ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

文学する怪獣コミュの「変身」 フランツ・カフカ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと覚めてみると、ベッドのなかで自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた。

訳者:中井正文(角川文庫)


ある朝、グレゴール・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した。

訳者:高橋義孝(新潮文庫)

コメント(7)

中学生の時に出会ったこの小説は、しょっぱから度肝を抜かされた作品でした。
この書き出しは、以降大量に真似をされる、という意味でも凄いものだろうと思います。
「不安な夢から覚めてみると」という文章があるところも、この作品の全体像をイメージさせる効果となっており、素晴らしいものでしょう。

二つの訳をあげましたが、圧倒的に前者の文章のほうが良いと感じます。
理由は2点。
ひとつは、「毒虫」と「虫」との違いで、カフカは何に変身したのかをはっきりとさせていないのですが、この物語の内容を考えた際には「毒虫」という表現はまさにぴったりとあてはまる訳だと思われます。
二つ目は、最後の「気がついた」と「発見した」の違いで、「発見した」という
言葉から連想されやすいのは、自分の外側に起こったことだと思います。自分自身の変化を感じた場合の文章としては、「気がついた」という言葉のほうがしっくりくるように思います。
私もカフカの変身は、思い出の有る作品です。
この作品の持つ立体感な引き込まれて行く世界観、そしてもしも自分が朝起きたらと言う恐怖も伴いました。
書き出しの追加です。テキストは角川文庫版。


ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと覚めてみると、ベットのなかで自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた。固い甲殻の背中を下にして、仰向けになっていて、ちょっとばかり頭をもたげると、まるくふくらんだ、褐色の、弓形の固い節で分け目をいれられた腹部が見えた。その腹の盛りあがったところに掛け布団がかろうじて引っかかっているのだが、いまにも滑り落ちてしまいそうだ。ほかのところの太さにくらべると、悲しくなるほど痩せ細って、いまは本数ばかり多くなった足が頼りなく目の前でひらひらしている。


由真★さん:
この書き出しの強烈な印象のせいで、以降何度も人間大の毒虫が出てくる夢を見る羽目に陥りました。

今でもたまに見ます。
私もドキドキしながら読みましたよ。
圧倒される書き出しで終わらず、最後まで引きずり込まれっぱなしになる力強い小説だと思います。10代の終わりに読んで、ザムザの孤独に号泣しました。ザムザの死がもたらすのがラストの明るく乾いた情景だと思うと悲しくて悲しくて。

こんな凄まじい作品が書けるくらい強い人間になりたいと、思っています。
号泣ですか。

私の読後は「これで終わり?こんなんで終わっていいわけがない」と、まさに不条理を感じさせられました。
子供の頃読んだ時は、ドキドキしましたが、このトビの後、読み直したら心理学的に見てしまったり。
暗号解く感覚に成ってしまってる自分が、矛盾してると感じました。
確かに、子供の頃、こひもんさんみたいに感じたラストシーンですが、角度を変えると別世界に3人で変身を遂げた様に思ってしまいました。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

文学する怪獣 更新情報

文学する怪獣のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。