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FIH☆大器晩成の国際協力コミュの知恵の輪

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慶應義塾を創設したことでも知られる福沢諭吉さんは、「学問のすすめ」の中で学問の有無が人生を左右することを説いています。

国際協力のためや,それぞれの志しのために読んだ本,観た映画などなどをこの場で薦めていただけたらと思います犬

タイトル
主な内容
簡単な感想
自由に書いてくださいわーい(嬉しい顔)



僕はもっと他人に影響を与えれるような人間になりたいです。

では実際にそのような人間になるためにどのようにすればいいのかということですが、
僕は「他人にたくさん影響を与えたいなら、他人にたくさん影響されればいい」という考えを抱いています。

書物でもメディアでも友達でも、自分より先に歩いている人から影響されればいい。偉人に影響されればいい。死んだ大切な人から影響されればいい。
色々なものに影響されて自分の影響の輪を広がり、そしていつか僕の大きくなった影響の輪がまた誰かの輪を広げていく。そう信じています。

知識の輪
思考の輪
繋がりの輪

この場が、みなさんの様々な影響の輪が広がっていくきっかけとなれば嬉しいですクローバーぴかぴか(新しい)

コメント(25)

管理人にこのトピックの書き込みを頼まれたので頑張ろうと思います笑

とりあえずテーマ別に...

まずは宗教について

人生や魂のよりどころでもあり、争いの種でもあり、国や人種などの境が存在する源
アイデンティティとして何よりも第一に存在するとても大切なテーマです。

基本的に宗教観が自由なため、宗教に縁が薄い日本人にとっては
これらに関わるには敷居が高い感じがしやすいと思います

そこで、簡単に読めて、それなりの基本を知る事が出来る本を紹介したいと思います。



   「旧約聖書を知っていますか」 著者:阿刀田高
   「新約聖書を知っていますか」 著者:阿刀田高
   「コーランを知っていますか」 著者:阿刀田高



見てわかる通り3冊とも同じ方が書いています。
現代口調で気さくな文体なので、とても読みやすいと思います。

「旧約聖書」はユダヤ教の聖典。
(↑世界三大宗教の2つキリスト教とイスラム教の原典でもあります。)

「新約聖書」はキリスト教の聖典。

「コーラン」はイスラム教の聖典。

ですね。
ちなみに新潮文庫から出版されてます。

他には



  「世界の宗教と信仰-八つの型と共存への道-」 著者:加藤智見



これもオススメです。
こっちは様々な宗教を(神道・仏教・道教・ヒンドゥー教・ゾロアスター教・
キリスト教・イスラム教・古代ギリシア宗教...等)ごく簡単に解説してくれるものです。


個人的な意見ですが、「無知は罪悪」だと私は考えます。
世の中の全てを知る事など不可能ですが、知るための努力は可能です。

とくにこの世の歴史と争いに宗教は切っても切れない関係です。
宗教が無ければ今現在は存在しなかったと言いきれると位だと思います。
それほど大きな意味を持つ宗教を、もしも全く知らないのであれば
まずは少しでも知るべきではないでしょうか?

もし、この紹介でそのきっかけがつくれたとしたら嬉しいです
次は戦争をテーマにした映画を紹介したいと思います。


「SCHINDLER'S LIST」 邦題:「シンドラーのリスト」 監督:Steven Spielberg
「DEFIANCE」 邦題:「ディファイアンス」 監督:Edward Zwick
「HOTEL RWANDA」 邦題:「ホテルルワンダ」 監督:Terry George

内容:
3作とも、戦時中に自らの危険を承知で多くの人々の命を救ったとある人の
史実を元にして製作された映画です。
上2つが第二次世界大戦時のナチス・ドイツ占領下の話で
3つめが94年にアフリカのルワンダで勃発した「ルワンダ紛争」の話です。

感想:
極限の状況にあって最後まで人間性を失わない難しさと実行した凄さ。
映画的に脚色部分があるにしろ、戦時中に自分の命ですら守るのが困難な時に
他人を命を(しかも多くの)助けた、こんな人たちが実際存在していたとは...
同じ状況に置かれた時に果たして自分は同じ事が出来るだろうかと考えると苦しいです
これらの感情を言葉にするのは中々難しいです。
この映画を見る事によって戦争・紛争の歴史も学べます。



