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アイドルマスター百合SS投稿場コミュのかるーあ:1話完結物語うp場

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一話で完結する物語をあげていきます。行進はゆっくりとマイペースで…

コメント(31)

とりあえず一本目









もうこれで何度目だろう。

彼女が飲んだあとの湯飲みに、隠れてこっそりと、くちづけをするのは。


彼女は友達だ。それもこの事務所では一番の。親友と言ってもいい。同じ歳な上に、事務所に入ったのも同期。同じユニットのメンバーでもある。

ただ私と彼女では決定的にちがうものがある。

それは私が彼女に抱くこの感情と、彼女が私に抱いているであろう感情。

それはきっと、恐らく、イコールではない。

イコールには成り得ない。

どちらも好きに変わりは無い。なのにその好きは決して交わらない、好き。


いつからだろうか。

容姿のかっこよさとは裏腹に見え隠れする彼女の可愛らしさ、女性らしさが堪らないほど愛しく、大切で、そして自分の劣情を激しく掻き立てる…そんなふうに感じるようになったのは。

いつからだろうか。

また次にこの事務所で彼女に逢えるまでの一週間が、長く長く、牢に囚われてしまったかのように自分の心を重く、暗く閉ざすのをはっきりと感じるようになったのは。

いつからだろうか。

彼女を自分だけのものにしたい欲求を、確実に、それもかなりの強さで認識するようになったのは。

いつからだろうか。

こうして彼女の唇が当っていた部分に自分の唇をあてることに、我慢出来ないほどの昂りを、圧倒的な倒錯感を、そして…一瞬ながらズキリと痛む罪悪感を感じるようになったのは。


初めは純粋な憧れだったと思う。

類い稀な運動神経とそれに甘んじる事無く努力するひたむきな姿。飾らない人柄。物怖じせず、どんな相手にもはっきりと『自分』を通す強さ。そして、ひとに分け隔てなく接する優しさ。

私が『なりたい私』と描いていた像。それを彼女は目の前ではっきりと体現してみせた。彼女自身が意識的にそうしてはいないことが、余計に私の瞳には眩しく映った。それが。


しばらく前から、一緒のレッスンが終わった後必ずと言って良いほど、彼女は私が淹れるお茶を飲むようになった。それも熱い日本茶を。

冷たい水やスポーツドリンクを飲む事もあるけれど、私が淹れた熱いお茶を彼女は好んだ。


『雪歩が淹れてくれたお茶って、雪歩の"お疲れ様!"って気持ちが一緒に入ってるみたいですっごく元気になるんだ』


そう言いながら、彼女は滝のように流れる汗をタオルで拭い、ふうふうと言いながらお茶を飲んだ。そんな彼女を見ている時、私はとても幸せだ。

オーディションに受かることより、『アイドル萩原雪歩』が世間の人々に知られることより、トップアイドルに近付くことより、どんなことよりも幸せなのだ。


彼女とは反対に、私はあまり汗をかかない。それどころか、幼い頃からどんなに激しく動いてみても、暑い日差しを浴びていても、何とは無しに少し肌寒かった。それを仲間達や事務所の大人に告げてからは、『儚げ』だとか、『守ってあげたくなる』だとか、『清楚な雪歩らしい』だとか、色々なメージを語られるようになった。


でも。

そんなものは彼等彼女等の勘違いだ。

本当の私は。

彼女が使った湯飲みに唇を重ね、舌を這わすこの行為に、どうしようもないくらい身体を熱くしている。

胸が、下腹部が、ズキズキとひどく甘く、疼く。

真っ当な女の子ならば間違なくこんなことはしない。私だって普段なら絶対にしない。

でも、彼女だから。
ほかの誰でもなく、彼女だから。


きっと私は少し病んでいるのだろう。

男の人は前から苦手だった。男性の担当プロデューサーがついて久しい今も苦手なことに変わりはない。初対面の人も苦手だった。誰かを好きになったのも、覚えている限りはこれが初めてだ。


それでも、否、だからこそ、これ程までに強く強く彼女が欲しいのだと思う。初めて自分から誰かを、自分ではない『他人』を明確に、手に入れたい。誰の目にも触れさせず、私の、私だけのものに。


真ちゃん――。



『おーい、雪歩ーっ!そろそろ支度しないと、おいてっちゃうよ!!』

『あ、うん!もう片付くから、ちょっと待ってね、真ちゃん』


先に着替え終わった彼女が私を呼ぶあの声は、先程感じた罪悪感を再び呼び起こし、そしてそれを少しだけ大きくする。

でも私は、その罪悪感さえも快感に変えて嚥下して、もう一度だけ、湯飲みにくちづけをした。


手早く湯飲みと急須を片付け、いつもと変わらない笑顔を貼り付けてロッカールームに向かう。目の前を通り過ぎる私に彼女は急かすように遅いよもう、とほんの少し意地悪を言った後、早く着替えておいでと優しい笑顔で手を振った。


