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関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第312号】  2012/07/02(Mon)

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=じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す==================

【城郭ニュース 第312号】                2012/07/02(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=

◆今週の目次◆
(1)小田原城(神奈川県小田原市):木造での天守再建なるか?
(2)松本城(長野県松本市):外堀復元で都市公園区域拡大
(3)姫路城(兵庫県姫路市):漆喰に防かび強化剤で白いままに
(4)姫路城(兵庫県姫路市):江戸時代の木造和船復元計画を発表
(5)椿井城(奈良県平群町):整備を継続
(6)甲府城(山梨県甲府市):復元中の鉄門に鯱が載る


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(1)小田原城(神奈川県小田原市):木造での天守再建なるか?
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 現在の小田原城天守は建造後半世紀を経ており、耐震補強が緊急の課題となっている。一方で、この再建を機に木造による再建を目指そうという声が市民からも上がっている。

 現在の天守は「昭和の天守閣」と呼ばれ、小田原市が市制20周年記念事業として昭和35年(1960)に鉄筋コンクリートで建造した。小田原城天守がいつ初めて建造されたかは不明だが、江戸時代初めに三重の望楼型天守が絵図などに描かれている。たびたびの地震による被害を受け、宝永2年(1705)に「宝永再建」が果たされた。明治になると傷みが激しかった天守は解体され、保存された石垣や堀も大正12年(1923)の関東大震災で崩壊した。

 今回の木造再建は市の「耐震改修検討委員会」が今年4月にまとめた報告書で言及されて、クローズアップされた。この報告書では来館者の安全確保を優先すべきとする一方で、将来の夢として木造再建が可能か検討すべきと提言した。これに関連して4月に市民有志による「小田原城木造化を考えるシンポジウム」が開催され、約300人が参加し関心の高さが示された。

▼小田原城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/odawaracastle/
 ↑小田原市による公式サイト
 http://homepage3.nifty.com/azusa/kanagawa/odawarajou.htm
 http://www.odawara-oshiro.com/
 ↑小田原城木造化を考えるシンポジウム


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(2)松本城(長野県松本市):外堀復元で都市公園区域拡大
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 松本市は国宝松本城の南・西外堀の復元を目指して、都市計画法に基づく「都市公園」とする方針を決めた。当該地区の住宅や店舗の移転に対する協力を求めるため、住民を対象とした説明会を開催して理解を得たいとしている。

 新たに都市公園とするのは松本城公園とその南側と西側で市道に挟まれた地区で、現在は飲食店や一般住宅が建ち並んでいる。同市が昨年に予定地の地権者や借地権者ら93人に移転の意向を確認したところ、「条件が整えば協力する」が全体の85%を占めた。松本市は説明会や市民全般を対象とした公聴会などを開催して、11月上旬には都市計画変更の告示をしたいとしている。

▼松本城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.matsumoto.nagano.jp/miryoku/siro/index.html
 ↑松本市による公式サイト
 http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/wordpress+index.p+192.htm
 http://homepage3.nifty.com/yogokun/matumoto.htm


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(3)姫路城(兵庫県姫路市):漆喰に防かび強化剤で白いままに
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 世界遺産・国宝姫路城の「平成の大修理」で、大天守の壁や屋根目地の漆喰にカビが生えるのを防ぐために、漆喰に液体状の防かび強化剤を吹き付けることとなった。白鷺城とも称される姫路城では、門を除くほとんどが漆喰を使う「漆喰総塗籠造り」となっている。

 漆喰は屋根の丸瓦と丸瓦の継ぎ目にも施されていて、このために塗り上げてからしばらくの間は文字どおり城全体が白く輝くように見える。しかしながら、風雨にさらされる外壁は、塗り直したあと一年半ほどでカビの発生や汚れのために黒ずんでしまう。

 姫路市では一年ほど前から防かび強化剤の使用を検討し、文化庁と協議しながら実験を進めた。その結果、防かび強化剤を使用した漆喰では一年近く経ってもカビの発生が認められず、今回の採用となった。なお、このために新たに2億円あまりが追加となる。

▼姫路城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://himejijo-syuri.jp/
 ↑大天守修理見学施設「天空の白鷺」
 http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/
 ↑姫路市による公式サイト
 http://www.geocities.co.jp/yogo139/hyogo/himeji.htm


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(4)姫路城(兵庫県姫路市):江戸時代の木造和船復元計画を発表
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 姫路城の地元有志でつくる「姫路藩和船建造委員会」は、世界遺産・姫路城の内堀で江戸時代に利用されていたと伝えられる木造和船の建造計画を発表した。この和船は来春にも完成させる予定で、姫路市とも連携を取って、姫路城周辺での乗船体験会を考えている。

 江戸時代には屋形船が内堀を往来していたと伝わるものの、資料は残っていない。復元する和船は長さ9〜10mで、最大幅は約2.5mとなる。加古川などの川船の文献調査を行い、板の厚さや釘の寸法を参考に設計作業を進めている。製造そのものはボート製造業者が中心になって行うが、播磨地域に残る船大工が現場の指揮監督に当たり、細部までの復元を試みる。

 完成すれば花見シーズンに合わせて内堀でのお披露目や乗船体験を考えているが、姫路城内堀での船の運航は文化財保護法による規制対象となる。姫路市では今年3月に「観光学習船」の名目で試験運航を行っており、何とか進めたいとしている。


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(5)椿井城(奈良県平群町):整備を継続
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 戦国時代に石田光成の重臣であった島左近の居城とされ、国史跡級と評価されている椿井城で、町が立ち木伐採などをした問題で、町が奈良県教育委員会に顛末書を添えた発掘届を事後提出していたことが明らかとなった。県教委では立ち木伐採を規制する規定がないとしており、町では引き続き整備を進める予定である。

 同町ではこの冬にも北側で立ち木の伐採を計画しており、整備構想を立案中で発掘調査も検討するとしている。現地を調査した県教委文化財保護課によると、適切な手続きを踏まなかったことは遺憾だが、立ち木伐採については法の規定がないとしている。

▼椿井城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/tubai.htm
 http://blogs.yahoo.co.jp/jyamasiro/24401413.html
 http://www.m-network.com/sengoku/sakon/sakon0105c.html


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(6)甲府城(山梨県甲府市):復元中の鉄門に鯱が載る
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 復元が進んでいる甲府城で、鉄(くろがね)門に鯱瓦を載せる作業が行われた。この日は鯱瓦を試験的に軸にはめ込む仮載せだけが行われ、数時間で屋根から下ろされた。実際の取り付け工事は、8月以降の予定となっている。

 鉄門は明治期に取り壊されてしまったが、一昨年から復元工事が進められている。工費は約2億8千万で、年末には完成の予定である。この鯱瓦は江戸時代の甲府城絵図に描かれており、平成2年(1990)に城跡から出土した瓦をモデルにして再現した。

 高さが95cm、頭部の幅が25cmで、重さは39.5kgもある。奈良市にある橋本瓦葺工業が屋根に使用する約7千枚の瓦とともに、製作した。この鯱瓦は7月以降の夏休み期間中、県立考古博物館に展示される。

▼甲府城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.kofu.yamanashi.jp/welcome/rekishi/kofujyou.html
 ↑甲府市によるサイト
 http://www.pref.yamanashi.jp/maizou-bnk/ko-fu_zyou/ko-fuzyou_kenkyuusitu.html
 ↑山梨県埋蔵文化財センターによる「甲府城研究室」
 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/4393/yamanasi/kouhusi.htm

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