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短歌総合誌を読むコミュの短歌研究 12月号

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「2010短歌年鑑」と銘打たれた特別号。普段の4倍の厚さと値段。うーん、買うかどうか躊躇しましたね。4690円。
特集1 「2009年歌壇展望」、佐佐木幸綱・栗木京子・小島ゆかり・穂村弘の4氏による座談会です。「あたらしい口語短歌の検証と戦後短歌史を探る評論の時代」と題されて、今年の歌壇の動きに見えたいろんな面を語ってます。人気の4氏、短歌作品も比較的わかりやすくとっつきやすいものが多いのですが、この座談会もわりと平明な言葉で進みます。
特集2、この一年の総合誌に載った「作品」「評論」「特集」についての展望、歌集・歌書の展望、そして「結社誌・同人誌主要論文一覧・抄出集」という、まさにこの一冊で今年の歌壇の成果を網羅しようという勢いの大特集です。
特集3、歌人アンケートによる「今年の世相をあらわす一首」。ワーキングプア、リストラ、ホームレス、格差社会、自殺者増加、漠然とした不安、日本の将来、政局、定額給付金、北朝鮮、オバマ、インフルエンザ、高齢化社会・・・などのキーワードから想起される歌が並びますが、その筆頭として石川啄木の「はたらけど/はたらけど猶わが生活楽にならざり/ぢっと手を見る」という誰もが知る名歌が挙げられているのは象徴的です。

コメント(1)

座談会面白いです。高名な4歌人の口からこぼれる言葉は、意外と我々素人が感じているところと陸続き、という印象もあります。そして、しかし、やはりプロは凄い。新聞の投稿、短歌賞への応募作、何年も前の歌集のなかの一首でも、印象的な歌はそらんじてるんですね。

あっ今日は老人ホームに行く日なり支度して待つ迎えの車
(相澤キヨ)

この新聞投稿歌に穂村弘さんが感嘆して「専門歌人の歌集を何冊読んでも絶対出て来ない」と。

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