐をしているだけのつもり。
 リクトを守護する龍の1人。

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◆紫水(シスイ)
Sex  :男性
Birth :外見22歳
height:176cm
weight:58kg
Hair :紫
Eyes :赤紫

 リクトの異母兄。
 女に手をあげない、女性は大切にという信念を持っている。

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◆犹藍(ユウラン)
Sex  :男性
Birth :外見22歳
height:179cm
weight:63.4kg
Hair :赤
Eyes :灰

 リクトの異母兄。
 人が大勢いる場所は苦手。女性もちょっと苦手。

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◆谺良那(カラナ)
Sex  :女性
Birth :外見14歳
height:164cm
weight:52.4kg
Hair :シアン
Eyes :淡い碧

 父親と一緒に手伝いに来る予定だったが、急遽1人で来ることになったらしい。
 元気な女の子だが、長時間動く事は出来ない。
 手伝いは得意。

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◆紗懶(サラ)
Sex  :女性
Birth :外見21歳
height:168cm
weight:51kg
Hair :茶
Eyes :紺

 リクトの友人()。
 腕の良い義手義足技師。今回その腕を見込まれて手伝う事に。
 掃除家事洗濯をするのが好きで、民宿の仕事を自ら進んで行っている。
 仲良く堕夙と洗濯や掃除をよくしている。

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◆堕夙(タスク)
Sex  :女性
Birth :外見18歳
height:168cm
weight:56.4kg
Hair :白銀(白に近い)
Eyes :紅(光が入ると桃色)

 罹蓼の友人。
 面白そうだと言う理由で手伝いに来た。
 掃除洗濯は好きだが、紗懶に先を越される事がしばしば。
 仲良く紗懶と洗濯や掃除をよくしている。
《15:25/午後3:25》

 フロントの奥の控え室に戻ったリリョウは、溜め息を吐いて椅子に座った。その目の前にお茶を出した少女が丸盆を胸に抱いてリリョウを見る。
「どうかしましたか? 罹蓼様」
「……ん、いやなんでもない。それより露天風呂の用意は大丈夫だろうか?」
 そう問われて困惑したように首を傾げた少女の後ろで、ソファに座っていた女性が足を組んで答えた。
「さっき犹藍が確認しに行ったわよ。ねぇそれより“総王”側の人たち、遅くない?」
 そう言われてリリョウは壁に掛けられている時間を確認する。そして手元に持った紙に目を通すと、肩を竦めた。
「予約客の受付の終了は17時だ。それまでに着てもらえれば良いが……まだ客が2組だけなら、私達だけでも何とかなるだろう」
「そうだけど……」
「堕夙様は、来る予定になっている九霄様に早く会いたいのですよ」
「ちょ、こらっ谺良那!」
 カラナにくすくす笑いながら本音を言われたタスクは、ほんのりと顔を赤くしてがばりと前屈みになる。それから気まずそうに再びソファにもたれた。
 このまま反論しても墓穴を掘りかねないと思った彼女は視線を彷徨わせて考えた結果、いい話題が見つからなかったのか息を吐いてタスクはカラナを見る。
「そういえば、男手2人しかいないわよ。どうして珀麗は来なかったの」
「お父様はお仕事ができたと。紫水様と犹藍様が居るなら大丈夫だろうと言っていました」
「向こうも男2人なのよ? 九霄は良いけど……もう一人は良く知らないし」
「まぁ、それほど力仕事を必要とすることは無いだろう。私も居るしな」
「ちょっと、ダメよ罹蓼。貴方は真抖のお守りをしてなさいよ」
 タスクにそう言われたリリョウは苦笑気味に笑う。
 溜め息を吐いて肘掛に肘を付いて身体を預けたタスクは、物憂げに目を伏せる。それに困惑顔で2人を見比べたカラナは、小さく礼をして部屋の奥へと移動した。
 ぱさりと紙を机に置き、リリョウは腕を組む。
「仕事の分担も、来なければ話すら始まらないな……」
「早く九霄来ないかしら」
「遅くなってすみません、手伝いに来たものです!」
 突然開いた裏口に、谺良那が驚いて持っていた急須を取り落とす。
 シンクに入っていた陶器の器が、急須にぶつかり甲高い音を響かせる。
「わ、え、お、お手伝いに来られた方ですか?」
「どうした、谺良那!」
 陶器の割れる音に驚いたらしい罹蓼が顔を覗かせる。そして裏口から入ってきたらしい5人を見て、安心したように息を吐いた。
「驚かすな、君に何かあったら私が君の父親に怒られてしまう」
「ご、ごめんなさい」
「君達が手伝いの人だね。仕事の分担の話しをしたいから、取り敢えず入ってもらえるか?」
 そう言うと、罹蓼は5人を招き入れる。
 堕夙は待ちくたびれたのか、ソファで寝ている。
〜〜 打ち合わせ投下 〜〜

