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戦略・情報研究会(東京/京都)コミュの河添先生のご講和「エリート」2・13

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以下河添さんの許可を得て、掲載します。

まず何より最初に久野さんはじめ(いつもながらの)「企画力」を中心と
した幹事ぶりに感謝。
海上知明さん(の環境問題)に続き「エリート教育」という本当に大事なテーマ。

河添恵子さんの快刀乱麻。小気味の良いほどのお話に感心しました。

1) 例によって沢山コメント、論点はあるのですが、ご近著「エリートの条件」(学研新書)の
「リーダー力はスピーチ力」が、(ビジネス)英語教育の隅にいる私には
最大の関心事であり、賛同するところです。
男女4人の子供を日本およびNY両方で小学校、大学を教育を施した私に
とっては文中のNYにおける子供たちの「Show&Tell」=(何かを見て、それに
ついて話す)という「自己アピール訓練」に彼我の差を大いに感じます。

ご指摘の「百点知識型とゼロ志向型の教育環境」が最大のポイントです。
日本の教育では「暗記」を中心に「決まってる答」を探させる。方や
アメリカ的には「答が決まってない命題」について自分の意見を発表させる。
この差は大きいー。

重要な例として、次項でも述べる英語教育の判定TOEICは日本と韓国が大部分なのに
「国際基準」とPRしている。
http://allabout.co.jp/study/toeic/closeup/CU20021212A/index.htm
これは「テスト対策」勉強で点数が上がります。しかし、高得点でも
きちんとOutput (話す、書く)ができない人が多いという事実。
http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2009/08/toeic_9.html
http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2006/07/toeic_2.html

2)そして問題の「英語教育」。ことに侃々諤々の小学校英語教育。
会場からも出た如く、「英語を教える前に、日本語をまずきちんと教育さすべき」という論が強い。
しかし、これは「英語を教えたら日本語がきちんとできない」ということは
ないというご主張に私も(経験的に)賛同します。
これも会場からでた「日本国民の中で、グローバル化に関係する率(%)は
多くない」という説には、私は賛成できません。
日産自動車の例を典型に「ある日、突然外資系になってた」ということが
これからは多くなるでしょう。
「英語が人生そのものを左右する」というインドでの教育例は示唆的です。

上記「百点知識型かゼロ志向型か」や「日本語か
英語力か」にしても、どうしても「二者択一」論になりがちですが、
ご著書の中でご指摘の通り、これは「どちらの傾向がより強い」という言い方が
正しい。どちらか片方だけ、ということはあり得ない。
そして、いずれの場合にも教育は学校のみではなく、家庭、一般社会においても
同時並行でなければならない、というのは言を待ちません。

3)さて、質問をしようと思ってたのがトヨタのリコール
問題についての豊田社長の英語による記者会見。
終始、通訳を通じてやるべきだったのですが、外人記者から「英語でやってくれ」と
言われて、豊田社長は急遽英語で答えました。
これが「裏目」に出て、米メディアでたたかれました。
ことは「公聴会」にまで発展してるので、深刻です。
http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2010/02/post_673.html

私も含めた日本人からすれば「カタコトでもブロークンでも
社長みずから誠意を示そうとしてるのだ」と同情、支援を
したくなります。
http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2010/02/post_674.html#more

しかし、(メディアを含めて)そういう相手ではない、というのが現実です。
長い中東ビジネスから転職、私が初めて「憧れのアメリカ」に
家族を連れて赴任したのは1992年、もう、50路でした。

見るもの聞くこと、文化の違いに驚いたものでした。
その時読んだ本が忘れられない。
「誠意の通じない国(=アメリカ)」
http://www.nikkeibook.com/writer/65/

つまり、我々の感覚では契約書の最後に「不測の事態が生じた時には
双方誠意をもってその解決にあたる」と入れる。

しかし、アメリカでは「誠意をもって解決に当たる」
ということが理解されない、ということ。
私には強烈なインパクトでした。
今、サイトで見たら、著者(面識はありません)は
トヨタの特許管理部におられたとのこと。

素晴らしいアメリカ。でも大っきらい。
でもやっぱり好き。本当に不思議な思いです。

以上、駄弁になりましたが、重要問題です。

最後に、これもご指摘のあったごとく、もっとも重要なのは「倫理」「道徳」教育と
私も主張します。

懇親会でも話がでたのですが、ぜひ「第二ラウンド」開催を希望します。

  浜地道雄
http://www.eigokyoikunews.com/columns/global_business/

コメント(1)


ps
同時に拝読した河添さんの「中国人とは愛を語れない!」
(モノマネとニセモノの拝金主義者たし)。
いやあ、強烈ですね。
となると「誇れる日本(人)像」は?ということになります。
丁度、昨日、その前に「第14回菜の花忌」(司馬遼太郎)に行って
きました。
http://www.shibazaidan.or.jp/21topics/14thnanohanakiboshuu.html
意義深いシンポジウムでしたが、満員の聴衆はオジサン、オバサンばかり。
もっと若い人に参加、理解して欲しい。

司馬遼太郎の「文明」「文化」論を拙文で引用しました。
http://www.iist.or.jp/wf/magazine/0375/0375_J.html

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