ロッカールームに入り電気を点けず、私は今の彼女の笑顔を瞼の裏に焼き付ける。あの笑顔はきっと私だけが見られるのだと、私だけに向けられた、私だけの彼女なのだと、意味の無い事を自分に強く言聞かせた。

身体の奥で何かがじわりと、滲み出すのを感じた。


私はきっと、少しだけ病んでいる。

檸檬ティーな彼女







いくらコートにマフラーとニット帽で完璧に固めても、流石にこの寒さは堪えると、真が広場の噴水前から近くの喫茶店へと移動したのは、約束の時間から三十分程過ぎてからだった。


今年は例年に無く雪の日が多い。たった一晩の、3センチ程度の積雪で大混乱する都会の交通機関はとうの昔にお手上げ状態で、電車はここ数日平常時の三〜四割程度の本数しか走っていない。


きっと時間に厳しい彼女がこんなに遅れるのはそのせいで、先程からなかなか返信が来ないのも、どの電車も携帯を取り出すことすら出来ない位混んでいるからだろう。そんなことを考えながら、真は店の窓際の一番奥の席に腰掛けた。


高ぶる気持ちを抑え、自分とそう歳の違わないであろうウエイトレスに『ホットのレモンティーを』と、努めて普通の声音で注文する。ウエイトレスはアイドルである真に気付いたらしく一瞬だけ驚いた表情をしたが、すぐに接客用の笑顔を貼り付け直して『かしこまりました』と応えると、カウンターの奥に戻っていった。


今日はクリスマスイヴである。街を包むメロディは一様に賑やかで、年に一度の特別な雰囲気を作り出す。店内もそれに伴って普段よりも可愛らしく姿を変え、入口に置かれた1.5メートルほどあるやや大きなクリスマスツリーには、雪を模して着けられた綿や、星や長靴、球体や立方体をした様々な形の装飾が吊されていた。


今頃クリスマスイベントに生放送特番にと他の仲間達は忙しく飛び回っていることだろう。朝から簡単なミーティングとレッスンだけだった真は、皆に口でだけ『頑張ってね!』などと応援をしつつも、本当は、珍しく彼女のオフと自分の午後半休が重なったのを口実に、半ば無理矢理とりつけた今夜のデートの事で頭がいっぱいだった。


計画はオーソドックスに。
いつもより少し洒落たブティックで洋服を見て、管楽器のコンサートを聴き、夕食はちょっと豪華にフレンチのディナーコースを。勿論お酒は飲めないけれど、精一杯普段より大人なフリをする。滅多に穿かないスカートをクロゼットから引っ張り出し、仕事以外ではまずしないメイクもうっすらと。桜色をしたグロスのひかれた唇が、まるで自分のものでは無いように艶っぽく見えるのがなんとも気恥ずかしい。


自分のこんな姿をみたら彼女はいったいどんな反応をするだろうか。『良く似合っているわ』と、あの透き通る様な声で褒めてくれるだろうか。


クリスマスの夜には、恋する女の子ならば誰しも考えるであろう普通の事。けれど、街を満たす不思議な高揚感に当てられた少女達の気持ちはふわふわと、まるで辺りの景色を白く染める粉雪のように、高く高く舞い上がっていく。それはアイドルであっても等しく変わらない。


運ばれてきた熱い紅茶に浮かべた檸檬をティースプーンでつつきながら、何の気なしに真は携帯電話を開いた。その瞬間画面に踊る『新着メール一件』の文字と、それから一拍遅れて振動するバイブレーション。ただそれだけで熱くなる顔に、真は、自分でも驚くほど待ち焦がれていたのだと気付かされた。


『今駅に着きました。遅くなってしまってごめんなさい』


彼女は事務所の他の仲間達と違って絵文字を使わない。けれど普段通りのその無機質な短い文章を通して、申し訳なさそうな顔をしながら改札を走り抜ける彼女の姿が思い浮かぶと、真は笑みが止まらなかった。


いつもクールで無口で少し頑固で、それでいてひどく繊細で優しい彼女。渋味も苦味も酸味もあるのに、温かくて甘い甘いこのレモンティーに、彼女はどこか似ている気がした。


メールに『すぐ近くの喫茶店に入ってるよ』と短く書き込む。寒い中走ってくる彼女にもこのカップの温かさが届きますように。そんなことを願いながら、真は送信ボタンを押した。外は雪が幾分弱まり、西の空の一部は雲が溶けてなくなっていた。