 陶器の割れる音を聞き、先頭に立っていた青年が慌てたように谺良那の元へと駆け寄った。
「す、すみません。驚かすつもりは無かったんです」
 割れ物を片付けようとするその手を、困ったように眉をハの字にした谺良那が止める。そして青年の顔を見上げるようにすると、困惑を隠せない笑顔で首を振った。
「大丈夫ですから、気にしないで下さい。それよりみなさん、奥の部屋へどうぞ」
 あわあわと慌てている青年の後ろでどうしよう、という表情のまま立ち尽くす他の4人に、谺良那が申し訳ないと言いたそうな表情で声を掛ける。それを聞いて谺良那の様子を見ていた罹蓼が、思い出したように4人を見る。
 青年と谺良那の遣り取りを見ていた妃嫣が、「じゃあ、」と声を上げた。
「私たちは先にあちらへ行っているわ」
 戸を押さえている罹蓼に軽く頭を下げて部屋の中へ入っていく妃嫣達の横で、綺羅が谺良那の手を押し返すようにしながら首を振る。
「え、でも、片付けますよ。驚かせた上に、もし怪我してしまったら悪いですし」
「大丈夫ですから……」
 自分のミスなのに知らない相手の手を煩わしたくないと、青年の手を押さえる谺良那と、それでもと無理に手伝おうとしている青年を見て、妃嫣達を部屋へ通した罹蓼が腰に手を当て、息を吐いた。
「綺羅、君も来てくれないと分担が決めれない。こっちに来なさい」
「あ……俺ならなんでもやりますから、そちらで決めて下さって構わないです。
「……綺羅。協力的でない、と蓼抖に言う事になるが?」
 それまでの遣り取りと、その前に多少遅れてきたという事もあってか、罹蓼が多少の怒気をはらんだ声で言う。しかしその表情はにっこりと笑顔を貼り付けている状態で、怒られているわけでもない谺良那が引き攣った笑みを罹蓼に向けた。
 見れば綺羅と呼ばれた青年の方も、暑いわけでも無いのに額から頬へと一筋の汗が流れ落ちるのが見える。そして言葉を捜すように視線を泳がせた。
「……」
「分かったのなら此方へ来なさい。谺良那、手を切らないように気をつけなさい」
 罹蓼の言葉で綺羅が手を引いたのにほっとした谺良那が、笑顔で頷く。
「はい。そんなに割れてないので大丈夫です。お茶、用意して持って行きますね」
 少女の言葉に微笑で「頼むよ」と言うと、罹蓼はしぶしぶといった様子で脇を通ろうとする綺羅を迎え入れる。
「……脅しなんて卑怯です」
「谺良那と君はここでは同じ立場だ。彼女の仕事を奪う方がどうかと思うが?」
 ぱたんと戸を閉めると罹蓼は人数を確認して、フロント側の壁に面している机へと向かった。そして机の上に置いてあった紙を持って振り返ると、ソファで眠っている堕夙の姿が目に入り苦笑する。
「これでとりあえずは揃ったか……堕夙は寝ているのか?」
「……堕夙」
 背の高い男性がソファの横に膝を付き、小さく呼ぶ。その声に堕夙は薄っすらと目を開けるが、すぐに閉じてしまう。あまりにもすぐの事だったためか、九霄がそれに気付いた様子は無い。それどころか熟睡していると勘違いをした様子だ。
 そのソファの後ろで、むっすりとした表情の綺羅が不貞腐れた声で罹蓼へ不満を漏らした。
「……破片で怪我をしないようにするのは男の役目です」
「それは関係無いだろう」
 きっぱりとそう返し、罹蓼は堕夙が眠っているソファの向かいのソファに腰を下ろす。だが綺羅の不満げな雰囲気に溜め息を吐くと、腕を組んで青年を見た。
