コミュニケーションサロンnicoコミュのnicoコラム☆校長自慢

ナッツの通う中学校は、なんといっても校長先生が名物です。
民間から登用された先生なので、考え方が実に面白い。
公立校とは思えない、ユニークな教育を実践してくれています。

そんな校長先生のお話を聞いていて、ちょっと感激したこと。

中学校1年生というのは、特に男子に揉め事が発生しやすいそう。
権力争いや、お互いを試す場面が多く、うちの学校では
日々アチコチでつかみ合い、殴り合いのケンカが勃発。
（ケンカなんて見たこともないナッツは大喜び！）

いわゆるそういった「トラブル」のことを
校長先生は「ドラマ」と言い換えて話の中に織り交ぜるのです。

「昨日も二つのクラスで派手なドラマがありまして」

「中1はドラマの連続ですよ、まだまだこれからが見物です」

「いろんなドラマが起こりますけど、私たちも本気で向き合うことで
ドラマを学びに変えていくことが出来ると思ってます」

などと、自信に満ちた笑顔でお話しされる。

「野球部の都大会進出をかけた決勝戦はドラマでした！」
とも使うので、先生の中では「日々起こるケンカ」と「野球部の感動の決勝戦」は
同じカテゴリーにあることなんだな、って思います。

小学校でも中学校でも、ケンカが多かったり不真面目な生徒がいたりすると
「トラブル」「問題児」って眉をひそめるじゃないですか。

でもうちの校長先生は違う。
こうした人間くさいドラマが大事で、それを学びや気づきに変えて
行くのが教師の仕事だって考えていらっしゃる。

保護者からも絶大な信頼と人気がある校長先生。
どーーーんと大きく構えて、ドラマティックな子どもたちの育ちを
根っから楽しんでる。

我が家でもこれからどんなドラマが起こるか分からないけれど
成長の瞬間を大いに楽しみたいな、って思います♪