「ARARAT」 邦題:「アララトの聖母」 監督:ATOM EGOYAN

内容:
第一次世界大戦、1915年にアララトで起きたアルメニア人虐殺の史実とその悲惨さ
それらについての映画を製作するために携わる色々な人間関係と絆と
テーマが一つでなく、色々な見方が出来る映画 です。

感想:
とてもオススメです。
戦争映画の多くは過酷な環境下、人として限界に近い状況にあって
いかに人間的であれるかをテーマにしているものが多いのですが
この映画は加害者と被害者の間にある歴史観の差や
互いの感情がとてもリアルに描写されています。
これらのとても複雑な問題に向き合うめずらしい映画です。
でも、本来この問題は世界中多くの国が(もちろん日本も)持っているはずで
本当はよくよく考えなければならない大切なテーマだと思います。


映画紹介は次に続きます
映画紹介つづき


「THE DEER HUNTER」 邦題:「ディアハンター」 監督:Michael Cimino
「TIGERLAND」 邦題:「タイガーランド」 監督:Joel Schumacher
「HART'S WAR」 邦題:「ジャスティス」 監督:Gregory Hoblit

内容:
上2つがベトナム戦争の話で
1つめは戦争帰還兵の友情や悲劇を描いた映画。
2つめが戦地に赴く前の最後の訓練所に送られていく兵士たちの話。
3つめは第二次世界大戦中のドイツ軍捕虜収容所の捕虜の話です。

感想:
どちらも兵士目線の映画です。
戦争という自分自身の意思が排除された狂気の中での人間の様々な葛藤があり
いかに極限状態で人間性を保つのが困難な事なのか
どんな崇高な理想を掲げたところで
戦争の本当の姿は恐ろしいものでしかない、などと色々考えさせられます。
個人的には特に「THE DEER HUNTER」は
作中の表現が全て正しいと感じなかったとしても
全体の話として見るのがとても辛い内容だと思います。



「La vita è bella」 邦題:「ライフイズビューティフル」 監督:Roberto Benigni
「The Kite Runner」 邦題:「君のためなら千回でも」 監督:Marc Forster
「La Lengua de las Mariposas」 邦題:「蝶の舌」 監督:Jose Luis Cueruda

内容:
3作とも平和な生活から一転、戦乱に巻き込まれる一般市民の話で
1つめが第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監されてしまった家族の話
2つめはソ連軍侵攻、タリバン台頭などアフガンの激動時代を生きた少年たちの話
3つめはスペイン内戦を直前に迎えた少年と老教師との交流の話です。

感想:
どれもとても考えさせられる映画で
戦乱に巻き込まれた人々の感情と思考の変化や
そのうえでの人間関係の変化(人間の弱さ)が生々しくて辛いものがあります。
また、そんな苦しみの中でかいま見れる希望の光や人の優しさも感動します。
家族愛、友情、罪、つぐない、人間の強さ、人間の弱さなど
人の持つ不安定かつ強い要素を強く訴えて来る作品です。


---------------
以上で戦争映画の紹介は終わりです。
戦争が絡む映画と言っても色々な種類があるので

・功績を残した人物などの史実を元にした作品
・歴史観、加害者や被害者の感情など、戦後の傷跡
・戦時中や帰還後の兵士目線
・平和から一転、戦乱に巻き込まれた一般市民

の4つのテーマにわけて作品を紹介しました。
かなり有名どころも多かったと思いますが
どれも観終わった後に、かなり考えさせられる作品なので
機会があればぜひ観てみてください。
山本敏晴『国際協力師になるために』


僕とベンジャミンのお勧めで、基礎知識から現場の方法論まで、本格的にノウハウのかかれた本です手(パー)

国際協力師とは山本氏が2005年間から提唱する新しい職業で、
この本は、国際協力に関心を持つ人々を増やすために「国際協力とは無給のボランティアでやることだけではなく、有給のプロとして行なっていく道もあるのだ」ということを、分かりやすく伝えているのが主たる部分です。

また、政治,経済,教育,医療,環境など様々な問題点が多岐にわたって具体的に説明されていて
今までどんな活動をして失敗してきたのか、これからどうすることが必要か書かれています。

