竹田達彦コミュのMika (from NY) Piano Trio

「Ｍｉｋａ (from NY) Piano Trio 」　@Ｍｒ．Ｋｅｌｌｙ'ｓ
Ｍｉｋａ(P)、荒玉哲郎(B)、竹田達彦(Ds)

Ｍｉｋａこと森美佳さんの来日ライブで、哲ちゃんとの鉄壁サポートを拝見してきました。
Ｍｉｋａさんはブラジルで長期活躍されたのち、現在ＮＹに在住というほぼ外国人のような方ですが
ＭＣでは「なんとかやけん」と岡山弁がちらほらでたり、美しい顔とのギャップがとっても魅力的

外国人ということで、無理やり７拍子に編曲したりと、演奏に関してもハイレベルなことを要求されます。

我らが達ちゃんはそんな要望にも顔色ひとつ変えることなく的確にリズムを刻み続けます。
このところジャズではなく南米系ライブでの氏の演奏を観ることが多いのですが、
まさしくこれが彼の真骨頂。目をつぶるとサンバ隊が５人ぐらいいるような錯覚に陥ることしばしば。
バスドラムはスルドー、スネアはカイシャとヘピニキ、ハイハットはパンデイロ、ライドはタンボリム
てな感じで、一人ですべてを表現してしまいます。
このスタイルのドラマーはほぼ皆無に近く、また、誰にも真似できない変態プレイでもあります。

今日の機材は、すべてケリーズさんの備品で、持ってきたのはスティックオンリー。
まるでＮＹのミュージシャンのようですね

このセット、ラウンドバッチと呼ばれる６０～７０年代のグレッチのオールドもので
現在でもすこぶるご機嫌な音を聞かせてくれます。
シンバルも薄めで、いわゆるいい感じに枯れてきたって状態の３枚＋１セットを使用。

右手でシェイカーをリズムキープしながらのプレイも特筆でした。
これだけでも飯食っていけそうなテクニックで、あまりの高速に写真もぶれぶれです