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関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第285号】  2011/11/07(Mon)

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=じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す==================

【城郭ニュース 第285号】                2011/11/07(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=

◆今週の目次◆
(1)唐津城(佐賀県唐津市):天守台南から金箔瓦片が出土
(2)今帰仁城(沖縄県今帰仁村):薩摩侵攻後も高官が居住
(3)一乗谷朝倉氏遺跡(福井県福井市):西山光照寺跡に巨大石垣
(4)大坂城(大阪府大阪市):天守復興80年の歩みを特別展で
(5)三原城(広島県三原市):土留めの石列が出土


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(1)唐津城(佐賀県唐津市):天守台南から金箔瓦片が出土
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 唐津城の発掘調査を行っている唐津市教育委員会は、天守台南の中段広場の地中から金箔が付いた瓦の破片が見つかったと発表した。この瓦片が見つかったのは地表から0.5〜2mの盛り土の中で、一部に金箔が付着した瓦の破片4つが出土した。

 この地域で金箔瓦が使用され始めたのは安土桃山時代で、文禄・慶長の役(1592〜91)の際に拠点となった名護屋城を築いた豊臣秀吉が、軍事的拠点に限って金箔瓦の使用を認めている。一昨年から昨年に実施された調査でも4点の金箔瓦の破片が見つかっているが、表土や後世の土層中から見つかったことから年代などは特定できなかった。

 今回の金箔瓦は築城以前に造られたとみられる石垣の裏の盛り土から出土しており、秀吉が朝鮮出兵の拠点として築かせた建物の瓦とも考えられた。金箔瓦を使うほど重要な建造物が築城以前に存在することを示す物証が出たのは初めてで、同市教育委員会では唐津と秀吉との関係などの唐津城の謎の解明に大きく貢献するとしている。

▼唐津城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.ajkj.jp/ajkj/saga/karatu/kanko/karatu_castle/karatu_castle.html
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/karatu.htm
 http://homepage3.nifty.com/torabane/meijou49-2.htm


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(2)今帰仁城(沖縄県今帰仁村):薩摩侵攻後も高官が居住
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 世界文化遺産であり国の史跡に指定されている今帰仁城の発掘調査を行っている今帰仁村教育委員会は、江戸時代初期の薩摩侵攻により廃墟になったとされる今帰仁城にその後も半世紀にわたって身分の高い人物が生活していたと発表した。

 慶長14年(1609)の薩摩侵攻により今帰仁城は焼き払われたとされるが、17世紀半ばのものと思われる陶磁器が大量に出土した。また、これまで不明だった外郭城壁の全体像も、今回の調査でほぼ明らかとなった。今帰仁城の発掘調査は4年前から本格的に開始され、今回は外郭西側城壁、建物の基盤となる基壇や炉跡などを確認した。

 新たに出土したものとして、17世紀半ばに製作されたと推定される肥前陶磁や湧田焼、碁石などの生活雑貨があり、貝殻なども大量に見つかった。当時としては高価な陶磁や碁石を使用する人物が城内で生活し、住まいも基礎がしっかりした石造りであることが分かった。

 これらのことから、薩摩侵攻後も同城で身分の高い人物が何らかの目的を持って滞在していた可能性が認められた。同村教育委員会ではさらに発掘調査と整備を進める予定で、今回見つかった遺跡は整備の上で公開するとともに出土品の一部は同城跡に隣接する今帰仁村歴史文化センターで公開する予定である。

▼今帰仁城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.nakijin.jp/nakijin.nsf/doc/5←今帰仁村による公式サイト
 http://nakijinjo.jp/←世界遺産の公式サイト
 http://www.nakijin.com/gusuku/gusuku_Frame.html


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(3)一乗谷朝倉氏遺跡(福井県福井市):西山光照寺跡に巨大石垣
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 国の特別史跡に指定されている一乗谷朝倉氏遺跡のうち、大型石仏群で知られる西山光照寺跡の本年度調査で、約2mの巨石で出来た石垣が同寺跡北部分から見つかった。本堂や講堂の可能性がある建物の礎石も出土し、県立一乗谷朝倉市遺跡資料館では「城下町最大の寺の構造解明に繋がる発見で、城下全体の姿もより詳しく分かるはず」と期待を寄せている。

 この巨大石垣は今年6月に出土し、北部分の北面に1.5〜2m程度の石を10個以上用いて、約20mにわたって築かれていた。石垣は南部分にもあるが、北部分の石は一回り以上大きく、城下町の玄関口にある寺跡の中でも最も外に面した部分であることから、外来者に対して町の偉容を示したのではないかと推測されている。

▼一乗谷朝倉氏遺跡については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.fukui.lg.jp/d620/bunka/iseki/←福井市の公式サイト
 http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/40about/index.html
 ↑朝倉市遺跡保存協会のサイト
 http://okhome.fc2web.com/castle/fukui/asakura1.html


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(4)大坂城(大阪府大阪市):天守復興80年の歩みを特別展で
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 来月に復興80周年を迎える大阪城天守閣では、記念特別展「天守閣復興」を開催する。現在の天守は昭和6年(1931)に大阪市民の寄付150万円(現在価値で約100億円)によって、鉄骨鉄筋コンクリートで復興された。豊臣秀吉および徳川家康による天守に続いて、3代目の天守となる。

 展示されるのは、現天守の設計原図や復興公示の写真パネル、復興と同時に開園した大阪城公園のイラスト風案内図、鯱の小型模型、空襲によって荒廃した櫓の写真パネルなど、全部で 121点である。また同天守閣所蔵で国の重要文化財に指定されている「大坂夏の陣図屏風」も、特別に展示される。この屏風には豊臣・徳川両軍の激突や大坂城落城後の光景が描かれており、秀吉築城の大阪城の外観を伝える貴重な絵画資料である。

 特別展は11月27日まで開催され、復興記念日の11月 7日は入館は無料となる。また11月23日には、「大阪城天守閣復興の意味を問う」と題するシンポジウムが開催される。

▼大坂城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.osakacastle.net/←大阪城天守閣のサイト
 http://tktaku.com/OSAKA_CASTLE/Toyotomi_Piriod/toyotomitop.htm
↑秀吉の大坂城
 http://www.geocities.jp/woodone3831/kinki/c-1-3-6-5-siro-OOSAKA-a.html


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(5)三原城(広島県三原市):土留めの石列が出土
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 国の史跡に指定されている三原城の発掘調査を行っている三原市教育委員会は、堀への土砂の流入を防ぐ石列「土留め」が見つかったと発表した。こうした土留めの現存例は少なく、同時に見つかった西国街道の道路遺構と合わせて、同市教育委員会では貴重な史料としている。

 見つかった土留めは堀の北側で、東西で約20mが、また西側では南北に約10mが残っていた。堀に面して同時に見つかった西国街道の道路遺構の脇に、直径約30cmの石が列をなしていた。また道路遺構は幅約6mで、いずれも緩やかな傾斜があった。同市教育委員会では、雨水が道路にたまらない工夫だったと推測している。

 今回の発掘調査は遺跡の復元などが目的で、天守台跡の堀に面した約3300平米を2年がかりで調査する。

▼三原城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://woodone3831.web.infoseek.co.jp/c-1-3-8-9-siro-MIHARA.html
 http://www.shirofan.com/shiro/tyugoku/mihara/mihara.html
 http://mihara-kankou.com/shiseki/mihara_miharajo.html

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