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関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第241号】  2010/11/08(Mon)

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【城郭ニュース 第241号】               2010/11/08(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=


 「諸国古城之図」と言えば広島浅野家に伝えられた日本各地の古城の絵図を集めたもので、現在は広島市立図書館が所蔵してることで知られています。原本を見ることはなかなかできませんが、同図書館では高精度なデジタル画像による写真パネルで展示しています。同館が所蔵する城郭図全177図がすべて展示されるので、城郭ファンとしては一見の価値があると思います。そうは言っても広島まで見に行くのは、簡単には出来ません。そこで、ほんの一部ですがWEBで公開されていますので、ちょっとだけ雰囲気を味わってみて下さい。なお、この展示会は12月5日までで、もちろん入場無料です。
 展示会の詳細については、下記サイトをご覧下さい。
 http://www.library.city.hiroshima.jp/news/mt_image/20101028kojou.pdf
 一部は下記広島市立図書館のサイトで、ご覧いただけます。
 http://www.library.city.hiroshima.jp/special/gallery/asano/index.html

◆今週の目次◆
(1)勝山館(北海道上ノ国町):中世の物見跡とみられる多数の柱穴を確認
(2)能満寺城山(長崎県壱岐市):江戸時代以前の石垣が出土
(3)佐野城:佐野市郷土博物館で企画展
(4)飯田城(長野県飯田市):茶室の土台とみられる礎石4個が出土
(5)姫路城(兵庫県姫路市):平成の大修理の状況をHPで紹介
(6)鳥取城(鳥取県鳥取市)ほか:
       池田氏繋がりで鳥取、岡山、姫路の三市が姉妹都市縁組みへ


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(1)勝山館(北海道上ノ国町):中世の物見跡とみられる多数の柱穴を確認
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 国の史跡に指定されている戦国時代の山城・勝山館の発掘調査を行っている上ノ国町教育委員会は、城外との往来や本州との交易で栄えた港の様子を見張る物見跡とみられる多数の柱穴を確認した。

 勝山館は尾根を削って造られた四段の削平地があるが、そのうちの二段目の先端付近で幅約2m×長さ約6mの範囲で複数の柱穴を発見した。この場所は見晴らしが良いため、外敵の侵入を防ぐというよりも、交易のために多くの船が行き来した港や海の様子を監視する施設があったのではとみられる。

 また江戸時代に松前藩主が勝山館跡にあった館神八幡宮と夷王山山頂の夷王山神社を参詣するために整備されたとみられる道路跡なども、見つかった。勝山館背後の夷王山東斜面には和人やアイヌの墓が密集していることで知られるが、平成20年(2008)以降の調査では城の入口にあたる北側でも多くの墓が見つかっている。今回の発掘区域でも、和人の墓とみられる遺構も確認されている。

▼勝山館については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://homepage1.nifty.com/t-kubo/siro/dounai/katuyama.htm
 http://www.asahi-net.or.jp/~DG8H-NSYM/katsuyama-tate.html
 http://www.hiyama.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/tabi/09kamino/parts/3903gds.htm#title


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(2)能満寺城山(長崎県壱岐市):江戸時代以前の石垣が出土
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 能満寺がある城山の斜面を整備しようとしたところ、江戸時代以前のものとみられる石垣が出現した。確認された石垣は四段あり、高さ約7m×長さ約20mの範囲にわたっていた。城山の山頂には文禄・慶長の役のときに豊臣秀吉の命によって築かれた勝本城があるため、地元では勝本城の石垣ではないかとの声も上がっている。

 能満寺は1700年前後の建立と見られており、石垣はそれ以前に作られた可能性が高い。調査を行った壱岐市教育委員会では現時点では時代の特定はできないとしており、石垣の専門家に依頼して詳しく調べたいとしている。なお石垣の周辺は現在はコンクリートなどで固められているが、貴重な文化遺産なので残したいという能満寺の意向で、石垣の一部が見える形で保存されている。

▼勝本については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://iki.dousetsu.com/shimaaruki-k.p-katumotojyouato.html
 http://www.miyatasan.com/~yagifau/fujinamiism/katsumotojo.htm
 http://www16.ocn.ne.jp/~sironoki/200fukuokaigai-no-shiro/214katsumoto/katsumoto0.htm


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(3)佐野城:佐野市郷土博物館で企画展
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 「佐野城跡(春日岡城)を考える」と題した企画展が、佐野市郷土博物館で11月21日まで開催されている。これまで17回にわたる発掘調査が行われたが、その出土品を中心に展示されている。唐沢城の国史跡指定に向けた取り組みが進む中で、唐沢山城廃城後にもスポットをあてて、時代の変遷を通して佐野の歴史を理解してもらう展示となっている。月曜休館で、入場料は210円である。

