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D&D4thをキャンペで遊ぼうZE!コミュの【蜂蜜と林檎】亭の一隅にて

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パトゥーニア市内、銀の荷馬車通りの中央部あたりに位置する冒険者向けの旅籠屋。
激しい香辛料と甘い果物、その調和が生み出す料理の美味しさで有名!なのはあくまで表の顔。
その正体は、神話への長き道を歩む一流冒険者たちの情報交換所なのだ。

(というわけで質問・相談スレです。お悩みに当代伝説級の冒険者たちがお答えするらしいです)

コメント(6)

♪ 空の音響け 高く、哀しみを越えて
  今ここに生きてること 笑い合えるその日まで
  優しさも夢も ここに留めておけない
  降り注ぐ光の中 明日を奏でて ♪

「挽歌だな」
 バードの歌が止むのを待ちかねたように、卓に着いていた壮健なるドワーフはジョッキの蒸留酒をあおった。年を経た丸太のような首の筋肉がうねり、いつつけられたかももはや定かではない古傷と共に、言い知れぬ凄みを醸した。
「あたら若い命を散らしたな」
 悲哀と希望を込めた旋律が響く亭内、入口付近の壁にもたれかかった黒ずくめの男は、手にしたゴブレットを見つめていた。中に入っているのは、とろみの強い南方の蜂蜜酒である。反対側の壁に設けられた演台の上に奏するバードの長い套衣と同じ色、透明感のある黄色をしたその液体の表面が、戦慄くように少し震えた。
 バードの歌が終わったのだ。切々と心に寄添うようなその残響が途絶えた時を見計らい、カウンターの向こうから、緑がかった黒髪の若女将が顔を出す。いつでも笑っているような細い目だが、今夜ばかりはその表情は暗い。
「とても残念ね。彼らの冒険は彼らのもの、決して我々が手を出すことはできないけれど」
 そう言いながら、香辛料を効かせた料理をドワーフの前においた。良く手入れの行き届いた長い髭の向こうから、唸り声のような感謝の言葉が漏れる。
「援助の手を差し伸べることはできるはずです、マチルダさん」
 ふわりと絹の一張羅の裾を翻し、演台から降りたバードが、楽器から離した手で額を拭った。美しい金の髪が一筋、上気した頬に張り付いたままだ。まだ少女と呼んでもよい年頃である。
「彼らに与えられる運命はさらに過酷なものとなっていくでしょう。英雄を導くのもまた、英雄。コアロンの歌を極めし者は、運命を紡ぐもの、フェイトシンガーとなり、すべての英雄を英雄たらしめると聞きます」
 真ん丸な目に真剣さを湛え、バードは三人を見回した。
 暫しの沈黙の後、黒ずくめの男が壁から身を起こした。人形のような顔であった。それも造作のすべてに鋭さを求めたような、冷たく孤高の魅力を持つ人形の顔であった。その眼光は真正面からバードの視線と絡み合い、そして男は口を開いた。
「秘術に関しては、俺に一日の長があろう。武芸に関してはお前だ、ディキストン」
 名を呼ばれたドワーフは、深い叡智を秘めた賢者の如き目を男に向け、静かに頷いた。
「真の戦士に斧は要らない」


 近くの席に最初から座っていた酔っ払いの野次馬が二人、ディキストンの言葉に顔を見合わせた。
「それってどーゆーイミよ」
「素手でやっても強えってことだろ、なあ」
 脱線は無視、あるいはそもそもなかったことにするのが真の叙情派である。速やかにイニシアティヴが振られ、知識判定? 一撃で沈めるんで要らねえッスとか剣呑な言葉が舞い散って、野次馬は退場、あるいはそもそもいなかったことになった。


「ありがとうございます、ディキストンさん、アードベックさん」
 バードはようやく表情を緩めた。蕾がほころぶような表情であった。
「原始の招力については私が。ではあなたは、信仰の御業について語るといいわね、ララルゥ」
「はい、マチルダさん」


 斯様にして、【蜂蜜と林檎】亭は常に冒険者の味方であり続けるのである。
早速アーニマからの質問なんだよっ!
“特性”として一日毎パワーを込めることの出来るトウム、-サモナーズ・トウムとかトウム・オヴ・ザ・ノース・ウィンドとかだねっ-なんだけど、込めることを選択したパワーは呪文書に追加出来るの。
呪文書に追加されるってことは売ったり無くしたりしてトウムを失ったとしても呪文書に書かれたパワーは失われないのかな? それともそのトウムは所持してなきゃいけない?

1Lvの人でもそれぞれ+1のサモナーズ・トウム、トウム・オヴ・ザ・ノース・ウィンド、トウム・オヴ・アンデナイアブル・ファイアーの3冊を持ってるなら、お休み(大休憩の意)の後に下記みたいに呪文書に書かれた5種類のパワーから次にどれを使うかを選べるよね?

