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東アジア移住共生映画祭コミュの熊本会場上映作品

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ハイライト




<開幕作品:『女工哀歌』>
アメリカ、88分、2005年、ミカ・X・ペレド監督
アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭
アムネスティ・ヒューマンライツ・アワード受賞
PBSインディペンデント・レンズ 観客賞受賞

この1年、熊本でも関心を集めた「中国人研修生・実習生」とその「権利」について、人々の理解を促すことにつながる作品。家計に貢献するため中国の農村部から都市部のジーンズ工場に職を求めた10代の少女たち。時給7円でひたすらジーンズの糸切りをする少女を中心に、私たちの手元に届くジーンズがなぜこんなに安いのか、思わず自分のジーンズのラベルを確認してしまう作品。

<注目作品?:『Made in L.A.』>
アメリカ、70分、2007年、アルムデラ・カラセード監督
エミー賞受賞

『女工哀歌』同様、衣類工場で低賃金・長時間労働に従事する女性たちに焦点をあてたドキュメンタリー。ただし、こちらはロサンゼルスの成熟したラテン系移民労働者。いま日本でも大人気のForever 21、その社長を相手取り、労働者としての基本的権利を守るために訴訟を起こした3人の女性が、長く辛い闘いに挫けそうになりながらも自己変革を遂げていく姿に爽快感と勇気をもらえる作品。

<注目作品?:『ロニーを探して』>
韓国、2009年、92分、シム・サングク監督

ソウルのとある街でテコンドー道場の師範を務めるイノ。彼は生徒の減少に歯止めをかけようと一念発起、地元名士の前でテコンドー大会を主催する。大会は大成功で終わるかにみえたが、ひょんなことから飛び入り参加したバングラデシュ人のロニーにあえなく敗れ、道場は閉鎖の危機に。復讐心に燃えたイノは、ロニーを探し出そうとして、トゥヒンという男に会うのだが…。トゥヒンとの奇妙な友情を通して自分を見つめなおす物語。

<閉幕作品:『ヴィットリオ広場のオーケストラ』>
イタリア、2006年、93分、アゴスティーノ・フェッレンテ監督

ローマのテルミニ駅近く、エスキリーニ地区の中心にあるヴィットリオ広場は移民の集まる場所。イタリア人ミュージシャンのマリオは耳に入ってくる彼らのサウンドに魅了され、ユニークなオーケストラ作りを夢みる。一方、映画作家のアゴスティーノは広場にある閉鎖寸前の劇場を地元の手に取り戻し、多様な文化の発信基地にしたいと夢を描く。この2人が出会い、夢を叶えるために歩みだすが・・・。さまざまな困難を乗り越えて、新しいオーケストラと音楽の誕生、そして街の再生を描いた感動のドキュメンタリー。熊本県が打ち出した「多文化共生のまちづくり」を考えるうえでも示唆に富む作品。

-----フォーカス?-----

<『さよならわが息子』>
ノルウェー、2005年、15分、ヒシャーム・ザマーン監督
愛する息子のためにヨーロッパへの密入国を企てた父親が、最後に下す決断とは・・・。ノルウェーで暮らすクルド人監督による切なくも印象的な作品。

<『Maid for Sale』>
フランス/レバノン、2006年、53分、ディマ・アル-ジョンディ監督
コロンボの国際空港、中東へ飛ぶジャンボ機の搭乗手続きを待つ女性の長蛇の列。幼な子を家に残し、異国で「家政婦」として働くためだ。レバノン人女性監督が、3人のスリランカ人女性へのインタビューを通して、生産労働のグローバル化だけでなく、「再生産労働のグローバル化」が地球上の至るところで生じていることを、まざまざと見せてくれる作品。

<『走るチャウン』>
韓国、2008年、35分、キム・テヨン監督
走ることが大好きなチャウンが所属する陸上部が解散することになる。コーチは陸上部がある都市の学校に転校しようと言うが、チャウンの父親は娘の転校を許可しない。フィリピン出身の継母はそんなチャウンの気持ちを慰めようと、ソウルへ遊びに行く計画を立てるが…。夢見る少女のロードムービー!

-----フォーカス?-----

<『ナターシャ』>
韓国、2008年、31分、キム・ジュリ監督
キャリアウーマンのヒョンジョンは娘を前夫に任せたバツイチ女性。前夫はウズベキスタンから来た金髪女性ナターシャとの結婚を目前に控え、ヒョンジョンに韓国の文化と世情を知らないナターシャとの結婚準備を手伝ってくれと頼むが・・・。金髪女性や国際結婚に対する社会的偏見など、リアリティあふれる描写が魅力の作品。

<『ヒジャーブ』>
スペイン、2005年、8分、ハビ・サラ監督
 スペインの公立高校に転入することになったムスリムの少女。教室の前で、女性教師が彼女にヒジャーブ(ベール)をとるよう説得、最後は「とらなければ教室に入れない」と立ちはだかる。しかたなくヒジャーブをとり教室に入った彼女が見たものは・・・。
多文化社会における自文化中心主義について考えさせられる作品。

<『125 チョン・スンチョル』>
韓国、2008年、21分、パク・ジョンボプ監督
脱北者の適応支援施設から出てきたばかりのスンチョルには、韓国のすべてのことが不慣れである。ボロボロの賃貸アパートで呆然と暮らすスンチョル。彼を担当する刑事が工場を紹介するが、脱北者という理由で拒否される。道端に捨てられたタンスを見つけたスンチョルはそのタンスを家に持って帰り…。象徴的な映像が印象的な作品。

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