「……後で、蓼抖に伝えておこう」
「えっ……」
 それほどまでに蓼抖が怖いのか、と内心思いながらそれを表情に出さず、微妙に怒っているような雰囲気を意図的に出して罹蓼は再び溜め息を吐いた。自分の言葉にさっと血の気が引いた表情になった綺羅から視線を外すと、彼は次に他のメンバーの様子を観察する。そしてきょろきょろと周りを見ている唯萪に気付くと、罹蓼は「どうした?」と尋ねた。
 部屋の内装を見回していた彼女は、罹蓼に尋ねられると挨拶の変わりにぺこりと小さく頭を下げる。
「あの、ここは事務所……ですか?」
「あぁ……ここは事務所兼休憩所だ。仕事の合間にここで休んでくれればいい」
「はい。わかりました」
「それで、とりあえずこちら側のメンバーは大体の割り振りをしてあるが──」
「毛布か、仮眠用ベッドはあるだろうか?」
 周りの声が聞こえていないのか、堕夙がすっかり眠っていると思ったらしい九霄が、罹蓼の方を向きそう尋ねる。それに罹蓼は、堕夙の様子を見て苦笑した。不貞腐れているかのように、僅かに頬が膨れているのが見て取れたからだろう。
 九霄に対して首を振ると、彼はしょうがない子だ、と言いたそうに笑みを浮かべる。
「ここにはないな。堕夙は不貞寝をしているだけだから気にするな」
「……そうなのか」
「それじゃあ、私達は何をすればいいのかしら」
「あぁ、それだが──」
 九霄が自身の上着を堕夙に掛けるのを微笑ましく見守っていた罹蓼は、妃嫣の言葉に思い出したように持っていた紙をテーブルの上へと差し出す。
「とりあえず旅館の簡易時刻割りだが、こんな感じだ。割り振りとしては、客室や大浴場の見回りをするのと、外の遊歩道の見回りと……あとは料理を作る者が数人」
「なるほど……」
 紙を覗き込む女性陣3人の後ろで、綺羅が相変わらず落ち込んでいるのが見え、罹蓼はそっと苦笑した。
「……いらない」
 上着を掛けられた事に気が付いたらしい堕夙が、突然ぼそりと呟く。どうやら本気で拗ねているらしい。
 それを聞いた九霄が黙ってその頭を撫でる。その様子を見るに、どうもこの2人には周囲の声が聞こえていないようだ。
「……遅い」
「……すまん」
「…………知らない」
 未だ不貞腐れたままの堕夙は、そう言うとぷいっと顔を背ける。それを見た九霄は困ったような表情になり、その頬を撫でる。
 その様子をちらりと確認しながら、罹蓼は妃嫣達と向かい合って話を進める。
「こちらは、紗懶が夜間の担当する事になった。外の見回りは犹藍という者だ」
「すまん、堕夙」
「こちらはこちらで担当を決めた方がいいのかしら? そちらの希望とか」
 妃嫣の言葉に首を振り、彼は手を組んで相手を見る。
「基本的にそちらの意思を尊重するよ。互いに同人数で担当を割り振ってもらいたいが」
「……部屋、別にしてもらったからね」
「そうか……」
 残念そうな九霄の声に、ふと数人が視線を向ける。けれど入りにくい空気が既に出来上がってしまっているためか、やはり誰も突っ込もうとしない。
 小さな溜め息を付き、妃嫣は腕を組んで片手を頬に当てる。
「そうね……じゃぁ……男性2人は力仕事とかそういう関係で、唯萪ちゃんたちは中のお仕事で何かさせてもらったほうがいいかしら」
