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関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第246号】 2010/12/13(Mon)

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=じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す==================

【城郭ニュース 第246号】                2010/12/13(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=

◆今週の目次◆
(1)鳥取城(鳥取県鳥取市):櫓門の礎石が出土
(2)真壁城(茨城県桜川市):敵からの防御に工夫
(3)岩村城(岐阜県恵那市):石垣修復に使用したとみられる採石場跡を発見
(4)松本城(長野県松本市):外堀復元計画について市が道路素案を説明
(5)信長居館(岐阜県岐阜市):360°パノラマやRPGを公開


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(1)鳥取城(鳥取県鳥取市):櫓門の礎石が出土
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 国の史跡に指定されている鳥取城の発掘調査を行っている鳥取市教育委員会は、正門である中ノ門の櫓門の礎石3基が出土したと発表した。礎石が出土したのは鳥取西高通学路横で、門の規模が幅7.1m×奥行き3.35mであることが確認された。また幅も3.8mと推定され、すでに判明している表門の幅(3.75m)とほぼ同規模であることも分かった。

 中ノ御門は表門と櫓門からなる枡形で、新たに見つかったのは櫓門の鏡柱の礎石(84cm×63cm)とその横に平行してある脇柱の礎石(99cm×66cm)および脇柱後ろの控え柱の礎石(42cm四方)の3基である。新発見の控え柱に対面する控え柱の礎石は、すでに平成10年(1998)の調査で確認されている。また解体された石垣の下部も出土し、現存する石垣とは7.1m離れていた。

 残りの礎石についても発掘調査を続けて、確認する予定である。同市教育委員会によると、櫓門の礎石がすべて元の位置に残っているとみられることから、門の復元に大きく近づく成果だとしている。

▼鳥取城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://woodone3831.web.infoseek.co.jp/chuugoku/c-1-3-8-1-siro-TOTTORI.html
 http://www.siromegu.com/castle/tottori/tottori/tottori.htm
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/tottori.htm


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(2)真壁城(茨城県桜川市):敵からの防御に工夫
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 国の史跡に指定されている真壁城の発掘調査を行っている桜川市教育委員会は、これまでの調査結果をまとめた。今回の調査は本丸を囲む二の丸の北虎口周辺について実施し、高さ約3mの土塁の脇に設けられた外部から二の丸や本丸へ通じる道が幅50〜60cmであることを確認した。

 この当時では2m程度の道幅が一般的であることから、真壁城の場合は非常に狭いこととなる。これは二の丸と本丸の距離が近いために、大勢の敵が一挙に進入できないようにした工夫ではないかと推測された。また湧き水が出る城内では土塁の内側に排水溝も確認されるとともに、宴会などで使用された陶片や小皿なども多数出土した。なおこれらの成果は、12月5日開催の現地説明会で報告された。

▼真壁城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://homepage2.nifty.com/mizuki55/gunma/kitatatibanamura.htm
 http://www.asahi-net.or.jp/~ju8t-hnm/Shiro/Kantou/Ibaragi/Makabe/index.htm
 http://woodone3831.web.infoseek.co.jp/kanntou/c-1-3-4-6-siro-MAKABE.html


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(3)岩村城(岐阜県恵那市):石垣修復に使用したとみられる採石場跡を発見
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 岩村城の第3次発掘調査を行っている恵那市教育委員会は、出丸西方尾根で石垣を修復するに使用したとみられる採石場とみられる痕跡を発見したと発表した。今回の調査は国史跡指定を目指して基礎的なデータを収集する目的で、平成20年(2008)度から5ヵ年計画で進められている。今年度は10月から12月の約2ヶ月をかけて、本丸北半と出丸西方斜面の石切丁場推定地や八幡曲輪を対象に実施している。

 出丸から西に約 150mの尾根先端の斜面に、直径約 3.5mの窪みが3箇所あり、掘り出された土と石が堆積していた。窪みの中や周辺には人為的に割られた直径約50cmの花崗岩が散乱しており、矢穴のある石も見つかっている。これらのことから、石垣用の石を採取した痕跡と考えられ、石垣修復用の採石場と推定された。また本丸北側の埋門の通路が地山を掘り抜いて築かれたことや、八幡曲輪の侍屋敷が幕末まで存在していたことも確認された。なおこれらの成果は、12月5日開催の現地説明会で報告された。

▼岩村城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/4393/gihu/enasi.htm
 http://www.iw.vrtc.net/~fureai-yakata/kankou/rekishi/jyoushi.html
 http://www.zephyr.dti.ne.jp/~bushi/siseki/iwamura.htm


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(4)松本城(長野県松本市):外堀復元計画について市が道路素案を説明
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 松本市は松本城の外堀を復元する計画を立てているが、南側の外堀に沿う都市計画道路の素案を周辺市民向けの説明会で示した。従来の計画では4車線だった市道を2車線とし、歩行者や自転車を優先する内容とした。

 松本市では松本城を中心とした歴史あるまちづくりを進めており、松本城を含む周辺地域を幕末期の状況に復元することを計画している。これにともなって菅谷市長が平成19年(2007)に、西側と南側の外堀を掘り返す考えを示していた。外堀の史跡指定や道路拡幅の事業認可を受けた上で、平成24年(2012)度から事業化を開始する予定である。民有地の買収や一帯の発掘調査を経て、平成30年(2018)度の完成を目指している。

▼松本城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.matsumoto.nagano.jp/kanko/siro/index.html←松本市のサイト
 http://www013.upp.so-net.ne.jp/gauss/matumotj.htm
 http://utsu02.fc2web.com/shiro64.html


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(5)信長居館(岐阜県岐阜市):360°パノラマやRPGを公開
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 岐阜市教育委員会が進めている信長居館跡の発掘調査担当者が更新しているブログに、新たなメニューが2つ加わった。岐阜女子大学の学生たちが制作した発掘現場を360°見渡せるパノラマ画像と、同市職員が作成したロールプレイングゲーム(RPG)がそれである。

 パノラマ画像は同大の林助教と学生4人が昨年5月から制作を始め、魚眼レンズを付けたデジタルカメラを使用して撮影し、画像処理ソフトで仕上げた。画像は4種類で天地左右の矢印にカーソルを合わせると、様々な角度から見ることが出来るとともに拡大も出来る。

 一方のRPGは同市教育委員会の高橋副主査が制作したもので、キャラクターが発掘現場をめぐるものである。居館跡を模した画面上でキャラクターを動かして、人や看板の前に立たせると説明が現れる。ブログそのものは第4次調査が始まった平成19年平成19年(2007)7月に開設され、年間2万件前後のアクセスがある。

▼信長居館跡発掘調査のブログは、下記にアクセスして下さい。
 http://www.nobunaga-kyokan.jp/blog/

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