まづは、先ほど出てきやした、「さうでなきやいいけど。」から始めやす。 英語ではこれは"Hope not." 物凄く短い(みぢけえ)。 音は、「ホウ・ナッ」でがすから、初めてこの文を耳から聴いたならば、なんのことかさつぱり判んねえどころか、その音さへ聞き取れねえでやんしょ。 この出典は、 セインD:あなたは2単語英語でどれだけ表現できますか?:実業之日本社,2003 の80ペエヂにごぜえやす。 引用させていただきやすね。 { Do you think it will rain tomorrow? Hope not. If it does, we'll have to cancel the game.]
> Do you think it will rain tomorrow?
> Hope not.
> If it does, we'll have to cancel the game.
をエスペラント訳するならば:
Cxu vi pensas, ke plovus morgaux? (既に主語がありません)
Mi desiras ne. (場合によっては、"Ne."あるいは"Desiras ne."[Hope not..とほぼ同等]といえる)
Se plovos, ni devos malmendi la ludon.
"Hope not."につきやしては、"I hope not."の略であり、"I do not hope."の型が出来る前(めえ)迄は、否定形はこちらの型が普通でやんした。
今でも、面白がつて、"I know not."といふことがあるやうでがして、わっちも実際にこれを使つてみやしたところ、面白がられた経験がありやす。
そのニユアンスといたしやしては、”拙者は存ぜぬ。”ぐれえかなあ。
neを置くシヨバにつきやしては、否定するtargetの語・句の直前に置くべし、と例の”四週間”にはありやす。
面妖な二重否定を使はねえと、例の”規則”にはありやすので、否定語を置くシヨバには縛りがあつても当然だと思ひやす。
でがすから、
"Mi esperas, ke ne."
にをきやしても、否定語のシヨバは英語と同じやうに主節中の動詞の直前ではねえのでやんしょか。
で、Googleでのhit件数は、
"Mi ne esperas, ke "の5540、
"Mi ne esperas ke "の5540に対しやして、
"Mi esperas, ke ne"と"Mi esperas ke ne"とは、それぞれ2件なのでがす。
ホントのところは、どのやうになつてゐるのでがすかねえ。
わっちのやうなとつぽいヤツガレには、判断ができねえのでがす。
ただ、"Mi esperas(, ke) ne."と"Mi ne esperas, ke"では微妙に表現するところが違うように思います。
前者は「〜でないことを望む」であり、後者は「〜であることを望まない」になります。
それこそ、「neを置くシヨバにつきやしては、否定するtargetの語・句の直前に置くべし」ですね。
> で、Googleでのhit件数は、
> "Mi ne esperas, ke "の5540、
> "Mi ne esperas ke "の5540に対しやして、
> "Mi esperas, ke ne"と"Mi esperas ke ne"とは、それぞれ2件なのでがす。
> ホントのところは、どのやうになつてゐるのでがすかねえ。