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関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第329号】  2012/12/03(Mon)

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=じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す==================

【城郭ニュース 第329号】                2012/12/03(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=

◆今週の目次◆
(1)信長居館(岐阜県岐阜市):金箔が付着した瓦を確認
(2)小田原城(神奈川県小田原市):巨木伐採で142年ぶりに銅門から天守一望
(3)大坂城石丁場(香川県小豆島町):石材積み出し跡を確認
(4)福岡城(福岡県福岡市):石垣修復現場に見学台設置
(5)石田城(京都府与謝野町):櫓の柱穴や堀切を発見
(6)永山城(大分県日田市):幻の永山城図を発見


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(1)信長居館(岐阜県岐阜市):金箔が付着した瓦を確認
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 岐阜市の金華山麓にある織田信長居館跡の発掘調査を行っている岐阜市教育委員会は、金箔が付着した戦国時代の瓦が出土したと発表した。

 居館跡からは多数の瓦の破片が出土していたが、肉眼では金箔は確認できなかった。破片をつなぎ合わせる作業をしていた職員が表面に塗られた漆に気がつき、X線を用いた分析で漆を接着剤とした貼った金箔片が検出された。瓦片のつなぎ合わせにより、牡丹の花をかたどったものが3枚と菊の花1枚に復元された。もとは28cm角の正方形で、厚さが3cmほどだったと推測された。

 同市教育委員会では、能や茶などの文化を楽しむ会所の屋根の最上部を飾っていた可能性があるとしている。金箔瓦を初めて用いたのは安土城という定説を覆して、信長が岐阜にいた頃から金で権力を誇示していたのではと考えられた。なお、安土城以外にも信長の息子たちの居城だった松ヶ島城(三重県松阪市)や神戸城(同鈴鹿市)でも金箔瓦が出土しているが、安土城より前の例はこれまで知られていない。

▼信長居館については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.nobunaga-kyokan.jp/blog/
 ↑信長居館発掘担当者のブログ
 http://4619.web.fc2.com/shiro186.html
 http://sinn.dip.jp/kesiki/gihu/gihukouenn.htm


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(2)小田原城(神奈川県小田原市):巨木伐採で142年ぶりに銅門から天守一望
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 小田原市観光課は「城跡調査・整備委員会植栽専門部会」の承認を得て、銅門エリアの松2本と楠5本および本丸の松1本を伐採した。これにより、142年ぶりに銅門から天守を一望する景観がよみがえった。

 本来の天守は明治維新後の明治2年(1870)に解体されたが、昭和35年(1960)に鉄筋コンクリートで再建された。平成9年(1997)に復元された銅門からは繁茂した樹木で視界が遮られたままとなっていたが、今回の伐採で歴史的景観が取り戻された。小田原城は馬出門(平成21年復元)→銅門→常磐木門(昭和46年再建)→天守が正規の登城ルートで、銅門は二の丸の表門にあたり、かつては天守を含む本丸がはっきり望めたという。

▼小田原城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/odawaracastle/
 ↑小田原市による公式サイト
 http://homepage3.nifty.com/azusa/kanagawa/odawarajou.htm
 http://www.shirofan.com/shiro/kantou/odawara/odawara.html


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(3)大坂城石丁場(香川県小豆島町):石材積み出し跡を確認
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 小豆島の石の文化について考える「小豆島石の文化シンポジウム」が18日に開催され、その中で徳川大坂城普請の際の石材積み出し遺構の存在を確認したと同志社大のグループが発表した。今回のシンポジウムは、昨年から小豆島町が取り組んでいる「石の魅力創造プロジェクト」の一環として行われた。

 同志社大学文化遺産情報科学研究センターの津村センター長は、今年の夏から天狗岩磯丁場で行っている残石群の海中調査の中間報告を行い、沖から約40mにある「かもめ石」は一辺約20cm×高さ47cmの石柱を持つ係留施設であると述べた。また、周辺には切り出された石が多く分布し、石材積み出しの遺構であることを示した。徳川大坂城普請の際の石材積み出し遺構はこれまで発見例がなく、採石から船積みまでの一連の動きが復元できれば、重要なモデルケースになるとしている。

▼大坂城石丁場については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.shodoshima.or.jp/what/zannen.html
 http://www.olive.or.jp/map/nature/2006/11/post_3.html
 http://www.skr.mlit.go.jp/road/rstation/station/oosakab.html


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(4)福岡城(福岡県福岡市):石垣修復現場に見学台設置
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 国指定史跡・福岡城の上之橋御門の石垣修復を行っている福岡市は、高さ約6mの見学台を設置して工事の様子を一般公開する。同市大規模史跡整備推進課では、普段見ることの出来ない石垣内部の構造を見学できる貴重な機会としている。公開は原則として平日9時から17時までで、工事が終了する平成26年(2014)3月までの予定である。石垣修復工事は今年7月に始まり、10月からは石垣の築石を解体する作業に入っている。来年春からは、再度築石を積み上げる予定となっている。
▼福岡城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://homepage2.nifty.com/yogo1394/kyushu/hukuokasi02.htm
 http://www.geocities.jp/bane2161/fukuokajyou.htm
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/fukuoka.htm


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(5)石田城(京都府与謝野町):櫓の柱穴や堀切を発見
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 石田城の発掘調査を行っている京都府埋蔵文化財調査研究センターは、櫓の柱穴や堀切を見つけたと発表した。尾根の先端にあるある曲輪から直径30cmの柱穴が1m間隔で4つ見つかり、南西側の曲輪との間には幅3m×深さ3mのV字型の堀切が谷川に向かって伸びているのも確認された。

 石田城は文亀3年(1503)に若狭守護の武田氏が丹後守護の一色氏の家臣を府中(宮津市)に攻めた史実があり、同毎分センターでは「海側からの侵攻を想定した監視や防御の役割を果たしていた」のではないかと推察している。

▼石田城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.jpn-hayashi.com/cgi-bin/pjcasdetail.cgi?mode=%8F%DA%8D%D7&subject=c42997200
 http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1047094/1070646/54109462


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(6)永山城(大分県日田市):幻の永山城図を発見
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 永山城(別名:月隈城)の発掘調査を行っている日田市教育委員会は、天領になる前の江戸初期(17世紀初め)に描かれた永山城の古絵図2点を三重県亀山市歴史博物館で発見した。永山城についてはほとんど史料がなく、城下町を起源とする重要伝統的建造物群保存地区・豆田町の歴史を通じて最古の絵図という。

 見つかった古絵図には城の北側に裏門が描かれており、南側の大手門と対だったことが分かった。周囲の堀の規模も西側で「長さ2町23間、幅6間、深さ1丈」、東側は「長さ2町55間、深さ1丈」と書かれていた。

 徳川家の大名小川氏が丸山城を築城し、その後移封された譜代大名の石川忠総(6万石)が永山城と改名したが、寛永16年(1639)頃に廃城となった。今回の絵図はその治世下(1616から17年間)に描かれたものとみられた。

▼永山(月隈)城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://homepage2.nifty.com/yogo1394/kyushu/hitasi.htm
 http://4619.web.fc2.com/shiro225.html
 http://oshiromeguri.web.fc2.com/bungo-kuni/nagayama/nagayama.html

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