芸能人お笑いスポーツ全てコミュの押尾学、有罪確定…出演映画は代役立て公開へ

押尾学、有罪確定…出演映画は代役立て公開へ
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（サンケイスポーツ - 11月17日 08:04）

　合成麻薬ＭＤＭＡを使用したとして、麻薬取締法違反罪に問われた元俳優、押尾学（３１）に懲役１年６月、執行猶予５年を言い渡した東京地裁の判決が１６日、控訴期限を迎え、１７日午前０時で確定した。検察、弁護側双方が控訴しないことを決めていた。

　今月２日の判決は「使用の経過など法廷での（被告の）説明は不自然で信用し難い。違法薬物との関係を断絶するための環境整備も十分とは認められない」とし、執行猶予期間としては最長の５年を適用した。

　押尾は８月２日、東京・港区の六本木ヒルズのマンション一室でＭＤＭＡを若干量飲んだ。警視庁は、事件当日、押尾と一緒にいて亡くなった東京・銀座の元ホステス、田中香織さん（享年３０）について、田中さんの異変に気づきながら、約３時間も放置した保護責任者遺棄容疑で捜査している。

　一方、事件により公開が危ぶまれていた押尾の出演映画「誘拐ラプソディー」を配給する角川映画は同日、来年４月に全国公開すると発表。押尾の出演シーンは、俳優でもある榊英雄監督（３９）が代わりに演じて再撮影を行い、このほど映画が完成した。

　同作は俳優、高橋克典（４４）が主演で、高橋扮する前科者の主人公が、誘拐を企て人生の一発逆転を狙う物語。押尾はインテリヤクザの役だった。

　逮捕当時の押尾の出演映画は、同作以外２本。来年２月公開予定だった「だから俺達は、朝を待っていた」（内田英治監督）の製作会社は、「無期延期で公開のメドは立っていません。お蔵入り？　そうです」。スペイン映画「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー」は事件が起こった時点で公開の予定がなかった。