ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第236号】2010/09/20(Mon)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
=じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す==================

【城郭ニュース 第236号】2010/09/20(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=


 名古屋の町づくりは慶長15年(1610)の名古屋城築城と清須越として知られる清須からの町ぐるみの移転に始まったということで、今年はちょうど400年目にあたります。このことから、名古屋市では「名古屋開府400年祭」を開催している。
 この400年祭にちなんでいろいろな行事が行われているが、協賛している名古屋東急ホテルでは、名古屋城天守をモチーフにした「お城ケーキ」を売り出している。購入には一週間前までの予約が必要で、一日1セット限定となっている。ちなみに、価格は16,100円である。販売は10月一杯の予定だが、注文があれば10月以降も販売するという。「お城ケーキ」の実物は、同ホテル1階のコーヒーハウス「モンマルトル」に展示されている。
 興味のある方は、下記名古屋東急ホテルの公式サイトにアクセスしてみて下さい。
 http://www.nagoya-h.tokyuhotels.co.jp/restaurant/montmartre/details/2010/08/09-1837.html


◆今週の目次◆
(1)安土城(滋賀県安土町):吹き抜けは巨大山車の技術を応用したのではないか
(2)彦根城(滋賀県彦根市):世界遺産推進委が推薦書骨子のたたき台作成
(3)水戸城(茨城県水戸市):二の丸御殿跡から石組み用排水施設が出土
(4)姫路城(兵庫県姫路市):来年2月まで化粧櫓を特別公開
(5)福山城(広島県福山市):舟入遺構の石垣を確認
(6)岡本城(栃木県宇都宮市):門周辺を装飾したと思われる貼石遺構を確認


────────────────────────────────────
(1)安土城(滋賀県安土町):吹き抜けは巨大山車の技術を応用したのではないか
────────────────────────────────────

 岐阜工業専門学校の水野名誉教授は、「安土城にあったとされる吹き抜け構造は名古屋・熱田の巨大山車の技術を応用したのではないか」という研究成果をまとめ、10日に開催の日本建築学会で発表する。当時の技術水準では吹き抜け構造は困難と考えられていたが、織田信長が重用した宮大工の業績に注目して可能だったと結論けている。

 昭和15年(1940)に行われた調査で天守台が変形八角形であることが判明し、昭和44年(1969)には名古屋工業大学の内藤名誉教授が「天守指図」を発見した。この天守指図は土台の形が一致することから、安土城の設計図と推測されている。これによると安土城天守は地上6階地下1階で、4階までの中央部分が吹き抜け構造となっている。

 祭りの山車にも詳しい水野名誉教授は安土城を築造した棟梁の岡部又右衛門が尾張熱田の宮大工であったことに注目し、当時の津島天王祭大山や熱田大山楽車の巨大山車の工法を取り入れたものではないかと推測した。江戸末期の「尾張名所図会」によると、熱田大山は幅3m×長さ4mの台車の四隅に柱を立て、高さは24mもある。祭礼の祭に建造され、多くの人に引き回されても壊れない頑丈さを備えていた。これまで、安土城と山車を関連づけ考える研究者はいなかった。

▼安土城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.azuchi-shiga.com/n-jyoukakusiryoukan.htm←安土城郭資料館のサイト
 http://www.azuchi-museum.or.jp/←滋賀県立安土城考古博物館のサイト
 http://www.azuchi-shiga.com/index.html←安土町観光協会のサイト


────────────────────────────────────
(2)彦根城(滋賀県彦根市):世界遺産推進委が推薦書骨子のたたき台作成
────────────────────────────────────

 彦根城世界遺産登録推進委員会は、国がユネスコに提出する推薦書の骨子案のたたき台を明らかにした。これによると、天守や御殿、城下町が一体で残る近世城郭都市であるほか、大名文化を伝える博物館施設や関連資料の充実ぶりを打ち出している。これによって、先に登録された姫路城との違いが明確になるとしている。

 このたたき台は歴史や城郭史の専門家などからなる作業部会が計12回の会合を重ねてまとめたもので、これを受けて彦根市では今年度中にも骨子案をまとめる方針である。彦根城の世界史的な意義付けとしては、武威の象徴である天守などの城郭施設に加えて、平和となった江戸時代に政務が行われた御殿や城下町の町割りが残っているとして、「武家政権を象徴する基本的な施設や遺構が総体として良好に残る文化遺産」としている。

