ベーシックインカムを全ての人にコミュの依存を閉じ込めるパンドラの箱と共生

依存を閉じ込めるパンドラの箱と共生

資本主義が依存世界の最たるもので個性を剥奪する
民主性は放棄された個性を目覚めさせて永遠なる自律へ導く

多分古代石器縄文まではお互いを仲間として
共生社会の意識状態で暮らしていたのではないだろうか

その後弥生から米という社会的価値観を持って
物質を中心とする経済社会が生まれ
共生的で対等な心を依存の意識状態へと追い込む
更に仮想上の貨幣経済に金融社会へと依存度を強め
今に至る資本主義まで依存にしがみつくばかりで抜け出せず
お互いを敵とする競争社会でのテリトリーを守り固めてきた

依存とは時間的に後向きで過去にすがり責任を放棄する姿である
それは社会評価を求める結果主義で
我先に未来を支配しようと画策させる結果をもたらす
今現在のプロセスに集中する心や倫理観や自律心をモットーとする
民主性を恐れて封じ込めようとする

そのカラクリとして民主の名を借りて有り得ない民主資本主義などと
まやかしの名前を公のものとしてしまい
民主の原則である対等に対して平等と呼び替え
自在に対して自由として調和に対して平和と呼ぶことで
民衆を先導して新しい形の洗脳的奴隷制度を作り上げてきた

資本主義は永遠に自転車産業であり殺すか殺されるか
はたまた主人となるか奴隷となるか二者択一の競争主義の代表である
そこには答えを一つしか持てず残りのすべては原則として破棄である
それを目立たせたくないから支配と権利と義務のルールに基づく
慈善だの福祉だのと押し付けがましいカラクリを持ち出す

競争システムは大自然のダイナミズムを否定することであり
お互いを敵同士とする共食いで自滅の矛盾と醜さをばらまいている

この依存心こそがパンドラの箱である

本質や本心を隠して敵を騙すために
自分をも混乱させるトリックが渦巻き
家族も地域も下克上の如くに破壊し尽くし
孤独の不安恐怖に怯えるパニック状態は
藁でしかない根無し草の結果にしがみ付くほどに視野を狭くして
結果だけがすべての物質金融世界に閉じ篭り
カンダタのように自分だけの安全を装う

それは頂点である「掃き溜めに鶴」を目指すことでしかなく
パンドラの箱の蓋を開けてしまった暗闇に輝く虚しい世界である

美も愛も調和も自在性も対等性も個性（民主性）も裏返されて
すべてが権威という固定的概念と価値観で塗りつぶされている
偽物しか見ることができない片輪の虚像の世界である

パンドラの箱の蓋を締めるためにはネコに鈴を付ける必要がある
誰が口火を切る大役を果たせるのだろうか
それはインターネットによって個人個人が成すべき意識改革だろう
一人ひとりが選択できる力と自主性に目覚め
自律心を取り戻して自分なりの歩むべき方向さえつかめば
おのずと自分と違う相手を同じ条件にある者同士として
認め合えるようになるはずだ

民主性の本来の意味は主と呼ぶべき頭や一極集中の支配体制など
この世の自然界に存在し得ないということであり
個性を尊重し合う集いのことである
個性と集いは相対し合うことでこの世を形にし
五感を通して自らを確認可能とする時空間に自分をつなぐ橋である