間も無く夜に沈む街。その紺とも橙とも取れる色の中、人並みを縫うように駆けて来る姿が見える。舞い落ちる白銀の粒と同じ真っ白なコートに身を包み、それとは対照的な藍色めいた黒髪をやや乱しながら、想像通りの顔が真を探していた。


彼女と目が逢ったような気がして心臓がドキリと大きな音立てる。数秒の後にそれに負けない音で来客を報せる店のベルが鳴ると、白い頬をやや紅色に染めた彼女の姿が今度は間近に見えた。


自分が満面の笑みを浮かべている事を自覚しながら、真は普段のお返しとばかりに優しい意地悪を言ってやる事にした。きっと彼女は額面通り言葉を受けとって申し訳なさそうにするのだろう。


『もぉ遅いよ千早!』

『ご、ごめんなさい、真』


言葉と同時に頭を下げる彼女に合わせて、先程より少し冷めたカップの中に浮かぶ檸檬が申し訳なさそうに、静かに揺れていた。

夜明け前に






瞼を開ける。


『目が醒めた』という感覚が曖昧なのは、視界に捉えるものが黒く染め上げられたままで幾らも変わらないからだろうか。呼吸に合わせて動く空気の匂いだけが、ここは自分の部屋なのだと私に教えた。


顔を少しだけ右に動かして枕元に置かれた目覚し時計を見る。デジタルの文字盤には4:07と表示されていた。真夜中というほどではないけれど、もう朝とするには些か早過ぎるな、と思う。普段仕事に出る日だってもうしばらくは意識を何処かに手放している。そんな時間だ。


いつから寝ていたのか、というよりもいつこの部屋に戻ってきたのかわからないが、酷く喉が乾いている事と寝汗で首筋や背中がべたべたと気持ち悪いことがやや不快だ。


暗闇に少しずつ慣れてきた目に映るのは、いつも見ているそう高くはない天井と、カーテンの僅かな隙間から見える濃紺とも濃紫とも言える色を湛えた窓。通りの街灯を反射してか、そこにびっしりと付着している微細な水滴が青白く光っていた。

雨が降った後らしい。音の閉じている室内に微かに聴こえるのは、遠慮がちに加湿と暖房を繰り返すエアコンの音と、外を車が通る度にタイヤが濡れた路面を滑る音だけだった。


景色と音が少しずつ私の意識と身体を繋いでいく。額に右腕を乗せると、前髪がやや湿っている事に気付いた。誰が乗せてくれたのだろうか、枕元に濡れたタオルがずり落ちていた。


何気なく先程とは反対方向にゆっくりと頭を動かす。

ぼやけていた視界は既にはっきりと物の形を判別できるくらい暗闇に慣れている。そこから私の目に飛び込んできたのは、ベッドの縁に突っ伏した態勢ですうすうと規則正しく寝息を立てる見慣れた人物だった。


高槻やよい


事務員の仲間。同じユニットのメンバー。そして私の――。


何故彼女が、という僅かな思巡が全てを思い出させた。私は昨日、オーディション帰りの車の中で意識を失ったのだ。気分が悪くなってから周りが見えなくなるまでかなり早かった事を覚えているし、そのとき隣りに座っていた彼女や、運転席のプロデューサーが私の名前を呼ぶ声が聞こえていた事も思い出した。


部屋の数少ない家具であるガラステーブルの上に洗面器が置かれているのが見える。そうか、彼女がわざわざ看病してくれていたのか。


『あ…ちはやさぁん。からだの具合はどうですか?』


不意に彼女も目を覚ます。

寝ぼけ眼をこすりながらそう尋ねてくる彼女の頭を、もう大丈夫よと言いながら撫でる。ついでに乱れた前髪を手櫛で整えてあげると、彼女はいつもの元気な笑顔とは違ったふわふわとした微笑みを浮かべた。


『えへへ…でもわたしびっくりしちゃいました。オーディション中はぜんぜんいつも通りのちはやさんだったのに、車の中で急に私の膝の上に倒れてきて。プロデューサーといっしょに病院へ連れていったり、ここまで運んだりしてる間もちっとも目を覚まさなくて…』

『そう、そんなことが…』


私に気遣ってか普段よりも心持ちゆっくりと話してくれる彼女は、二つ年下なのにどこか大人びて見える。きっと弟妹達が熱を出したりしたら、今と同じように一生懸命に、そして優しく看病するのだろう。


いつか私が只一人の弟に同じようにしたとき。彼の目に、私はこんな風に映っていたのだろうか。そんな過去に眠る寂寞とした棘が私の胸を刺したけれど、瞬きをしながら穏やかな表情でこちらを見つめるやよいのおかげで、驚く程痛みは小さかった。


