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すでに御存じの方があったかも知れませんが。最近知りました。

末盛千枝子さんの人生って大変なそして大切な人生だと思いました。

朝日新聞夕刊 2011年9月5日(月)
語る人
被災地に絵本を贈る
 生きることのかなしみも、よろこびも、美しさも教えてくれる。震災後、絵本の力が改めて見直されている。被災地に絵本を届ける活動を続ける「3・11絵本プロジェクトいわて」代表で、絵本編集者の末盛千枝子さん(70)に聞いた。

――優れた絵本はすべての人の心に届くと実感したそうですね。

 「スタッフが絵本を携えて沿岸部を訪れた時、津波で自宅を流された幼い子が、いつも読んでもらっていた絵本を見つけて、指差して喜んだそうです。『はらぺこあおむし』や『100万回生きたねこ』などの定番は大人気。小学生も、『ハリーポッター』シリーズを抱きしめて帰ります」
 「お母さんたちも、ふだん読み聞かせをしていた絵本に再会すると、ほっとした顔になる。衣食住はもちろん大切ですが、希望を持ち続けるために、今こそ絵本や詩の出番です」

――絵本プロジェクトについて教えてください。

 「私にできることは何かと考えました。絵本や児童書の提供を呼びかけたところ、全国から23万冊が寄せられ、延べ2千人以上のボランティアが携わっています。『自分にもできることがあり、うれしい』との手紙が添えられた本も多く、被災地を支える側の思いを受け止められたのも大きな喜びでした」
 「きめ細かく回れるよう、軽トラックの荷台を本棚に改造した『えほんカー』を6台、寄付や助成金でつくりました。被災地への寄贈を進めていきます」

――昨年、約40年暮らした東京から、岩手県八幡平市に移り住んだのですね。

 「岩手県は父(彫刻家の故・舟越保武氏)の出身地。私も子ども時代を過ごし、盛岡でカトリックの洗礼を受けました。今の家は、晩年の父が夏を過ごしたお気に入りの場所でした」
 「ただ、移ってきたのは、そうせざるを得なかったからです。出版社のすえもりブックスが経営難に陥り、東京の自宅を手放しました。七転八倒しましたが、ある日『そのようにしなさい、ということなのか』と思えたら、決心がつきました」
 「16年前に再婚し、脳出血の後遺症でリハビリ中の夫と、脊髄損傷で車いす生活の長男と一緒です。2人はここの暮らしを気に入ってくれました。移ってすぐに長男にこぶし大の結石が見つかり、手術後、何年ぶりかと思うような笑顔を見せました。目が行き届き、人の心が通いやすい暮らしの規模があるのではと考えさせられています」

――そして震災が。

 「いま岩手にいるのは不思議な巡り合わせかもしれません。私自身、6歳の時に8ヶ月の弟を病で、20代で親しい友人を事故で失うなど、悲しい別れを経験してきました。42歳の時には2人の幼い子を残して、夫が突然の病で亡くなりました」
 「遠藤周作さんに言われた、『人と人との出会いは、必ずその痕跡を残す』との言葉が強く心に残っています。なぜ死んだのかと嘆くばかりでは、亡くなった人も無念でしょう。私は、彼らから、たいまつを引き継いでいると思っています。それが、生きる時間を与えられている者の責任だと思うのです」
 「悲しみを抱えた魂に、寄り添い、一歩を踏み出す力をくれたのが、絵本でした。優れた絵本には、悲しみのひとはけと希望があるのです。いま一度、その力を多くの人に伝えたいと思います」(聞き手・小川雪)

コメント(1)

こんなミクシィの言葉のない絵本について記事がありました。
私はトミーデパオラの『かりうどとどうぶつ』が良かったです。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2402319&media_id=147&from=ranking

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