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セカンド・オピニオンコミュのセカンド・オピニオン・ノート第10章[経済危機]2

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また、不動産価格の高騰は、新たなローンを生み出しました。


例えば、10万ドルで購入した住宅が12万ドルに値上がりしたとします。


この値上がり分、差し引き2万ドル分を新たに借金できるシステムが出来たのです。


これを『ホーム・エクイティ・ローン』と言います。


アメリカ人は、このホーム・エクイティ・ローンによって、どんどん消費を拡大しました。


消費が拡大すれば、GDPの民間最終消費支出がどんどん膨らみますから、アメリカは空前の好景気となったワケです。


その結果、アメリカの民間最終消費支出がGDPに占める割合は、70%を超えるまでになりました。


内需型の日本ですら6割弱ですから、このアメリカの数字は異常です。




しかし、問題はここからです。


アメリカ国内での不動産価格の高騰、及び危険性の高いローンによるバブル景気なら、そのバブル崩壊した後は、基本的にアメリカ国内でその被害が収まるハズです。
(もちろんアメリカの不景気は、多かれ少なかれ世界中に影響を与えますが)


なぜこんなにも世界中に被害が拡散してしまったのか。


そこには、もう1つの金儲けの仕組みがあり、それに世界中が乗ってしまったからです。




このアメリカの不動産バブル景気の中で、意外にも思うように利益を上げられなかったのは、アメリカの金融センターであるウォール街です。


2004年から2006年の間、FRBの利上げによって金利は上がっていました。


しかしこの間、短期金利は上昇するのですが、長期金利はなかなか上がりませんでした。


ウォール街の投資銀行は、お金を短期で調達し、長期で運用するのが基本です。


ですから、ウォール街の投資銀行は、何とかして利益を上げなければならず、高利回りの運用先を探していました。


彼らの金儲けに対する頭脳というのは、ハッキリ言って天才的です。


日本の金融マンも、見習うべきところはたくさんあります。


そんな彼らが高利回りの運用先を探し、目をつけたのが、サブプライム層の住宅ローンでした。




ウォール街の天才たちは、RMBS、CDOなどというものを作り出しました。


RMBSだの、CDOだの言われても、何のこっちゃ分かりませんよね。


これらは『証券化商品』と呼ばれる金融商品です。


これらがどういうものなのか、例えを使って説明します。




あなたが仮に、住宅ローンを組んだとします。


A銀行から、あなたは1000万円借りました。


あなたはサブプライム層ですから、利息は高めです。


毎月10万円ずつの元本返済と、毎月1万円ずつの利払いの100回払いだとします。


さて、このA銀行、サブプライム層のあなたが失業でもして、お金を返してくれなくなったら困りますよね。
(これを『貸し倒れリスク』と言います)


そこで、利息を受け取る権利を残し、元本を受け取る権利を住宅ローン担保証券という、1つの証券にしました。


これがRMBSです。


A銀行は、B社という専門の別会社に、この証券を950万円で売ります。


これにより、A銀行のあなたに対する貸し倒れリスクは、ほぼ消えたコトになります。


貸し倒れリスクと一緒に、1000万円の返済を受け取る権利の証券を得たB社は、新たな証券化商品を作ります。


一般の社債や企業向けの貸出金、あるいは消費者ローン債権や自動車ローン債権など、色んなものとRMBSを組み合わせ、1つの証券化商品を作りました。


これがCDOです。


そしてB社は、これを世界中の投資家に売るのです。


こうなると、あなたが借りた1000万円がどこに向かうのか、全く分からなくなります。


貸し倒れリスクも、最終的にどこに残るのか、よく分からなくなります。




元々サブプライム層へのローンは高金利で、利回りが非常に大きいものです。


また、貸し倒れリスクがあまりにも飛躍し過ぎて、まるでリスクなど無いかのように、人々が錯覚してしまいました。


ですから、RMBSもCDOも、世界中の投資家に飛ぶように売れたのです。


また、不動産価格はどんどん上昇しましたから、ローンの借り換えや不動産の転売も容易で、貸し倒れによる損失も最小限で済みました。


しかし、不動産価格が永久に上昇するなんてコトはあり得ず、やがて終焉を迎えました。


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