『まだムリしちゃだめですよ?』

『ええ分かってるわ、ありがとう』


ほんの短い会話のあと。

『…ねえ、やよい』


私は彼女に向かって両腕を延ばす。

一瞬小首を傾げた彼女だったが、すぐに私の意図を理解したらしい。はにかむように笑った後、トレードマークでもある二つに束ねた髪を解き、ご丁寧におじゃましますと挨拶までしてベッドに上がってきた。

お姉さん然とした彼女はどこへやら。その姿は歳相応の愛らしさが溢れる、いつものやよいに戻っていた。


延ばした左腕にちょこんと頭を乗せ、彼女はお世辞にも豊かとは言えない私の胸に顔を埋める。というか、おでこを当てる。我ながらせめてもう少しふくよかだったらなと思いつつ、満足げな顔の彼女を静かに抱きよせた。


『まだ早いから、もう少しやすみましょう』

『はぁい』


そうして幾らも経たないうちに、夜明け前の幼い太陽は再び寝息を立て始め、今暫くのまどろみの中に還っていった。

白ばんでゆく外を窓越しに見つめながら、次に目を覚ましたらお礼も兼ねてこの小さなお姉さんに朝ご飯を作ってあげようかしら。そんなことを考えながら、静かに瞼を閉じる。


それまで私も、もうすこし眠ろう。

申し訳ありません、どう纏めてもコメント限界の2000文字以下にはなりませんでした。なので自分の日記に上げたものを全体公開にしてありますのでそちらをご覧ください。これから先2000文字以内に纏められたものはこちらにも、ま纏め切れなかったものについてはこのようにしていきます。精進が足りませんな・・・・(汗


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1389060258&owner_id=23430625
では、今回もまとめ切れませんでしたのでこちらからご覧ください。


『彼女は肉食系。』

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1391666733&owner_id=23430625&org_id=1391553484
長くなりがちですね   2010.1.31の日記で


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1402456941&owner_id=23430625
present of snow



「うわぁ!真っ白だね亜美、真美!!」

「ほんとだ、すげー!真実たちこんなたくさん雪降ったの初めて見たかも」

「うんうん!スキー場以外じゃ初めてだよね!」


低気圧がどうだとか、北からの寒気がどうだとか、確かに昨晩の天気予報ではそんな小難しいことを言っていたな、とやよいは思った。

今年一番の冷え込みを記録したらしい街並みは、昨日の昼から降り続いていた雨が夕方には霙に変わり、三人が事務所を出る頃には大雪となっていた。

電車も幹線道路も都会のそれらが本格的な降雪に対応できる筈もなく、迎えを出させる事も危険であるとの判断から、事務所の大人達が一晩彼女達を預かることで保護者側と話がついたようである。三人の他にも自宅が遠い春香や、面倒だからと早々に帰宅する選択肢を捨てた小鳥、今帰すと確実に迷った挙げ句大都会の真ん中で遭難する危険性を指摘されたあずさは、同じように事務所に泊まって夜を明かしていた。


明方に止んだ雪は寒風ですぐに凍り付き、普段の空っ風に耐える姿とはまた違った様相を、三人の笑い声だけが通り抜けて往く街並に現していた。歩道や凍った水溜まりは踏み締めればシャリシャリとも、パキパキとも取れる音を立て、それは雪化粧というよりも白銀の硝子を散りばめたようである。


「亜美も真美も、走ったりしたら危ないよ!」

「大丈夫だよーやよいっち。真美達は毎日ゲームで鍛えてっから!」

「そーそー。はるるんじゃないんだからそうそう転ばないッスよ」

「もう!そんなこと言って、ほんとに転んで痛い思いしたって知らないんだから!」


二人に声を掛けて注意を促しながら、やよいは自宅で待つ妹弟のことを考える。これだけ降り積もれば、恐らく今日は休校だろう。かすみや長介は良いとして、浩太郎や浩二ら、まだ小さい弟達が雪に夢中になってそれこそ転んだりしないだろうか。少しだけそんな心配をしてからもう一度目の前を走り回る双海姉妹を見ると、姉の亜美の方が案の定歩道の真ん中でひっくり返っていた。


「ちょっと亜美、大丈夫!?…もう、気をつけなさいっていったでしょ?」

「うへへ、しっぱいしっぱい」

「やっぱまおちゃんやみきてぃはスゲーってことが分かったね、亜美」

「え?何したの?」

「「トリプルアクセル!!」」


声を合わせてフィギュアスケートの技の名前を言う二人を窘めながら、亜美が怪我をしていないか確認する。こんな路面で転んで手を着こうものなら、彼女の小さくやわらかな掌は傷だらけになってしまうだろう。