そして、国際協力の道を進みたい人の道しるべ的要素も満載されていて、これからの進路ルートをたくさん推奨してくれています。


国際協力の道に興味があるけど具体的な進路が分からない人。だいぶ色々な道が照らされると思います晴れ

国際協力の道を決意しているが知識が足りないと感じている人。だいぶ色々な分野の知識がつくと思います本

葉田甲太『僕たちは世界を変えることができない』


このコミュニティにも参加してくれている葉田甲太さんの本ですグッド(上向き矢印)

めっちゃくちゃ等身大の文章で、下ネタが多いけど(笑)インパクト大です!

「カンボジアで警察に追いかけられ
小学校の子供たちに元気をもらい
エイズ病棟で泣き
義足の少女と笑い
ゴミ山でヘドロにはまり
デリヘル嬢を呼び
マザーテレサを目指すことを諦め
人並みに遊び
人並みに勉強する
フツーの大学生たちがカンボジアに小学校を建てるまでのちょっとHな奮闘記」

たくさん笑えて
たくさん泣けて
カンボジアで「何か」が変わった葉田さんから、その「何か」を分けてもらえる本です。
この「何か」は絶対に誰の心にもあるものだと僕は信じています。

色々な人にこの本を薦め、読んでもらいましたが、読み終わった時に口を揃えて言う言葉は「行動したくなった」です。

結局、僕たちが世界を変えることはできないのかもしれません。
けれど、できるかできないかじゃなくて、やるかやらないかなんだと改めて感じました芽


映画化が決まったそうで、キャストも豪華。
きっと来年にはこの本も葉田さんも有名になっていることと思います。

Amazonとかで安価に手に入るし読みやすいので、是非読んでみてください。

かなりお勧めですわーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)
「それでも生きる子供たちへ」
(ALL THE INVISIBLE CHILDREN/LES ENFANTS INVISIBLES)

タイトルどおり、子供たちを主人公にした映画。
7人の著名な監督がそれぞれの視点で描いているオムニバス作品で、
・ルアンダの少年兵
・父親に盗みをやらされ少年院にいる少年
・アメリカのエイズに苦しむ少女
・ブラジルのスラム街で暮らす姉妹
・戦地のフォトジャーナリスト
・イタリアの窃盗団で働く少年
・中国の2人の少女

重く苦しいテーマばかりでした。

この映画製作の発端は「世界中の子供たちの窮状を救うための映画を作ろう」ってイタリアの有名な女優でWFPの飢餓撲滅大使であるマリア・グラツィア・クチノッタという人が言い出したのがきっかけらしい。だから、この映画製作には国連のユニセフとWFP(国連世界食糧計画)の2つの機関も参加してて、映画の収益は全額ユニセフとWFPに寄付されて、世界中の子供を救うため活用されてるんだってさ。


とりあえず1つ1つの物語が一本の長編映画に劣らない内容だって思った犬
シナリオ的には最後の中国の話が凄く涙腺に来てしまった。

世界は広くて、
見たこともない場所で、
たくさんの知らない人達が、
想像も出来ないような境遇の中、
強く生きている。

きっと大切な“何か”を感じれると思います。
皆さんも是非時間があれば見てくださいクローバー
NHK「映像の世紀」

過去の戦争や、現在の紛争について、繰り返さないために、まず知るということ、伝えていくことに携わりたいと思ったきっかけにもなった作品です。

自分の感想みたいになってしまいすいませんあせあせ(飛び散る汗)
自分の想いは、この大学を選んだ理由にもなっていくのですが、戦争や紛争について、決して無くなることはないですが、どうしていったらあの理不尽さや、憎しみや憤り、悲劇を繰り返さないようにできるだろうかと思っていて、それにはまずは、事実を知ることではないかと思っています。戦後から64年経ち知らない世代が増えていくこともそうですし、世界中で多くの人が命を落とし、そこで命を絶たれた人にとってその存在や後世への想いを忘れ去られてしまうことが一番辛く苦しく悲しいと思うからです。今も昔も大事な人や家族が理不尽に殺されなければならない事実が存在します。日本人としてもあの大戦について伝えていくということに携わっていきたいです。非常に難しいことですが道を追い求めて、そういった形で繰り返さないきっかけを作れたらと思っています。