・サモン・ファイアウォーリア(サモナーズから呪文書に記載)
・フリージング・クラウド(ノース・ウィンドから呪文書に記載)
・フレイミング・スフィアー(アンデナイアブルから呪文書に記載)
・スリープ(1Lv時に呪文書に記載)
・ローリング・サンダー(1Lv時に呪文書に記載)

トウムを失った後も同じことが出来るかなって思って。
教えて欲しいかも。
こっちに堕ちてきた時に記憶が飛んじゃってるのぉっ!
 片隅の壁に背を凭せ掛けていた黒ずくめの男が、ゆっくりと身体を起こした。
「アードベッグという。ミスレンダインにてエラドリンの剣魔術の精髄を学びし者だ。口さがないものは俺のことをバンカイと――」
 ここでアードベックはいずことも知れぬ彼方を睨み、口にするもおぞましい冒涜的な言葉を吐いた。
「というわけでアードベッグだ。レイヴン・クィーンを信仰してもいなければ死神を代行したりもせぬ。お前も命が惜しければそのような言葉を俺の前に並べることはせぬほうがよい」


 アーニマからの質問を聞き終え、アードベッグは頷くと、足元に下ろされていた背嚢から、擦り切れた革の表紙を持つ重そうな書物を一冊取り出した。角と背表紙には見たこともない黒い金属による秘術的な装飾が施されている。
「秘術を学びし者のうち、魔術師、ウィザードと呼ばれるものは、このような呪文書を持つ。ここには魔術師が習い覚えた儀式と強力な呪文が記録されている。記録された秘術の呪文は、長い休憩の際に、精神の深奥に刻み込むことによって準備を完了し、発動できるようになるのだ。
 注意せねばならぬのは、ある種類の呪文は精神の特定の部位に刻まねばならない、ということだ。たとえば、火炎の戦士を招来する呪文と、凍える霧を作り出す呪文は、まるで違う性能を持っているが、刻まれる精神的部位は同じ。言い換えれば、どちらかの呪文しか、その部位には刻んでおけぬということだな。複数の呪文を呪文書内に記録していた場合、どの呪文を刻んでおくかは、術者の任意だ。パーティ内で相談して決めるもよかろう。お前の秘術が、仲間の危機を救うことは数多いはずだ。
 さて、この呪文書への呪文や儀式の追加は、様々な方法によってなされる。お前の言うとおり、トウム――魔道書、グリモアと呼ばれることもあるこの装具にもともと記されているものを、自分の呪文書に書き加えることもできる。これはお前たち、魔術師だけの特権とも呼べる能力だな。そして、書き加えられた呪文は、お前が呪文書から自分の意志で消し去ることでもしない限りは、失われることはない。喩え、お前がそのトウムをレシディウムに分解することがあったとしてもな。
 ただし、覚えておくが良い、小さき御使いよ。
 お前の呪文書は、たったの128ページしかないのだ。秘術の呪文は1ページ、だが儀式の細部について詳述するには儀式の難度に応じた莫大なページ数が必要となる。呪文書の中にはコアロンやアイウーン、あるいはボカブといった神格より加護を賜ったものもあると聞くが、そのようなものを手に入れられればまた違ったことになるだろう。
 また、書き写しには手間も余計な費用もかかる。呪文書は己の半身と思い、我が身と仲間を守るように守るのが理想的と言えるだろう。
 ところで、なぜソードメイジの俺が呪文書を持っているかと言うと、そういう特殊の訓練を積んだからだ。普通の剣魔術師はこのようなものは持っていないので、誤解なきよう申し添えておく」

 片隅でまた静かな音色を奏でていたバードが、にっこり笑う。
「昔々、ある魔術師が水溜りに落っこちてしまいました。水を吸って重たくなったローブにも負けず、必死で泳いで何とか水から這い上がった魔術師でしたが、何とまあ、水に浸かった呪文書から、お金と手間暇をかけて一文字一文字書き込んだインクが、黒い水となって染み出しているではありませんか。修復の呪文を使っても呪文書は決して元には戻らず、魔術師は大いに嘆き悲しんだということです。どっとはらい。
 今の呪文書はそんな脆弱な作りにはなってない、なーんて話も聞きますけど、大事にするのに越したことはないんじゃないかなあって私も思います」
何故か修道女の姿をした腹ペコウィザードの質問に黒ずくめの男が
答え終わると、その様子を静かに見ていた藍色の髪の少女は
4人の先輩冒険者に視線を向け、厳かに口を開いた
「貴方がた先達に私が行く信仰の道と、この印の能力ついてご教授願いたい」
そう言った彼女の左目には奇妙な痣が刻まれていた

質問その1
カラシュターの光の道の神格と領域は何でしょう?