だが幸いにも、それはやよいの取り越し苦労だったようだ。いつの間に着けたのだろうか、亜美の両手には黄色に白いポンポンの飾りが付いた手袋が嵌められていた。


「あ、手袋してるんだ。良かったね怪我しなくて」

「うん、それにあったかいし。あんがと、やよいっち」


お尻の辺りをぱんぱんと叩いてから亜美は勢いよく立ち上がる。その横で真美はごそごそと鞄を漁り、何やら取り出そうとしているようだった。


「真美も手袋?」


「んっとねー、真美は手袋おいてきちゃったからこっち」

「お、真美、それあれじゃん。こすだぶちょうじゃん」

「そうそう、こすだぶちょう。亜美は持ってこなかったの?」

「うん、亜美はそっちおいてきちゃった」

「…こ、こすだぶちょう…?」


そう言いながら彼女が取り出したのは、これまた黄色の耳当てだった。ふかふかもこもことしたファーの部分が何とも暖かそうで、きっと手袋と耳当てのセットでひとつなのだろう。それがなんとなくこの仲の良い姉妹の姿のようで、やよいは意味も無く、自分の周りできゃいきゃいと騒ぐ二人の頭を撫でた。不思議そうな顔で見つめてくる二人の頬は、どちらも同じように紅が差していた。


「やよいっちは手袋とか、こすだぶちょうとか、しないの?」


再び歩き始めてから幾らも行かないうちに、亜美はやよいにそう尋ねる。


「んー、まさかこんなに降るなんて全然思わなかったから、今日は持ってないんだ。このマフラーだけ」

「じゃあさ、手つなごーよ?そしたらあったかいよ。ってかつなぎたい。あとちょっとで駅着いちゃうし」

「あ、亜美ずるーい。じゃあ真美は左手ね。へへへっ、真美と亜美のヌクモリティーだよやよいっち。あったかいっしょ?」

「ん、なんだかただの甘えんぼなだけって気もするんだけど…でも、ふたりともありがとね」


昨日とは打って変わって快晴の空に、三人の笑い声が響く。きっとこの雪は夕方には消えてしまうだろう。けれど二人から伝わってくる温かさはずっと消えずにやよいの両手に残るのだ。白い息を吐きながらまた懲りずに駆け回る二人を見つめ、やよいはもう一度、この大切な妹達に向けて心の中でありがとうと呟いた。

落花、狼藉



『もしもし、夜分遅く申し訳ありません。四条貴音です。今日の事を謝らねばならないと思って連絡致しました。不愉快でなければお返事を頂けると嬉しいのですが…では』


――。


踏み締めたタイルは酷く冷たい筈なのに、私の身体はそれを感じるまでに時間が掛かった。同じように冷えた浴室の空気が全裸の私の身体からもあっという間に熱を奪っていくけれど、それを寒いとは思えず、かえって今の私にはそれが心地よく感じられた。

シャワーのコックを捻ると全く温められていない真水が出る。空気の温度等とは比較にならない、凍ってしまうかと思う程冷たいそれを頭から被り、文字通り頭を冷やしてみる。今日の出来事を思い出しては火照る身体も、頭も、心も、もっともっとと燻っている黒い感情も、冷やすどころか全て一緒に押し流してしまいたかった。しかしそれらは、結局自身の中に眠っていた俗物的な支配欲や独占欲が表明に顕れたもので、今の私には到底抗うことも無視する事も出来ないモノ達だった。

肌を雫が流れ落ちる度に、その流れた部分を切り裂かれたようにすら感じる。けれどそれが今日私が犯してしまった罪への罰だとするのなら、彼女の心に負わせてしまったかもしれない深い傷と比べてなんと生温い痛みであろうか。この程度、何の痛痒も感じない。


『ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…』


気付いたときには彼女を、萩原雪歩を、ロッカールームの壁に押さえ付け、その唇を貪っていた。

私以上に白く透き通る肌理細やかな肌がどんどんと紅潮していく様が何とも初々しい。その大きな瞳に涙を一杯に溜めて『ごめんなさい』と繰り返す彼女の震える声が、震える肩が、震える吐息が、萩原雪歩という存在の全てが私の下卑た劣情を激しく燃え上がらせた。

薄い茶色の髪に隠された彼女の小さな耳のすぐ近くで、出来得る限りの甘さを込めて愛を呟き、そのまま、レッスン後の汗でべたつく首筋に舌を這わせた。スウェットのファスナーを開き、細くしなやかな鎖骨を食むと、彼女は短い悲鳴を上げる。そして私に取ってはこの上ない程の甘露である汗の粒を舐めとった。