戦争の背景が見えてきて、事実の映像なので色々と深く考えさせられました。これが人なのか…と胸が痛み、見ていられない映像も多々あります。
また歴史の流れを掴むこともでき、体系的にその流れが理解できるとも思いました。
テーマ曲の「パリは燃えているか」が非常に戦争とマッチして印象に残ります。

「世界の貧困をなくすための50の質問」
ダミアン・ミレー、エリック・トゥーサン著


どうしてここまで格差が生まれてしまったのか。なんで僕たちが不自由なく暮らして、28億の人々が1日2ドル以下の生活をしなくちゃいけないのか。その訳が50個の質問に答える形式で書かれている本です。

支配のため,利益のために、カラカラに干上がるまで途上国から富を搾り取った巧妙な仕組みが書かれています。


金融的な問題がひたすら書かれているので、ある程度の専門用語が分からないと読むのに時間がかかるかもしれないですがまん顔あせあせ(飛び散る汗)
でも、読めば何故いつまでたっても貧困国の開発が進まずに貧困国のままなのかが金融面から分かります。

この本、読みながら
「はぁ!?」
「ふざけんなよ…」
って独りで言ってた記憶が。。

皆さんも是非読んでみてください手(パー)手(パー)
「五○○億ドルでできること」
ビョルン・ロンボルグ著


温暖化進行、感染症蔓延、内戦発生、教育欠如、政治腐敗、飢餓栄養不良、医療不足、人口増加、水枯渇、貿易障壁…世界中には様々な問題があって。

この本は「世界のために500億ドル使えるとしたら、どの問題から解決するべきか?」という命題に対して、気鋭の経済学者たち38人が議論を戦わせたコペンハーゲンでの国際会議が舞台となっていますぴかぴか(新しい)

9つの論文とそれに対する反論が、すべてわかりやすい文章で要約されているんです。色々な意見が交錯しているので偏りは少なく、読み応えがありました。

ただ、やっぱ経済学者なので問題解決による便益利率とかが重点に置かれていて「数字だけで語る世界もなあ…」って感じにもなりました犬あせあせ(飛び散る汗)
でも読むと“様々な問題を解決するための問題”が整理されて良いです指でOK
映画「LORD OF WAR」(主演:ニコラス・ケイジ 監督:アンドリュー・ニコル)

 ロード・オブ・ウォー 〜全世界に戦争を売る男〜

 「私は必要悪なんだ」
 一人の武器商人が成り上がっていく過程で、クライアントはギャングやテロ組織から
 国家へ、、、 世界中で横行する武器密売がどのように行われているのか、また武器
 の売買に関連して、政治問題、エイズ、民族紛争、ドラッグなどの問題が取り挙げら
 れており、非常に考えさせられる内容となっています。
 「ソ連崩壊後、ウクライナから320億ドル相当の武器が消えた」
 「アフリカでは10年で11の紛争が起きた」
 「10年後に死ぬ病気がなぜ怖いの?明日死ぬかもしれないのに」
 「戦争被害者の9割は銃で死ぬ」
 国連安保理の常任理事国 = 最大の武器輸出国
 スケールが大き過ぎてむにゃむにゃ・・・といった感じですが、
 世界を作りかえる過程でぶち当たるであろう”武器”をめぐる利害構造、
 人間って怖いなと思いました。
50分のドキュメンタリーです手(パー)


洋題:DEATH IN GAZA

邦題:ガザに死す
〜英国人カメラマン
最後の映像〜

制作:フロストバイト フィルムズ プロダクション
(イギリス 2004)