 佐野市駅の北側にある佐野城は唐沢山城の廃城にともなって築かれたが、わずか10年あまりで廃城となってしまった。唐沢山城は豊臣方だったため、徳川家康の圧力で慶長7年(1602)に廃城となった。そのため平城である佐野城築城となったが、慶長19年(1614)に城主の佐野家が改易となったために廃城となった。

 唐沢山城は石垣などがよく残っているのに対して、佐野城は徹底的に破城され、絵図なども残っていない。築城期間の短さから未完の城と言われたが、発掘調査の結果で礎石や瓦が出土しており、それなりに整った城であったと認められた。

▼企画展の詳細については、佐野市郷土博物館の公式サイトをご覧下さい。
 http://www.city.sano.lg.jp/city-museum/

▼佐野城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www4.airnet.ne.jp/kmimu/castle/kanto/sano.html
 http://www.asahi-net.or.jp/~ju8t-hnm/Shiro/Kantou/Tochigi/Sano/index.htm
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/sano.htm


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(4)飯田城(長野県飯田市):茶室の土台とみられる礎石4個が出土
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 飯田城跡にある推定樹齢400年の通称「夫婦桜」の樹勢回復に向けた長野県の事業に合わせて飯田市教育委員会は県飯田合同庁舎敷地を調査していたが、旧飯田城にあった茶室の土台とみられる礎石4個を確認した。夫婦桜周辺の土を取り除いたところ、地表から約30cmのところで花崗岩4個が見つかった。直径は40〜59cmの楕円状、三角形状など形はまちまちだが、上面が平らなことから礎石と判断された。

 明治4年(1871)の廃藩置県のときに、飯田城を明治政府に明け渡す際に飯田藩が描いた桜丸御殿の間取り図が同市美術博物館に残されている。この図には茶室の9本の柱が描かれており、このうち4本が今回出土した礎石の位置と一致する可能性があるという。

 合同庁舎一帯は飯田城の本丸、二の丸および桜丸があったところで、現存する建物は桜丸御門(赤門)だけとなっている。赤門以外で飯田城の建造物の礎石が確認されたのは、今回が初めてとなる。同市教育委員会ではさらに調査を進めて、茶室の礎石かどうか確認するとしている。

▼飯田城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.pref.nagano.jp/xtihou/simoina/soumu/topix/gaku/iidajyo.htm
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/iida.htm
 http://www.geocities.jp/ikomaihokusin/nagano/iida.html


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(5)姫路城(兵庫県姫路市):平成の大修理の状況をHPで紹介
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 姫路城「平成の大修理」の工事用建屋を建設している鹿島建設は、同社のHPで建屋の建設工程をCGなどを使用して分かりやすく紹介している。公開したのは9月21日だが、既に1万5千件のアクセスがあって好評である。

 HPの「CGで見る素屋根工事」では、大型クレーンが鋼材を吊り上げたり、大天守の周りに鋼材を組み立てていく様子がCGで再現されている。また「素屋根組み立てアプリ」では建設工程を6つの段階に分けて、鋼材をどの位置でどのように組み上げていくかをCGの動画で紹介している。また各工程の難所の解説も見ることが出来、今後は修復作業の様子を撮影した写真なども掲載していく予定である。

 大天守の高さは46mもあるため、それを覆う建屋は8階建てで約50mの高さとなる。漆喰の塗り替えや瓦の葺き替え作業などの際に風雨から保護するために一年ほど前に建設が始まり、現在は大天守がほぼ隠れた状態となっている。今年12月には、大天守は建屋に完全に覆われる。

▼鹿島建設の姫路城サイトは、下記のとおりです。
 http://www.kajima.co.jp/tech/himeji_castle/index-j.html


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(6)鳥取城(鳥取県鳥取市)ほか:
         池田氏繋がりで鳥取、岡山、姫路の三市が姉妹都市縁組みへ
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 江戸時代に池田氏が築いた城下町として縁のある鳥取県鳥取市、岡山県岡山市と兵庫県姫路市の三市は、姉妹都市縁組み実現へ動き始めた。これら三市は平成19年(2001)に創設した「姫路・岡山・鳥取三都城下町物語推進協議会」で既に連携しているほか、「三都城下町」イベントの開催やしゃんしゃん祭などそれぞれの祭りへの相互参加、特産市の開催などを官民一体で行っている。

 10月11日に岡山市で開催された4回目の同協議会で、竹内鳥取市長が提案した。岩見姫路市長や高谷岡山市長も同調し、姉妹都市縁組みに向けて進むことや連携をさらに充実させることが確認された。具体的には、三市がそれぞれ姉妹都市提携している海外からの観光客を呼ぶための旅行商品づくりや呼び込み、岡山空港の利用や三市を結ぶ道路・鉄道インフラの整備促進を今後3年間で重点的に取り組む。

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