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関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第334号】 2013/01/14(Mon)

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=じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す==================

【城郭ニュース 第334号】                2013/01/14(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=

◆今週の目次◆
(1)佐賀城(佐賀県佐賀市):天守は書院造り
(2)小田原城(神奈川県小田原市):庭園跡発見で、北条氏主殿の可能性高まる
(3)松本城(長野県松本市):御殿跡と太鼓門側を仕切る石垣を初めて確認
(4)名古屋城(愛知県名古屋市):本物求めて天守を木造で復元へ
(5)大坂城(大阪市中央区):秀吉の石垣発掘支援プロジェクト
(6)姫路城(兵庫県姫路市):和船を用いて内堀で巡航


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(1)佐賀城(佐賀県佐賀市):天守は書院造り
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 佐賀城天守台跡を調査した広島大学大学院の三浦正幸教授は、佐賀城天守は豪華な書院造りだったと推測した。三浦教授は複雑な礎石の配置から、部屋の間取りを割り出した。それによると、天守一階部分には武者走りと呼ばれる廊下が部屋を二重に囲み、内側には広い縁側がついていた可能性がルとしている。

 武者走りは幅1.5間(約2.7m)で、籠城の際に兵が動きやすいように二重になっていたとみている。また外周側と内周側との境には、上層の階を強固に支えた柱があったと推測している。部屋の両側には幅1間(約1.8m)の広縁があり、2.5間幅の部屋など「半間」という寸法が多用されていることから、部屋に床の間や違い棚を設けた書院造りと結論づけている。書院造りは安土城や大坂城でみられており、佐賀藩主が大坂城を訪れた際に城造りの参考にしたのではないかという。

▼佐賀城については、下記サイトを参考にして下さい。
http://sagajou.jp/←佐賀城本丸歴史館のサイト
http://homepage2.nifty.com/yogo1394/kyushu/sagasi.htm
http://4619.web.fc2.com/shiro111.html


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(2)小田原城(神奈川県小田原市):庭園跡発見で、北条氏主殿の可能性高まる
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 江戸時代の遺構とされてきた小田原城御用米曲輪跡の発掘調査を行っている小田原市文化財課は、北条時代の庭園遺構が見つかったと発表した。この曲輪跡からは、昨年の夏に主殿級建物跡の一部が見つかっている。一連の発見により、同市文化財課は市内でも先例のない近世・中世の複合遺跡に格上げし、整備計画の大幅な見直しが必要とされる。

 今回見つかった庭園遺構は同曲輪の南側で、天守側の斜面を背景に配置されていたと思われた。昨年8月に見つかった礎石建物跡はその後の調査で3回建て直されたことが判明し、利用頻度が高い施設だったことが分かった。ただ現状の建物跡は細長く規模も小さいため、礎石は付帯施設のものと思われた。

 今回の発見でこの建物に広い庭園が設けられていたと思われ、三代北条氏康以降の当主が儀式などに使った重要な場所である可能性が高まった。小田原市では、2月16日に現地説明会を開催する予定である。

▼北条時代の小田原城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://homepage3.nifty.com/azusa/kanagawa/odawarajou.htm
 http://utsu02.fc2web.com/shiro74.html
 http://www.scn-net.ne.jp/~yanya/hatimannyama.htm



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(3)松本城(長野県松本市):御殿跡と太鼓門側を仕切る石垣を初めて確認
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 国宝松本城の二の丸御殿跡西側の発掘調査を行っている松本市教育委員会は、御殿跡側とその南側の太鼓門側を仕切る石垣を初めて確認した。江戸時代に御殿を区画していた弊の基礎とみられ、石垣を境に御殿側が太鼓門側よりも60〜70cmほど高かったと推測された。御殿の敷地を高くすることで、権威を視覚的に示すとともに、敵が侵入しにくいようにしたと考えられた。

 石垣を構成する石は高さ、幅ともに約30cmで、江戸時代には三段積みで一段目が地中に埋められ、二段目が地上に出て弊の基礎となったと思われる。今回の発掘調査は、同市教育委員会が平成22年(2010)度から5年計画で進めている石垣修復事業の一環である。