「……だってこなかったじゃない」
「まぁ……そうだな」
「すまん、主の説得に手間取って遅れてしまった」
 罹蓼の答えに、妃嫣は少し考えて小さく首を振る。
「特に細かい希望は無いわ」
「…………あの居候、帰ったら殴って良いかしら」
「こら……」
 堕夙が背けていた顔を戻す。そして九霄が苦笑しているのを見て、頬を膨らませた。
「さっさと帰ればいいのに」
 再び罹蓼がちらりと2人を見る。所々で打ち合わせに割り込む2人に対して、だんだんその見る目が冷たくなってきているのは、気の所為では無いだろう。
 立ち上がり再び机へと向かった罹蓼は、また別の紙を手に取るとそのまま振り向き机に寄りかかる。
「ふむ……では、まず夜間の担当を……夜食を誰が作るか決めようか。まぁ夜中に来るのは早々居ないだろうが、何かあった時のためにそれを兼ねて此処に待機する者を」
「そうなると私か、唯萪か綺羅かしら」
「……夜遅くは寝ちゃうです……」
 しょんぼりとしながらの涼音の言葉に罹蓼が苦笑する。
「では唯萪で、どうだろうか?」
「はい。わかりました。夜間担当ですね」
「唯萪で決定ね」
 笑顔で唯萪が頷くと、妃嫣も「お願いね」と言いながら微笑んだ。その遣り取りに口元に笑みを浮かべた罹蓼は、再び手元の紙へと視線をおろす。
 九霄の小さな溜め息が聞こえた。
「……程ほどにしないとまた泣く」
「あとは……屋内の見回りだが、客室の掃除の最終確認や大浴場の見回りをしてもらう事になるな。ここは男女1人ずつだな」
「となると、どちらがいいのかしら」
 妃嫣が綺羅と九霄を見ながら言うと、罹蓼は腕を組んで息を吐いた。
「……外回りは、熊も出る事があるのでそれなりに出来る者が良いと思うのだが……となれば、綺羅が屋内で良いのではないだろうか」
 どう見ても綺羅よりも九霄の方が動けるだろう、と罹蓼が判断して言うと、綺羅が「熊」という単語に僅かに表情を引き攣らせた。
 2人の世界に浸っている堕夙が身を起こす。そろそろ戻ってくるか、と罹蓼が思ったのも束の間、むっすりとした表情のまま堕夙は斜め下へと視線を落とした。
「女々しいわよね」
 不貞腐れて言いたい放題の堕夙に、九霄はただ苦笑で返すしか無いらしい。機嫌をとるようにその頭を撫でながら、「仕方が無いだろう」と言う。
「昔から、そういう面も持っていたからな」
「むぅ……」
 妃嫣が九霄と綺羅を見比べ、うんうんと頷く。
「くま……」
「じゃあ、決まりね」
「相手にしたいか? 熊」
「……ででで出来なくもないですが、中でいいです」
 小さな「くま」という呟きが聞こえたのか、罹蓼が意地悪にそう問う。それに綺羅はあわわと両手を振って拒否を示した。
 それからわざとらしく溜め息を吐くと、罹蓼はようやく九霄と堕夙へと視線を向ける。こうなる事は分かっていただろうに、今更ながら何故この2人は夫婦で手伝いに寄越されたのかと罹蓼は頭を抱えたい気分だ。
「……堕夙、九霄。いい加減2人の世界から戻ってきなさい」
「きゃっ……あ、ごめんなさい」
「……すまない」
 罹蓼の言葉にはっとした堕夙が、慌てたようにソファに座りなおす。その隣で九霄は申し訳なさそうに頭を下げた。

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