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網膜脈絡膜萎縮、カラコン、失明コミュの未熟児網膜症

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未熟児網膜症の原因

未熟児網膜症(ROP)とは、眼の網膜にある微小な血管が異常に成長する病気で、網膜や網膜の血管の未熟性を原因とした網膜の病気です。
未熟児網膜症は、血管増殖性病変で、重症例では網膜剥離となり重度の視力障害を生じます。未熟児網膜症は未熟児によく起こり、網膜の出血や混濁などの症状が出ます。
網膜の血管は酸素不足を解消するために、血管を伸ばして酸素を供給しなければならないのですが、延びるべき血管が閉塞してしまっているために、その周囲から新生血管が周囲に向かって伸びて行きます。
この新生血管は非常にもろく破れやすいので、出血をしたり、重症例では、伸びていくときに、線維性の組織を伴って伸びてゆくので、これが収縮して網膜を引っ張り網膜剥離を起こして失明することもあります。
未熟児網膜症は網膜血管および網膜組織の代謝系が未熟であることを基盤とし、不適切な酸素投与、過剰な水分、感染などのさまざまな危険因子が関係しているといわれています。

未熟児網膜症は網膜の血管の未熟性に基づく疾患です。在胎週数34週未満、出生体重が1800g未満の低出生体重児に起こり易く、生後3〜6週ごろ発症します。
ヒトの眼は妊娠第3週ころにできはじめ、眼球の形がほぼ完成するのが7週ごろです。光の刺激を脳に伝える神経の膜である網膜もこの時期には形成されており、そこから伸びる視神経も神経管を伝って大脳にまで到達していますが、網膜を養う血管は妊娠16週以降に視神経乳頭部から網膜の外側へと発達し始めます。
この視神経乳頭部は中央よりやや鼻側にあり、鼻側の網膜血管は妊娠第8ヶ月くらいには網膜の端まで発達し終わりますが、耳側の網膜血管は長いため9ヶ月以降にならないと発達し終わらないです。胎児が予定より早く生まれてしまったため、網膜血管の発達が終わっていない為に生じます。
高濃度の酸素はこれから伸びていこうとする網膜の血管を収縮させます。これがある程度以上続くと血管の先端部が閉塞してしまいます。高濃度の酸素の投与も要因の1つですがこれだけが原因ではないです。子宮の中から体外にでるだけで、赤ちゃんがさらされる酸素の濃度は2〜3倍になります。これだけでもまだ発達途中だった網膜の血管は収縮します。
未熟児の場合多くは保育器の中で高濃度の酸素が投与されるのでさらに血管が収縮し、閉塞を起こしてしまうわけです。保育器の中にいる間は高濃度の酸素のために、血管が閉塞しても、酸素は十分行き渡り、血管ができていない部分の網膜も酸素が足りている状態になります。しかし、酸素の投与がなくなると、血管のない部分の網膜は酸欠状態になってしまいます。
したがって多くは耳側の網膜に病変が起こます。未熟児に保育器で多量の酸素補給をすることが原因でした。かつて乳児の失明の一大原因でしたが、原因が判明して、酸素を控えるようになり、発症は減少しました。

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