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関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第254号】  2011/02/07(Mon)

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【城郭ニュース 第254号】                2011/02/07(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=

◆今週の目次◆
(1)松本城(長野県松本市):築城期のものとみられる石垣を発見
(2)関津城(滋賀県大津市):主郭跡が出土
(3)篠原城(神奈川県横浜市):初めての発掘調査を実施中
(4)羽場城(長野県辰野町):中世の柱穴見つかる
(5)津山城(岡山県津山市):石垣が一部せり出しで調査開始
(6)中津城(大分県中津市):改装進む


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(1)松本城(長野県松本市):築城期のものとみられる石垣を発見
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 松本城二の丸御殿跡の内堀を修復している松本市松本城管理事務所は、江戸中期以降に築かれた石垣の下層で築城期に近い石垣の一部が見つかったと発表した。この石垣が見つかったのは二の丸御殿跡西側で、専門家による現地調査で文禄元年(1593)から同2年(1594)の天守築城直後に築かれた石垣である可能性があるという。

 石垣の下には胴木と呼ばれる木材が通常は井桁状に組まれて基礎となっているが、この胴木は見あたらずに石垣の一部とみられる石が出てきた。「史跡松本城整備研究会」の専門家2人が確認したところ、傾斜の付け方などから判断すると関ヶ原の戦い(慶長5年:1600)から寛永期(1624〜44)のものではないかと推測された。天守台台座を除くと、松本城に現存する石垣では最古のものとなる可能性がある。

▼松本城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.matsumoto.nagano.jp/kanko/siro/annai/siroannai/
 ↑松本市のサイト
 http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/wordpress+index.p+192.htm
 ↑松本市公式観光情報ポータルサイト
 http://www013.upp.so-net.ne.jp/gauss/matumotj.htm


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(2)関津城(滋賀県大津市):主郭跡が出土
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 関津城の発掘調査を行っている滋賀県文化財保護協会は、戦国時代後半(16世紀後半)の山城の主郭が出土したと発表した。関津城は近江の守護大名佐々木六角氏の家臣で在地勢力の宇野氏の居城とされ、これまでに同時期としては極めて珍しい土蔵跡や防御性の高い虎口などが確認されている。

 今回発見された主郭は標高118mの山城部分で、周辺からは高さ2mの土塁や虎口、門の跡、柱穴跡や礎石などが出土した。同協会は戦国期の城の内部構造が発掘で明らかとなったのは初めてとし、柱穴や礎石の位置から主郭は物見櫓や舞台、高楼のような建物で儀礼としても活用されたのではと推測している。城郭史研究の第一人者である村田大阪大学名誉教授は、「土蔵に豊かな食料が蓄えられていたことも含め、城郭概念の問い直しを迫る発掘」と指摘している。

▼関津城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.oumi-castle.net/second_page/sekitu/sekitujyou.html
 http://www.geocities.jp/buntoyou/f7/sh-f0660sekinotsu.html

▼昨年8月に行われた現地説明会の資料を、下記滋賀県文化財保護協会のサイトでダ
 ウンロードできます。
 http://www.shiga-bunkazai.jp/download/shiryo.html


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(3)篠原城(神奈川県横浜市):初めての発掘調査を実施中
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 篠原城が存在するとされている場所の一部が宅地化されることで、文化財保護法に基づいて発掘専門会社(株)博通が昨年12月から発掘調査を行っている。その結果、これまでに城を取り巻く堀の構造が判明したほか、遺物なども出土している。

 数年前から國學院大學の伊藤さんによって調査・研究が行われており、かわらけなどが出土している。伊藤さんによると、小田原北条氏に使えていた金子出雲という在地武士によってこの一帯は治められていたという。かわらけは公的な宴会などで使用されることと生産地や使用場所も限られることから、小田原北条氏小机領の生産・流通といった地域社会の実態が明らかにされる期待もある。なお今回宅地化される部分以外については、城跡を含む山全体を現状のまま保全する方向で話し合いが進められている。

▼篠原城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://homepage3.nifty.com/azusa/kanagawa/yokohamasi02.htm
 http://homepage2.nifty.com/siro6966/umanen3kanagaya33sinohara.html
 http://www.siromegu.com/castle/kanagawa/sinoharayama/sinoharayama.htm


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(4)羽場城(長野県辰野町):中世の柱穴見つかる
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 特養老施設建設にともなって羽場城の緊急発掘調査を行っていた辰野町教育委員会は、このほどその調査結果をまとめた。それによると、羽場城館址の隣接地とされる場所から、中世のものと考えられる柱穴が見つかった。同町教育委員会では、これまで役割が不明だった場所に何らかの防御施設があったと推測されるとして、今回の発見は貴重な成果であるとしている。

 柱穴は直径20cm前後で深さは10cm程度で、南北に約2.3m間隔で4ヵ所見つかった。穴の大きさが中世の柱穴と同じ規模で、城跡の土塁とほぼ並行であることから、城館址の一部である可能性が高いとしている。今回の発掘で構造物があったと推測され、柵といった防御施設があった可能性もある。羽場城は文禄年間(1590年代)に羽場村在住の柴氏によって築城されたといわれ、これまでの調査で戦国時代には居館址であったことが確認されている。

▼羽場城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/haba.htm
 http://www.geocities.jp/ikomaihokusin/nagano/haba.html
 http://utsu02.fc2web.com/shiro215.html


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(5)津山城(岡山県津山市):石垣が一部せり出しで調査開始
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 国の史跡に指定されている津山城で、石垣の一部がせり出している。津山市教育委員会では調査を開始し、今年12月頃まで石垣の動きを観察することとした。その結果崩落の危険性が高ければ、国に改修の許可を申請する。崩落の危険性があるのは、月見櫓を支えていた本丸東側石垣の一部(幅約20m×高さ約7m)である。同市教育委員会では、石垣下の地盤が軟らかいために石の重みで変形したのではないかとみている。

 慶長8年(1603)に森忠政が18万石あまりで入封してから現在残る津山城築城に着手し、元和2年(1616)にほぼ完成している。またそれまでの鶴山を改めて、津山とした。築城400年事業の一環として行っていた備前櫓が、平成17年(2005)に完成している。桜の名所としても知られ、百名城とともに日本さくら名所100選にも選ばれている。

▼津山城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.tsuyama.okayama.jp/chikujo400/←津山市による公式サイト
 http://www.geocities.co.jp/yogo139/okayama/tuyama.htm
 http://www2.oninet.ne.jp/tn1201/tuyama1.html


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(6)中津城(大分県中津市):改装進む
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 元城主の奥平家から中津城を買収した埼玉県の福祉事業会社「千雅」は、建物の改装を進めるとともに新たな企画を打ち出すなど新規公開に向けて動き出している。同社は昨年10月に天守と櫓を8千万円で購入し、さらに同じ敷地内にある奥平神社の社務所も購入した。

 天守については床を木目調のビニール製に変えて明るいイメージにし、また展望台の手すりも付け替えた。来月5日からは徳川家康直筆の手紙や歴代藩主の衣服に加えて、忍者の胴着など未公開資料約10点を展示する。今後は旧社務所を改築して、観光客用の休憩所としてお茶を振る舞ったり、おみやげなどを販売することを検討している。

▼中津城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city-nakatsu.jp/modules/kankou/index.php?id=67←中津市のサイト
 http://www.miyatasan.com/~yagifau/fujinamiism/nakatsujo.htm
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/nakatu.htm

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