NHK BS「世界のドキュメンタリー」にて放送



2003年5月2日、
パレスチナのガザ地区ラファで、イギリス人カメラマン・ジェームスが射殺されました。

この話は銃弾に倒れた戦場カメラマンのドキュメンタリーではなく、彼が生前に作ろうとしていたパレスチナの子供達のドキュメンタリーです。



パレスチナとイスラエルの紛争。
その狭間に置かれた人達。
特に、否応なしに戦いに巻き込まれてくパレスチナの子供達の絶望的な日々が中心となっています。



中でも

「友達と遊ぶことが好き、喧嘩は嫌い」って言ってたアハメド(12歳)が、友達を殺されまくった憎しみに駆られて武装勢力に入ってるんだけど

イギリス人カメラマンのジェームスが殉死してから、
武装勢力を辞めてカメラマンを目指し出して…

そこで1番「うわー」ってなりました涙



あと、
子供達が必死に石投げて戦車とかと戦ってるシーンは見てて辛かったなバッド(下向き矢印)
戦車に撃たれて亡くなってる子供もいた。



こんな世界で生きる人々。

そして日本で生きる僕達。

複雑な気持ちです。


タイトル:
世界の半分が飢えるのはなぜ?
ジグレール教授が
わが子に語る飢餓の真実

著者:ジャン・ジグレール
訳者:たかおまゆみ

発行所:合同出版株式会社



スイス人社会学者であるジャン・ジグレール氏が、
息子のカリムと対話する形式で物語が進んでいきます。

世界の現状とか貧困構造とかを息子に対して教えていく形式なので、凄く分かりやすく説明してあります。
普段国際協力の本を読んでいて「なんだか難しいなあ」と感じる方に最適な本かもしれませんわーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)


僕個人として印象が強いのは“28 ほんとうの出口に向かって”という章です。
僕が日頃に思い続けている気持ちがそのままにひたすら書かれていました芽

一部を引用させてもらいます。

「土地改良も、砂漠化対策も、スラム街のインフラ整備も、農業援助も、井戸づくりのプロジェクトも、結局のところ緊急処置にしか過ぎないことに早く気づかなければならない。どれもとてもよいことだし、やらなくてはならないことだ。でもいくらやっても、そのあとにすぐ襲ってくる混乱までの一瞬の気休めで、問題が根本的に解決することはない。」

これがまさにこのFLOWER IN HEARTを作った理由の1つだったので少しだけ心強い気持ちになりました。
タイトル:
「実践ガイド 国際協力論」

編者:友松篤信・桂井宏一郎

発行所:古今書院

発行日:2010年1月26日




好評完売した「大学テキスト国際協力論」の第2版。
大学生以外にも読んでもらうために、内容を引き継いだまま「実践ガイド 国際協力論」という名前に変わったらしいです。

緒方貞子さんが推薦している本だと聞いて、僕も読んでみましたわーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)



全13章構成で、1章につき大体10ページを割き、“基礎知識”“課題”“実践ガイド”の3項目で各章まとめてます。
教科書に使われるだけあるなって印象です電球


満遍なく無駄なく基礎知識が書かれてる感じで、読みやすかったです目
個人的には大学1年の時にこの本を読みたかったなって思いました指でOK
タイトル:
国際協力の現場から――開発にたずさわる若き専門家たち

編者:
山本一巳・山形辰史

発行所:
岩波書店

発行日:2007年5月22日



世界には様々な問題があります。
その問題たちに対して,世界中で多くの人々が、それぞれの立場から努力を続けています。

この本は18人の第一線で活動する若き専門家が、それぞれの困難,現場報告,支援の方法を語っています。


本書からは
「専門性を活かして、途上国の人たちが自らの力で理不尽な社会・経済構造を改善していけるように、いかに側面から支援していくか」
これを考える重要性が伝わってきました。


タイトル:
ぼくもあなたとおなじ人間です。エイズと闘った小さな活動家、ンコシ少年の生涯

著者:ジム・ウーテン
訳者:酒井泰介

発行日:2006年8月31日
発行所:早川書房



ある1人の、
後に養母となる女性
ゲイル。

ある1人の、
HIVに母子感染した少年
ンコシ。

2人の物語がそれぞれ進行し、後に重なり、世界が動いていきます。

アフリカのHIV事情、とりわけ南アフリカ共和国のHIV問題を社会背景と共に解説しつつ、
少年ンコシの勇敢な生涯を描いた本。

ジャーナリスト・ジムの度重なる取材によって出来上がったノンフィクションです。


世界を動かすことは凄く労力や時間のいることだって思うけど、
誰もが可能性を持っていて、無理なことではないんだって改めて思いました。

そして、
この本を読むことで
ンコシの残した足跡や笑顔が、今日の南アフリカの希望に繋がったことを知り、哀しい気持ちと同時にどこか暖かい感情にも似た気持ちにもなりました。