ほんの五分程、そうして彼女の上半身で全く恥じらう必要の無い部分だけを焦らし、弄び、苛める。そのまま、今度は恐らく彼女が最も恥じらうであろう部分に徐に彼女の臍の辺りから手を滑り込ませ、その中を下着の上からなぞった。

明らかに汗ではない、もっと粘着質な何かがそこを下着ごと熱く熱く濡らしていた。

可愛いくて愛しくて堪らなかった。

数度その濡れそぼった部分を強くなぞっただけで、彼女の目は色を失い、焦点が合わなくなり、口は開いたままになる。そのうち下着の上からでも判る程に固く起き上がってきたものの存在を指先に感じた私は、もう一度彼女に口付けをした後、少しだけ強くその突起を引掻いてあげた。


『…っあ……っあ………たかね…さ………だ…ダ…メ…だめ…ッ!!……』


私の肩に爪を立てながら。

溜っていた涙を遂に零しながら、何度も何度も腰を痙攣させ、本当に声になっていない声を上げながら彼女は達した。果てた、というべきだろうか。

彼女が膝から床に崩れ落ちたそのとき、不意に室外に続くドアをノックする音が聞こえ、私は我に帰った。幸い私と彼女以外は女性がいないスタジオだった為に、唐突に誰かが侵入ってくる事は無かった。

乱れた髪を手櫛で整え、さも何事も無かったかの様にそのスタッフと一言二言交わしながら、私は目の前で未だ立ち上がれずに放心している雪歩に近寄りその顎に手を掛けると、荒い呼吸を繰り返す唇に自分のそれを重ねながら、彼女の唾液を味わった。


そこからどのようにして彼女と別れ、帰宅したのか覚えていなかった。けれど部屋の電灯を点けた瞬間、私は大変なことをしでかしたと急激に後悔した。只、後悔以上に激しい快感を抱えていたのも事実だった。


シャワーのコックを締めると、脱衣所から携帯電話が鳴動している音が聞こえた。急いで手と耳の周りだけ水分を拭き取り、その小さな銀色の端末に手を伸ばす。


相手は、彼女だった。

私の、大切な萩原雪歩だった。

私の、可愛い可愛い雪歩だった。


通話ボタンを押した後一体どのような会話が成されるのか。嫌われてしまっているだろうか、否、ならばこうして折り返してくる筈は無い。もしや…などと淡い期待を胸に抱きながら、私はそのボタンを押す。


『…も、もしもし、貴音さんですか?私です…雪歩です…』


努めて冷静に、今また燻り始めた黒い感情を決して悟らせぬように返事をする。


『…雪歩、ですか』


その言葉が他人の口から出た様にすら感じた。

私の中には、今の私を酷く冷静に見つめている私と、どす黒い色欲に駆られて嘲笑う私が、確かに存在していた。
バレンタインに間に合わないは纏め方微妙だわ大変です。

2月15日の日記にて

『Happy valentine for…』


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1414234415&owner_id=23430625

喧嘩をしたあとに




「ご、め、ん、な、さ、い、……なんてね」


事務所から程近い公園で平日の真っ昼間から僕は何をしているかと言えば、こうして地面に木の棒で今一番言いたいことを書いているという。もう少し言葉を補えば、素直に謝れそうにないから事務所に帰れなくて、だからこうして意味の無い『ごめんなさい』を誰もみていないところで吐き出して、意味の無い時間を過ごしているのだ。


伊織と喧嘩した。

もともと何が原因と言うことはなくて、いつも通りのやりとりをしていて、そのいつも通りがいつもと違って、だから喧嘩になったんだと思う。

分かっている。いつも売り言葉に買い言葉みたいにしか話せないのは、僕が伊織を変に意識しているからだ。


僕は伊織がうらやましい。


僕よりアイドルとして売れているから?家がお金持ちだから?伊織だけどこでもワガママ全開が許されているから?


違う。もっとシンプル。


伊織が可愛いから。
伊織が女の子らしいから。

僕のイメージする『可愛い女の子』、その行動指針を一々伊織が辿ってくれる。僕が意識してやらなきゃいけないことを、伊織は全然意識もせずにやってのける。

だから、いつもそんな伊織を見ていてうらやましくなる。

アイドル事務所なんだから可愛い女の子がいるのは当たり前かもしれないけれど、伊織だけ毛並みが違い過ぎる。大きな瞳、サラサラの長い髪、よく尖っているけど本当は桜のはなびらみたいな小さい唇。色白なおでこ。細い手足。柔らかで暖かな手。

声も、猫を被っているときもそうでないときもとにかく聴いた人達が口々に可愛いという。悔しいけど、低めでハスキーな僕の声とは比べものにならない。

何でもない仕草だってほかの何だって、丁寧で品があるし、変な話だけど『くちゅん』なんて、あんなくしゃみする人ほんとにいるんだって思えるようなものなのに、伊織だからこそ違和感が無いんだろう。