質問その2
警戒のマークによる防御値へのボーナスってアイテムのパワーにものるの?
「あ、竜紋」
 素っ頓狂な声が上がった。身軽なステップを床に刻み、酔っ払いが突っ伏す卓と椅子の間をすり抜けて、バードはあなたの前に立っていた。
「珍しいですね。実物を見るの、三度目なんですよ。あたし、エベロンって行ったことないしなあ。でも、前に見たマークと違います。これ、クンダラク氏族のマークですよね、通常ならドワーフしか持ち得ない、監視のマーク。あ、でも、このマークの効果はあくまで貴方の習い覚えた技の防御能力を強化するだけですから、貴方がどんな素晴らしい防具を持っていたとしても、その力を更に強化することはないってのは覚えておくといいですよ。ね、ね、それより、外道紋って知ってます? 最近パーティに入ったウォーロックの人がすごいマークを背中に持ってましてね」
 くるくると表情を変えながら一頻りまくし立てたバードは、呆気に取られたあなたに向かって、悪びれもせずに笑みを浮かべて見せた。金の髪をまとめている深緑のバンドを飾る銀の十字星が、小さく輝きながら揺れる。もしもあなたにエルフ語の素養があるなら、そして星を模した髪飾りに刻まれたレラニック文字を読み取るだけの注意深さを持っているなら、彼女がルアサール――友たる星、あるいは星の友。エラドリンの宮廷に迎え入れられる異種族の英雄を指す――という名誉ある称号を名乗れる存在であることを察せられるだろう。
「ところであたしはララルゥです。見ての通り本業はバードです。ええと、貴方は……あっ、言わないでもいいですよ、あたしこう見えても人物観察が趣味で得意なんです」
 くすぐったそうに、ララルゥは目を細めた。
「プレートメイルにヘヴィシールド、それでいて華奢な身体、ってもうパラディンですよね。最近じゃファイターも動きを重視してもっと動きやすい鎧を着ることが多いし、そもそもそんな細い腕じゃ重い武器なんて普通は操れないですもんねー。足場が悪い時には気をつけたほうがいいですよ、今じゃ水溜まりで溺れるのは騎士さまだけ、なーんてことも言われたりしますから」
 相変わらず直球の言葉を紡ぐ少女は、ふと口を噤んだ。笑ったままの細い目は、どこかいぶかしみを込めた視線を放つ。
「パラディンにしては聖印をお持ちじゃないんですね。……あ、もしかして、ダル=クォールからいらした方、ですか? それなら納得です。
 大地の龍エベロンがとぐろを巻く大地には、13の外方次元界があると聞きます。……今でも、そういう呼び方をするのかどうか、存じ上げないんですけどー。まあいいや、その13の次元界には、こちらではフェイワイルドと呼ばれる世界やシャドウフェルと呼ばれる世界も含まれているんですけど、その中の一つにダル=クォールと呼ばれる世界もあります。12の次元界はエベロンの大地を定期的に周回し、時には隣接し、様々な影響をエベロンへともたらすのですが、ダル=クォールだけはエベロンに隣接せず、ただ人型種族の夢を通してのみその力を振るうのだそうですね。別名、夢の領域と呼ばれる由縁です。
 ダル=クォールの住人である精神生命体クォーリはその性邪悪にして人の恐怖と狂気を好み、太古のゼンドリックにあった巨人の帝国と大戦争を引き起こした末にエベロンとの接点を断たれたと言われています。ただ、そんな中にあっても、究極の光――イルヤンとも、イル=ヤナーとも呼ばれる存在を奉じ、その輝きを追う者たちが、悪しきクォーリから逃れて、物質の世界に住む禁欲的な修道僧たちと共に生きることを選んだ姿が、貴方がたカラシュターと呼ばれる存在、ですね」
 いつの間にか取り出したシターンの弦を一本爪弾く。極限まで余分を削ぎ落とした哀切極まりない音色が、一瞬の緊張を見事に演出した。
「この音みたいな、突出した頂き。それが、貴方がた光の道――パス・オヴ・ライトを歩むものの求めるものです。貴方がたは信仰すべき神格を持たず、ただ只管に肉体と精神を鍛え上げ、自らを輝きの頂点へと少しずつ高めていくことを目標とします。宗教というよりは、哲学というか、生き方そのものを指す概念に近いですね。究極の光と呼ばれる存在も、信仰の対象では決してないみたいです。あたしはコアロン様を篤くお慕いしているんですけど、光の道を奉じる人たちはコアロン様本人ではなく、コアロン様を神様たらしめているすごい力――知恵だったり、洞察力だったり、勇気だったり、膂力だったり、精神力だったり、そういったものそのものに価値があるって考えてるみたいですよ。
 だから、信仰の領域、というものも光の道に該当があるかどうかちょっと怪しいですが、《正義;ジャスティス》《力;ストレングス》《技術;スキル》の三つを当てはめるとちょうどいいかなあ、と思います」

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