「アイデアのつくり方」

著者:ジェームス・W・ヤング
役者:今井茂雄

発行日:1988年4月8日
発行所:株式会社阪急コミュニケーションズ

定価:777円



アイデア発想本の金字塔。

最初、とにかく本の厚さが薄過ぎるのにビックリします。
「こんなに薄い本が、金字塔って言われる噂の本なのか?」ってなりました。

けれど、多くの貴重な教えが詰まっています。

アイデアの良い悪いは、遺伝子や経験など自分の持つすべての資質や能力で決まるけれど、
この本はその資質と能力を最大限に活かすためのものです。

様々なアイデア発想本の中でも、かなり本質を鋭くついてる本だなあと感じました。
映画「ジョニー マッド ドッグ」

現在、渋谷シアターNで上映中の映画です。



原題: JOHNNY MAD DOG
製作年度: 2007年
別題:−
製作国・地域: フランス/ベルギー/リベリア 上映時間: 98分



解説: アフリカ大陸の国で戦う少年兵たちを、実際の元少年兵らが演じる衝撃のヴァイオレンス・ドラマ。武器を手に持ち、まるでゲームのように虐殺や強盗を繰り返す少年たちの日々をリアルに描きだす。『アメリ』などに出演し、『バビロン A.D.』ほかで監督としても活躍するマチュー・カソヴィッツが製作を担当。監督は、本作で長編劇映画デビューを果たすジャン=ステファーヌ・ソヴェール。少年たちのほとばしるエネルギーと過酷な運命に圧倒される。


あらすじ: 内戦状態のアフリカのある国に、住民たちを恐怖に陥れる少年兵のコマンド部隊があった。リーダーの“マッド・ドッグ”ことジョニー(クリストフ・ミニー)と仲間たちは、機関銃を手に強盗やレイプを重ね、無差別な殺りくを繰り返していたが……。


公式サイト→http://www.interfilm.co.jp/johnnymaddog/





少年兵に関心がある方にはぜひみてもらいたい作品です。
関心がない人でも、関心を今後持たずにはいられなくなってしまうかもしれません。
何度も、目をそらしたくなりました。なんて残酷なんだろう、めちゃめちゃなんだろう、ホントにこれが現実?って涙も出ない感情に襲われました。


「少年兵」という言葉を知ったのは、テラ・ルネッサンスの鬼丸昌也さんがきっかけです。
会場にも著書が置いてありました。

本「ぼくは13歳 職業、兵士。―あなたが戦争のある村で生まれたら」
http://www.amazon.co.jp/dp/4772603441?tag=terrarenaissa-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4772603441&adid=1E0WQ0QKCX0C4Q3JZHZ6&


ほかにもいくつか少年兵の本を読みましたが、文字を通してではない映像を通した少年兵の姿がこの作品には描かれています。
反政府軍に誘拐される子どもたち、親を目の前で殺すように命じられ帰る場所をなくし兵士とされる残虐なやり方が色々な本で報告されています。
そういった、あらゆる現実があまりにも鮮明に描かれている作品です。


暴力で伝えることしか知らない子どもたちがどうなっていくのか。
この世界がどう変わればこんなことがなくなるのか。
改めて色々なことに考えさせられます。
もうすぐ公開も終わってしまうと思いますのでぜひ、ご鑑賞ください☆
番組名
「BS世界のドキュメンタリー」

タイトル
「潜入報告
 インドの児童労働」

制作
WDR(ドイツ 2009年)

ディレクター/報告
レベッカ・グディシュ

<日本語版>
声の出演
深見梨加
(レベッカ・グディシュ)



幼い子供達が過酷な労働に駆り出され搾取されている実態についてのドキュメンタリー。

貧しさから親が自分の子供を売る。
もしくは騙されて預ける。
白昼堂々と行われる誘拐。

連れて行かれた先で、子供は無休無給で働かされる。

インドでは1000万人の児童労働があるらしい…


入り組んだビルの地下や上階や畏まった奥室。児童労働をさせている作業部屋が至るところにある(ビハール州の中心街に関しては400〜500ヶ所あるって言ってた)。

保護活動家たちが一斉にビル街に突入して児童を救出するという日に、スタッフが行動を共にしたシーンもあった。
児童労働のオーナーが、児童に「保護活動家に捕まると腎臓を切り取られる」と吹き込んだりしてるから、児童は保護活動家から逃げたり泣き叫んだりしてた。