▼彦根城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.hikoneshi.com/castle/←彦根観光協会のサイト
 http://www4.airnet.ne.jp/kmimu/castle/kinki/hikone.html
 http://www013.upp.so-net.ne.jp/gauss/hikonejo.htm


────────────────────────────────────
(3)水戸城(茨城県水戸市):二の丸御殿跡から石組み用排水施設が出土
────────────────────────────────────

 水戸城二の丸御殿跡を初めて発掘調査した茨城県教育財団は、凝灰岩を使った石組みの用排水施設跡や井戸のような遺構が見つかったことを明らかにした。水戸城の中枢建物である二の丸御殿跡の発掘調査は今回が初めてで、同財団ではこれにより水戸城の全体像を探るきっかけとなるとしている。

 今回の調査では、江戸時代中期から幕末にかけての整地層が8面確認された。ほとんどの層に同じ向き、並びで排水施設が張り巡らされ、のみで削った痕跡のある蓋付きの石樋や土管、大量の瓦や古銭なども出土している。同財団では、当時の基礎工事や排水施設の構築方法の一部をかいま見ることが出来るとしている。

▼水戸城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://otakesumiyo.hp.infoseek.co.jp/mito.htm
 http://www.geocities.jp/qbpbd900/mitoziyo.html
 http://www.3kids-cg.com/text/mito.html
 ↑CGで再現された水戸城をみることが出来ます。


────────────────────────────────────
(4)姫路城(兵庫県姫路市):来年2月まで化粧櫓を特別公開
────────────────────────────────────

 「平成の大修理」が行われている姫路城で、西の丸にある国の重要文化財・化粧櫓を来年2月末まで公開される。これまで春と秋に一週間程度公開される程度であったが、大修理中の観光客の満足度を高めるために公開することとなった。

 西の丸は姫路城主だった本多忠政が長男忠刻とその妻千姫の居館として築造されたもので、化粧櫓は千姫が城の西側にある男山を参拝する際の休憩場所で、化粧直しに使ったとされている。化粧櫓内は畳が敷かれ、全長約300mもある百間廊下の北東端に位置している。化粧櫓内部では千姫が百人一首に興じる様子が人形で再現され、隣のカの渡櫓では千姫ゆかりの羽子板や姿絵が展示される。

▼姫路城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/←姫路市による公式サイト
 http://www.himeji-kanko.jp/contents/castle/
 ↑姫路観光コンベンションビューローによるサイト
 http://www.himeji-castle.gr.jp/


────────────────────────────────────
(5)福山城(広島県福山市):舟入遺構の石垣を確認
────────────────────────────────────
 
 JR福山駅南口の駅敷地内で実施した確認調査を行った福山市教育委員会は、福山城舟入遺構北側にあったとされる石垣などを確認した。これまでの発掘調査の結果などから、ほぼ間違いないという。また、家老屋敷の柱跡や明治期以降に作られた瓦や陶磁器、石垣の固定に使われた川原石も確認した。

 今回の調査はJR西日本岡山支社が駅の一部改修計画を検討していることを受けて行われたもので、同市教育委員会では現場を埋め戻した上で同支社に文化財の現状保存を求めていくとしている。

▼福山城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyamajyo/history/
 ↑福山城博物館のサイト
 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/fukuyama.htm
 http://woodone3831.web.infoseek.co.jp/c-1-3-8-9-siro-FUKUYAMA.html


────────────────────────────────────
(6)岡本城(栃木県宇都宮市):門周辺を装飾したと思われる貼石遺構を確認
────────────────────────────────────

 岡本城(宇都宮市指定史跡)本丸周辺の発掘調査を行っている宇都宮市教育委員会は、門周辺を装飾したとみられる貼石遺構が見つかったと発表した。同市教育委員会によると、本丸の出入り口となる虎口を装飾的に見せる目的で作られた可能性があり、岡本城の実態を解明する上で重要な発見としている。また本丸内の柱穴の跡から、建物が何度か建て替えられたことも確認した。

 岡本城は南北朝期の14世紀前半に岡本信濃守富高によって築城された平山城で、その後戦国時代には玉生氏の居城となった。慶長2年(1597)に主家である宇都宮国綱が改易となったことで、廃城となった。

▼岡本城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.geocities.jp/ikomaihigasi/totigi/okamoto.html
 http://atenzasports23z.blog.so-net.ne.jp/2009-02-12
 http://www.geocities.jp/buntoyou/f11e-it/tg-f2272okamoto.html

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

関西城郭同好会 更新情報

関西城郭同好会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング