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井島・石島コミュの石島というところ

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石島というのは,宇野港外にある直島群島の北端,玉野市胸上港から南へ海上約6kmのところにある島です。
 島の総面積は2.72平方kmで,島の中央よりやや北寄り東端に戸尻鼻,西端にヘラが崎という小さな岬があり,この岬を東西に結んで,石島山という標高156.7mの山があります。山の稜線は南の方向に孤をえがいていますが,この稜線を境として南側が香川県香川郡直島町井島,北側が岡山県玉野市石島といいます。
 このうち玉野市石島分の面積は0.822平方kmで,残りが香川県直島町の領分であるから,大体島の北側約3分の1が岡山県玉野市石島ということになります。この小さな島を,石島山の頂上を境として香川県と岡山県が七分,三分の割合で領有しているというわけで,大槌島とともに,ここばかりはあきらかに,岡山,香川両県が陸続きであり,文字通り県境の島ということになります。
 島の呼称については双方とも「イシマ」と呼ぶことにはかわりはないですが,この一線を境にして南の直島町側を「井島」と書き,北の玉野市側は「石島」とそれぞれ異なった文字を使います。地図の地名表示から公簿類にいたるまで,双方ともこれが公式の地名で,この小さな島に2種の地名表示というのも,ちょっと珍しいのではないでしょうか。なぜ,表記が違うかということについては今となっては何も資料が残っていないため,はっきりとしたことはいえませんが,後述する胸上と直島で石島の所有についての裁判に江戸幕府が裁定を出す際,直島側の言い分を記録した役人は「いしま」を井島と記録し,胸上側の言い分を聞いた役人は石島と記録しそれがそのまま残っているためと言われています。
 さらに直島町側の井島には,人間がそこに定住し,生活を営んでいたという形跡はなく,したがって昔から無人島です。これに反して北側玉野市側の石島には元禄15年(1702),ここが備前国児島郡胸上村の一部と決まった当時,いちはやく胸上村から3人の農民が移住し,山や荒地を開墾して田畑をつくり,沖にでては漁業をし,文字通り半農半漁の生活を営みながら,すでに300年の歳月を重ね,現在では38世帯,137人の人たちがここに暮らしています。また,それ以前にも人々の暮らしていた跡として,紀元前8000年以前に使ったサヌカイト製石器が出土しており,古墳時代初め頃の横穴式石室をもつ円墳が3つあります。

コメント(3)

石井裕(=匿名141) さん

海上タクシーですね。

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