▼松本城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.matsumoto.nagano.jp/miryoku/siro/index.html
 ↑松本市による公式サイト
 http://homepage3.nifty.com/yogokun/matumoto.htm
 http://utsu02.fc2web.com/shiro64.html


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(4)名古屋城(愛知県名古屋市):本物求めて天守を木造で復元へ
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 名古屋市では平成25年(2013)度から、名古屋城天守を本来の木造に建て直す復元事業に着手する。今年5月に一部公開予定の本丸御殿は木造で忠実に再建されており、天守についても「本物」を求める声に応えるために、建設費の調達方法などの検討を始める。同市では平成22年(2010)度予算に関連調査費1500万円を計上し、昨年2月には市民討論会を開催している。現在の河村市長は今年4月に任期満了となるが、再選出馬に意欲的で、天守再建についても「本物に戻し、千年、二千年と残していきたい」と話している。

 同市の試算によると復元に要する費用は約3百億円で、材料の調達などの問題もある。本丸御殿の復元では総工費150億円のうち、50億円が市民の寄付で賄われた。ただ、現在の天守を築造した際には、「名古屋のシンボルを取り戻したい」との思いから、多くの市民が寄付を寄せている。木造での再建にあたっては、そうした寄付者の理解も必要としている。

 名古屋城は慶長15年(1610)に徳川家康の命で築城され、2年後に完成している。昭和5年(1930)には天守が国宝に指定されたが、太平洋戦争時の昭和20年(1945)5月の空襲で焼失してしまった。

▼名古屋城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/←公式ウェブサイト
 http://homepage2.nifty.com/yogo1394/aiti/nagoyasi.htm
 http://www.museum.or.jp/nagoyajo/←名古屋城紹介サイト



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(5)大坂城(大阪市中央区):秀吉の石垣発掘支援プロジェクト
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 国の特別史跡に指定されている大坂城の地下に眠る秀吉時代の石垣を発掘・公開するため、大阪市は読売新聞大阪本社と共同で資金を募る。大坂夏の陣からちょうど400年目となる平成27年(2015)の公開を目指し、来年4月から募金を開始する。この募金は「太閤なにわの夢募金」と名付けられ、2年間で5億円を目標とする。

 秀吉が築いた初代大坂城は大坂夏の陣で豊臣家とともに滅び、それを土中に埋めた上に徳川幕府が現在残る大阪城を築いた。2代将軍秀忠によって五層の天守が築かれたが、寛文5年(1665)に落雷により焼失した。秀吉時代の石垣は読売新聞が参加した昭和34年(1959)の学術調査で、本丸の地下から一部が確認された。また昭和59年(1984)の調査では、本丸の別の場所で大規模な石垣が見つかっている。今回の募金により、前回の調査後に埋め戻された石垣を再び発掘して、公開施設を整備する計画である。

▼大坂城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.osakacastle.net/←大坂城天守閣のサイト
 http://homepage3.nifty.com/yogokun/oosaka.htm
 http://www.burari2161.fc2.com/oosakajyou.htm


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(6)姫路城(兵庫県姫路市):和船を用いて内堀で巡航
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 姫路城内堀での和船巡航を企画している「姫路藩和船建造委員会」は、建造を進めている和船の巡航スケジュールを3月16日(土)から5月26日(日)までの45日間と決定した。観光客対象の「文化観光学習船」という位置付けで、姫路城の内堀約 1.4kmを走らせる。昨年3月には赤穂義士会から和船を借り受けて試験運行を実施しており、自前の船による初めての本格運行となる。

 江戸時代に姫路城で運航されていた和船を復元し、全長9.4m×幅2.2mで重さは約1.2トンとなる。船頭と観光ガイドが同乗し、乗客定員は10人となる。30分ほどかけて、天守や姫山原生林などを見て回る。

▼姫路城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/←姫路市による公式サイト
 http://www.geocities.co.jp/yogo139/hyogo/himeji.htm
 http://www.himeji-castle.gr.jp/

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