…伊織伊織って、なんか変な僕。


そうして事務所を飛び出そうとする僕を見つめていた彼女の顔を思い浮かべたら、なんだか頭がグルグルしてきてわけがわからくなった。

久しぶりにブランコを漕ぐ。立ち漕ぎでグングンスピードをあげて、揺れる幅を大きくして、思い切り冬の終わりの冷たくてすこし暖かい空気を浴びて、吸い込んで、そうすればこの胸のモヤモヤも頭のグルグルもどこかに行くかと思った。


ふと、視界の端に見知った顔。

泣きそうな顔が、ウサギのぬいぐるみを抱えてきょろきょろしながらこっちに向かって歩いてくる。

そしてブランコを漕いでいる僕と目があって、彼女は急に顔を真っ赤にしながら走りだした。

「真ッ!!アンタいきなり飛び出して周りにどれだけ迷惑かけたと思ってんの、このバカッ!!」

ご近所迷惑も省みない大きな声。

「…心配…するじゃない…」

それからぼそぼそと聞こえないくらい小さな声。

「…私も言い過ぎだったわ、ごめんね」

ほとんど聞こえない声。

なんだか苦しくなった僕はギシギシ悲鳴を上げるブランコから勢いをつけて跳んで伊織の目の前に着地した。悲鳴をあげたあと『危ないでしょ!?アンタ、ケガしたらどうすんのよ!』と僕を叱るんだか心配するんだか、けれどその伊織の声がやけに頭に響く。

考えてみたら、喧嘩したときはいつも必ず伊織から歩み寄ってくれていた。普段のワガママ自分勝手をどこに引っ込めているのかわからないけど、真っ赤な顔して近寄ってきて、怒って、ちょっと泣いて、そしていつの間にか仲直りしてくれる。僕は意地を張って全然素直になれないのに、こういう時の伊織はすごく大人だ。

僕の方が二つもお姉さんなのに。

僕の方が謝んなきゃいけないのに。

やっぱりまだ素直になれなくて、僕はその辺で拾った木の枝で地面に文字を書く。

「ご、め、ん、ね」

我ながら子供過ぎると思う。ちゃんと謝りたいのに。

そんな僕を咎めるでもなく「じゃあ、さっさと帰るわよ」と踵を返す伊織。

僕は伊織がうらやましい。 可愛くて、女の子らしくて、だれよりもワガママぶってるくせに、本当はこうして誰よりも優しい伊織。

そして今日もまた、伊織のことばかり考えていたら一日が終わりそうだということに気づいた。なんだかそれが悔しくて、事務所に向かって歩き出した伊織の手をそっと握って歩いてやる。そしたら伊織のやつ、「アンタがそうしたいなら付き合ってあげてもいいわ」って、なんだよ、僕が甘えてるみたいに言わないでよ。

伊織の手、横顔。

…あれ?もしかして。

僕って、うらやましいとか、気になるとかじゃなく、ただ単に伊織のことが好きなだけのかも。だから毎日見ていて考えていて、どうにかしたいのにどうにもできなくて突っかかっていっちゃうのかも。

なんか、僕、変なの。

如月千早誕生日記念SS企画その一です。2月24日の日記にて


ちーちゃんのリボン
http://m.mixi.jp/view_diary.pl?&id=1422380798&owner_id=23430625
如月千早誕生日記念SS企画その二です。2月25日の日記にて


春暁、君に
http://m.mixi.jp/view_diary.pl?&id=1422752126&owner_id=23430625
如月千早誕生日記念SS企画その三です。2月26日の日記にて


その先へ
http://m.mixi.jp/view_diary.pl?&id=1423539161&owner_id=23430625
アイマスSS企画
『一枚絵で書いてみm@ster』
参加作品です。

「雪に咲く」
http://gxc.google.com/gwt/x?client=ms-kddi_blended-jp&wsc=tc&wsi=97c2e201e1cf98a7&u=http%3A%2F%2Ftriskelion.sakura.ne.jp/1maimaster2-kahlua.htm&ei=ehWUS5WJNpi86QOz2f2fDg
「きみの、て」



頬を挟み込んだ手のひらのあまりの冷たさに驚きながら、私は少しだけ振り返って悪戯をした者の顔をみた。冷えて真っ赤になっている手とは反対の、たっぷりと熱を含んで紅が差した頬、満面の笑みがそこにはあった。猫の毛のようにしっとり靡く黒髪に映える浅葱色のリボン、白い耳当て。君はなんにもいわずただ笑顔で私の頬をから手を離し、ようやく口を開いたかとおもえば、

