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ロープス美術室コミュの*11/21(土)プロ育成クラスレポート*講師:市原 研太郎(美術評論家)

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 プロ育成クラスのレポートをアップさせて頂いています、ロープス美術室スタッフの町田です。
 前回からだいぶたってしまったのですが、また教室に参加させていただいたので、そのときの様子を紹介させて頂こうと思います。


ロープス美術室:プロ育成クラス
11/21(土)19:30〜21:30 講師:市原 研太郎(美術評論家)

 *ベルリンのギャラリー・ミュージアムでの展覧会をめぐる*


 今回の講義では市原先生が、ドイツはベルリンのギャラリーやミュージアムの展覧会を回り、ご自身でビデオをまわしたものを流しながら、それぞれ作品やその場の背景など紹介してくださいました。

 ベルリンは、これまでずっと世界のアートの中心として一線にあった国であり場所です。しかし、1990〜2000年あたりにかけてロンドンのアート界が急激に成長してきました。
 そのような時代背景のなかにある現在のベルリンという都市は、イギリスの新しい勢いを感じずにはいられない状況にあるのではないでしょうか。
 そこで、その現場に流れる緊張感のようなものを意識して見られればという市原先生のお話から先生の講義が始まりました。

 まず、ベルリンのギャラリー・ミュージアムを巡る際にはINDEXという小冊子がとても役立つと、実物を見せて頂いたので、ここでその紹介をさせて頂きます。

●INDEX(インデックス)●
ベルリン・ミッテ地区を中心に、美術館から画廊、非営利の展示スペース、一時的な展示スペースまで幅広く展覧会情報を掲載したフライヤー。掲載展示スペースで無料配付。全ての展示スペースをカヴァーしているわけではないが、主要展示場が掲載されている。ミッテで画廊に入ったらまずこのIndexを入手すべき。ウェブサイトも使い勝手がよい。3か月ごとに更新。
> 公式サイトhttp://www.indexberlin.de/(ドイツ語)


 というわけで、市原先生が回られた様々な分野、作家、方針を持つ展示の紹介が始まったのですが、ちょうどここから授業を抜けなくてはならなくなってしまったので、今回は講義の詳しい内容は生徒さん達だけのものということにさせていただいて、気になる方は是非参加して頂きたいと思います。

 そして講義終了後、講評が始まる頃からまた参加することが出来たので、ここからは講評の模様を少し紹介させて頂きます。

 今回の講評会では、共通して ”現代を生きる者達の浮遊観(感?)” が論点にあがっていたように感じました。
 現実から距離を感じていたり物への価値が感じられない といったような、動の無いイメージ、個のない状態を制作者のみなさんは強く感じ、意識されていて、それが意識的であったり、もしくは意図的でなくとも作品に表れていたり、というものが多いようでした。
 
 初めに写真作品を持ってこられた方がプレゼンをされたのですが、その方はまさにその浮遊観を意識した制作をされていたようでした。
 室内から見た外をつなげる行為であったり、モニターに映った映画のシーンを撮影した荒い画像を、風景やものを撮ったもののなかにコラージュしたりといった写真のポートフォリオを見せて頂きました。

生徒「近いのだけれど遠く思う過ごしていて感じる風景だったりから、いわゆる浮遊観を感じている。 そのことを楽観視して生きている人は多いが、そうするとそれで終わり。そうでなく、感じる事を表現している。」
「視覚にこだわりが強く、見る事、見える事に純粋に美を求めたい。」

市原先生「視覚だけを通して五感を満たす事も出来るよね 。」

生徒「ホルンを吹いて音を響かせるような、そんな視覚効果を作り出したい。」

市原先生「出来た写真を加工するしないでまた表れ方、意味合いが全く違ってくることもあるけど。」

生徒「予想外のものが起こりドキッとするのは加工しないやりかたによることが大きく、それによる付加価値をもたせたい。」

 といったやりとりがあり、また市原先生が、全てを通したプロセスに対しての信頼と言う点での違いのお話しをされていたことが印象的でした。
 
 それから、写真を加工して作品を制作している方に講評が移っていきました。

市原先生「背景もコントロールしたうえで抽象化することによって、強烈な個性を出すことはどうか。」

生徒「しかしそれでも、写真をつかったときに消しきれない現実感をどうすればいいか。」

先生「それこそをにじませる事を作品にするのはどうか。表れる表現としては貧しいかもしれないが、とことんにやることからにじみ出てしまうものがあらわれれば、作品として力強いものになるのではないか。」


 その後、大きなペインティングの作品を、毎回更新して持ってこられる方や、インスタレーションや立体作品全てをピンクで表現している方、透明感のあるロマンティックな、自分の感じている世界を表現している方それぞれがプレゼンを行い、自分の作品や他の人の作品に対して熱い熱い意見の交換をされていました。
 


 ちなみにですが、毎回講義終了後この講評会は行われていますが、必ず全員ポートフォリオ/作品を持参しなくてはならないわけではなく、ご自身がそれらをお持ちでなくとも、他の生徒の方の作品を見たり、意見を交わすことで得られるものは大きいのではないかと、私は参加する度に強く感じます。

 授業ごとに皆さんの変化や気づき、考えに触れる事が出来、今回も私自身楽しませて頂いてしまいました。
 次の28(土)は、会場として使わせて頂いている hiromiyoshiiギャラリーの展示オープニングなのでお休みですが、12月の講義が楽しみです。





 次回の授業は 12/5(土) 19:30〜21:30 になります。
 場所は清澄白河hiromiyoshiiギャラリーでになりますので、ご興味持たれた方はお気軽にこちらまでご連絡お待ちしています。(初回体験無料になります。)

loaps.art.room@gmail.com
ロープス美術室 

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