採石場でひたすら働かされている子供たちもいた。

経済大国を目指すインドの、インフラ整備の建設に使われる石材とか作ってた。


受注したい企業のふりを繰り返して
児童労働によって作られた生産品を扱っているドイツ企業を暴いた。

暴くことのできた3社を問いただすシーンも合間にあった。



何で大人の利益のために、
子供が毎日無給で殴られながら15時間とか働かなきゃいけないのか。

カンボジアっ子さんが上記に書いてくださっている子供兵の問題についてもそうですが

こういった子供が大人の道具にされている現状を見ると、胸がめちゃくちゃ痛くなります…バッド(下向き矢印)

タイトル:
「スウェーデン式
 アイデア・ブック」

著者:フレドリック・ヘーレン
監訳:中妻美奈子
訳:鍋野和美

発行日:2005年3月
発行所:ダイヤモンド社


スウェーデンで大人気のセミナー講師によって書かれた本。

「スウェーデンや日本のような資源のない小さな国でも、きらりと光るアイデアや創造性があれば、世界のなかでよりいっそう存在感を示すことができる」
という考えから、
英語版の発売より先に日本語版の発売をしたそうです。


他のこういった系統の本より、“アイデアを多く考え出すことの重要性”を訴えている気がしました。

個人的には「アイデアメーション」という造語など、興味深い項目がたくさんありました芽

(主にスウェーデンで)実際にあった用例を多様していたり、簡潔にまとめてあったり、読みやすいです★〃
このドキュメンタリー、
めっちゃ感動しました…あせあせ(飛び散る汗)


番組名:
BS世界のドキュメンタリー

邦題:
サッカーボールが運ぶ“希望”
〜アフリカ〜

洋題:
THE GREAT FOOTBALL GIVEAWAY

制作:
Tape 13 Productions
(イギリス 2009年)

日本語ナレーション:
勝村政信



内容:
広告マンだったポールクラークさんが広告業界を辞めてチャリティーの世界へ。

目標は「アフリカの子供たちにサッカーボールを渡すこと」


このドキュメンタリーは、
アフリカの国々を仲間達と回り、1万5000円個ものサッカーボールを配り歩いた旅の記録です芽


1日10ヶ所の孤児院や学校を回ったりグッド(上向き矢印)

移動中の獣道で見かけた人に配ったりグッド(上向き矢印)


けど、

本や医薬品を配れっていう批判が強いアフリカで、

実際山奥の山奥にいる孤児達は明らかにサッカーボールより食べ物が必要で。

自分たちの活動意義に悩まされながら奮闘するポールクラークさん達。


内戦が続いていたアンゴラでは、子供達には奪い合う性格が染み付いてて、ボールをあげてもサッカーになりませんでした。

大虐殺の起こったルアンダでは、心に深い傷を負った子供達がいました。

地雷で片足を無くした子供達もたくさんいました。

まだ紛争が続いていて、500万人以上が亡くなっているコンゴ民主共和国では、身を潜めながら暮らす子供達がたくさんいました。


それでも、
サッカーボールを渡された瞬間や、追いかけてる時の笑顔はキラキラしててぴかぴか(新しい)

現地の大人達は「サッカーは心の傷のリハビリになるんだ」とかって番組中に言っていました。


そして最後にポールクラークさんは
「この活動を通じて学んだのは、間違いを犯すのはいつも大人達で、苦しむのは子供達だということです。サッカーボールは子供達が笑顔を取り戻すための僕達のささやかなやり方です。」
って言ってました。





僕の個人的な話ですが、

ウガンダの山奥。
与えるだけの活動に疑問を持ちながらも、その時サッカーボールを3つ持って行ったことを思い出しました。

渡す瞬間の子供達のあの喜んではしゃぐ姿を思い出したら、何だか泣きそうになりました。


番組名:
BS 世界のドキュメンタリー

タイトル:
さまようアフリカの少年たち〜サッカードリームの光と影〜

制作:
NHK/オルタスジャパン
(2010年)


