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短歌総合誌を読むコミュのNHK短歌 10月号

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全然更新してなくてお恥ずかしい限りです。これからまた活用していきます。

NHK短歌 2010年10月号

今野寿美  一首のなかで言えること 主題の意識 1.「かなし」は禁句?
加藤治郎  短歌のドア  序詞
東直子   言葉の不思議 ユーモアのある歌
米川千嘉子 季節のなかの人々 こおろぎのアンソロジー


馬場あき子選 巻頭秀歌
近代短歌の巨人たち「曾津八一(1)」原田清
誌上添削教室 藤井常世
自選五十首  江戸雪
万葉歌体感塾 上野誠


秋葉四郎、梅内美華子、小島ゆかり、来嶋靖生、沖ななも、安森敏隆、篠弘ほか

コメント(2)

巻頭秀歌(馬場あき子・選)

紫は灰指すものそ海石榴市の八十の衢に逢へる児や誰

むらさきははひさすものそつばいちのやそのちまたにあへるこやたれ

作者未詳 万葉集・巻十二



歌意解説のページで馬場さん曰く「美しい紫の色を出すには椿の灰が一番の媒染料だ。その椿灰を売る海石榴市(つばいち)の八方に通じる道の辻に出会ったあなたは誰。私はあなたを美しい紫に染め上げてみせるのだがなあ」とあります。
海石榴市は、現在の奈良県桜井市金屋付近にあったとされる町の名前で、上二句は「海石榴市」を引き出すための序詞、と解説する本も多数あるようです。
「NHK短歌」の場合は特に、新作発表の場ではなく既存の歌の抄出です。限られたスペースで解説されたことだけを読んで納得するのではなく、自分で原典を調べてみるのも必要なことだなと思いました。
巻頭秀歌(馬場あき子選)

この巻頭秀歌、毎月の季節に沿って馬場さんが十首を選んでいます。今号は他に新古今和歌集から小侍従、与謝野寛、若山牧水、雨宮雅子、蒔田さくら子、浜田康敬、日高尭子、池田はるみ、岩田正というラインナップ。


「盗む」「刺す」「殺す」はたまた「憤死する」言葉生き生き野球しており

浜田康敬


白飯に恋しき人がゐたりけりふうふうと吹く恋しきひとを

池田はるみ


・・・正直、これらの歌が「短歌点」の題詠に出てきたとして。
今の私は、これらの歌を採らないと思います。良さがわからずに読み飛ばす可能性、大です。
浜田康敬、池田はるみという名がついて、馬場あき子が秀歌に選んで解説しているからこそ、それに耳を傾け、「そういう読みがあり、そういう良さがあるのか」と勉強している段階です。
一歩間違えば「偉い人が良いというんだから良い歌なのだ」ということになり兼ねない。そこを自分では一番危惧しています。
馬場さんの解説を傾聴し、咀嚼した上で・・・それでもなお「自分はこの歌が好きじゃない、採らない」と言うか。はたまた「誰がなんと言おうとこの歌はいい歌だ」という価値観を見出すか。
短歌とつきあうのは、人と付き合うのと同義であるかのようです。

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