「つめたい?」

分かりきっている事を嬉しそうに尋ねてきた。

雪が降ってきて、自分の故郷では見たことがないその白く冷たいものがどうしても嬉しかったという。嬉しくて嬉しくて、歩いてくる道すがら手当たり次第にそれらに触れて、濡れた手袋はその役を果たさなくなったという。途中から素手で直に冬の結晶の温度を感じていたという。私と共に冷たさと、初めての喜びを感じたかったという。

「風邪でもひいたらどうするの」

そう問おうとしたけれど、霜焼けの手を口の周りに当てて吐息で暖める君の姿が可愛らしくて、私は只小さく仕方ないわね、と呟くことで精一杯だった。

「ね、千早もいっしょにあそぼ?」

そういって私の手を取って椅子から立ち上がらせる。霜焼けで真っ赤になった手。雪解けの水で濡れた手。悴んで思うように握れなくなっている手。

「…まずはしっかり温めて、その手を元に戻してからね」

はぁい、と過ぎた戯れを窘められた子供のような幼い笑顔を作る君に、私も小さく笑みを零す。君の両手を合わせて、その上から自分の手で包むと、冷たさと温かさが交じり合って溶けた気がした。

きみの、て。私の愛しいきみの、て。
「キミのて」


キミが包んでくれたその手から、キミの体温といっしょにたくさんのことが伝わってくるよ。キミが触れてくれた部分を通して、言葉になんかしなくたってたくさんのことが伝わってくるんだよ。

キミは自分みたいに雪だ雪だって大騒ぎしたりしないよね?

キミは自分みたいにびしょびしょになるまで雪遊びしたりしないよね?

キミは自分みたいに霜焼けの手で誰かのほっぺにイタズラしたりもしないよね?


いつも落ち着いているその大人っぽい瞳、ふわふわのできたての雪みたいに軽くて溶けてすうっと頭と胸に響くきれいな声、やわらかくて優しい笑顔。同じ真っ黒なのに見とれちゃうくらい綺麗な長い髪。歳はいっしょなんだけど、キミを形作るものは自分よりずーっと素敵で、なんだか少し歳の離れたお姉さんみたい。

今だってお姉さんぶった口調で

「…まずはしっかり温めて、その手を元に戻してからね」

って言う。自分、子供じゃないんだぞ!って思うけれど、そのくせそんな風にキミに言われると素直に「はぁい」って返事がしたくなる。返事をしちゃってる。どうしてだろう。


でもね。


キミの手が教えてくれるよ。キミの手が、キミは自分と同じなんだって教えてくれるんだよ。大人じゃなくてお姉さんでもなくて、自分と同じなんだって、教えてくれるんだよ。

『だいすき』

って。自分がキミを想うのと同じように。全然飾らない、まっしろな、キミのてと同じくあったかくて子供みたいにどこまでもまっすぐな気持ち。

『だいすきだよ!』

って、ほんとは大騒ぎしたいくらい胸にたくさんたくさん積もってるんだよね。雪と違って溶けていかないから、もういっぱいになっていて溢れちゃいそうなんだよね。

いっしょだね。
キミも自分もいっしょだ。
重なって握られたふたりの手といっしょ。

その想いが伝わるのがすごく嬉しいから、きっと来年もその次の年も、自分は霜焼けになった手でキミに触れるんだ。

そしたらまたそのあったかい手で包んでね。ふたりいっしょの気持ち、溢れるくらいの気持ちを包んでね。


キミのて。いつまでもだいすきなだいすきな、キミのて。
高槻やよいお誕生日記念SS(四日遅れ)です。3月29日の日記にて

花冷えの夜は君の隣に
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春に舞う雪
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久方ぶりの更新はR−18です。5月10日の日記にて

食虫花
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気に入らないんだからッ!!
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マイミクさんから頂いたネタでSS更新です。当方の日記からブログへ飛んでお読みください。

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二日続けて更新です。弾切れ怖い^^;当方のブログへ飛んでお読みください。

リップスティック・リトルラブ
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トリスケリオンPさん主催の第五回一枚絵でかいてみm@ster参加作品、二本目です。当方のブログに飛んでお読みください。

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coroさん主催の一時間SS企画に参加させていただきました(10日程前ですが)。当方のブログに飛んでお読みください。

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りっちゃんが聖誕祭を迎えたのでお誕生日SSを書きました。当方のブログに飛んでお読みください。

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コメント27の『明日天気になぁれ!』の続編であります。当方のブログに飛んでお読みください。

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coroさん主催の一時間SSに参加させていただきました。当方のブログに飛んでお読みください。

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三週間ぶりの更新でしたー。当方のブログに飛んでお読みください。

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