内容:
選手の獲得を巡って億単位のお金が動くヨーロッパ諸国のサッカーリーグ。

その舞台で活躍するアフリカの選手、特にドログバやエトーはアフリカの少年達の憧れで。

けれどスター選手になれるのはほんの一握りで
プロを目指してアフリカからやって来た少年達の多くは夢破れ、ヨーロッパをさまよっています。


そんなサッカードリームに沸くアフリカではそれ以前の大問題があり、

貧しさから抜け出したいと我が子に夢を託した親達に対して心ない悪質な詐欺が多発している。

子供の夢を利用して、法律の知識がない親から「渡航費だ、契約金だ」と金銭を巻き上げては姿を消すスカウトたち。

被害にあった子供や家族を助けようとして、元カメルーン代表の選手が立ち上げたNGO団体「FOOT SOLIDAIRE」と
、詐欺等に苦しむアフリカの少年たちのドキュメンタリー。


―――――――


サッカー界で輝くアフリカンスーパースターたちの活躍は、アフリカの子供達に好影響ばかり及ぼしていると勝手に思い込んでいたので、僕はこんな影があることに驚きましたあせあせ(飛び散る汗)

近年フランスで社会問題化して、「ヨーロッパサッカーの夢は、アフリカの子供の悪夢」「サッカー界はアフリカの子供の人身売買を憂う」とまで言われ、

最近FIFA第19条が改正されていたのはこれが原因だったらしいです。


子供を利用して、大人が利益を手に入れるなんて世界はおかしいです。
強い憤りを感じます冷や汗

本のタイトル:

洋題→「A BEGINNER'S GUIDE TO THE WORLD ECONOMY」
邦題→「私のための世界経済テキスト」


著者:
RANDY CHARLES EPPING
(ランディ・チャールズ・エッピング)

監訳者:
齋藤精一郎

発行日:
2003年6月



内容:
グローバル化、裕福な人と貧しい人との所得格差、貿易障壁等。
近年、世界経済は物凄い勢いで複雑化していて。

そんな複雑化した経済は僕たちの何気ない生活に深く関わっていて

だから「基礎なる原理くらいは理解しておこうよ!」って感じの本です。


68の質問に対して、3〜5ページずつ毎で端的に説明していく形式。

著者の幅広い実務に裏付けられているので、経済学を知らない人でも分かりやすく説明されていますぴかぴか(新しい)

簡単な項目から、難しい項目までが分かりやすく載っているので、
広範囲に渡る世界経済の入門書になっていますぴかぴか(新しい)


訳者の齋藤さんは
「本書が難解で複雑な『世界経済の森』の有効なガイドブックになれば、訳者として大きな喜びである。」
とあとがきにて書かれていますが、
僕としてもこれは森の入口に置いてあれば、実に有益な本であると思いました。
タイトル:
21世紀の歴史


著者:
ジャック・アタリ

訳者:
林昌宏



初版発行日:
2008年8月30日



発行所:
株式会社作品者





――――――――――

著者は「ヨーロッパ復興開発銀行」の初代総裁で、
本書でサルコジ大統領に感銘を与え、「アタリ政策委員会」が世界のために発足されました。


21世紀の歴史の大きな見通しについて、

様々な考察の上で未来の予測をしている衝撃の一冊。

もちろん希望としての予測ではなく危惧の要素が多い。


本書の中での未来の地獄絵のような歴史は、

こうした恐怖を実現不可能にする一助となることを期待して書かれています。



文化人類学。

古くの人間から遡り、

中心都市の歴史、

そこから未来の危惧へ。


その中で、

過去の教訓、

未来への教訓、

普遍的な教訓、

などが語られており

そして、その教訓は全て21世紀へと繋がっています。



愛他的であるトランスヒューマンの台頭。

マネーや損得を超えた超民主主義の形成。

超民主主義を支援することに商機を見出す市場。

そして、それを阻止しようとする超帝国。


信じる信じないも、大いに起こりうる未来の1つだと感じました。

未来がこうなるとしたら僕はどうやって世界に関わるのか、

とても感慨深い一冊です。


これは本当にお勧めします。

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