① ルカによる福音書 6:43−45 実に、良い木が腐った実を結ぶことはないし、また腐った木が良い実を結ぶこともない。というのも、おのおのの木はそれ自身の実から知られるからである。実際、茨からいちじくを集めることはないし、藪から葡萄の房を採ることもない。 善い人は、心の善い倉庫から善いものを持ち出す。また悪しき人は悪しき倉庫から悪しきものを持ち出す。なぜなら、心があふれることによって人の口は語るからだ。
② マタイによる福音書 7:15−21 偽預言者たちに用心せよ。彼らは羊の衣を着て、あなたたちのところへ来るが、内側は強奪する狼である。 あなたたちは、彼らのさまざまな実から彼らを知り尽くすであろう。茨から葡萄の房を、あざみからいちじくを集めるであろうか。このように、すべて善い木は良い実を結び、腐った木は悪い実を結ぶ。善い木は悪い実を結ぶことができないし、腐った木は良い実を結ぶことができない。良い実を結ばぬ木はすべて切り倒され、火の中に投げ込まれる。それゆえ、あなたたちは、彼らのさまざまな実から彼らを知り尽くすであろう。 私に対して、『主よ、主よ』と言う者がすべて天の王国に入るのではない。そうではなく、天におられる私の父の意思を行う者こそが天の王国に入るのである。
③ マタイによる福音書 12:33−35 木を良いとするなら、その実も良いとせよ。あるいは木を腐ったものとするなら、その実も腐ったものとせよ。というのも、木は実から知られるからである。蝮の裔(すえ)よ、お前たちは悪しき者であるのに、どうして善いことを語りえようか。なぜなら、心があふれることによって口は語るからである。善い人は、善い倉庫からさまざまの善いものを投げ出す。また悪しき人は悪しき倉庫からさまざまの悪しきものを投げ出す。私はお前たちに言う、人々は、自分が語るすべての怠惰な言葉に関して、さばきの日に弁明することになるであろう。なぜなら、お前のもろもろの言葉によってお前は義とされ、またお前のもろもろの言葉によってお前は断罪されるだろうからである」。
英語のことわざに、You can’t tell the book by its cover.というものがあります。「本の表紙では、その内容はわからない/判断できない」ということです。(おもしろい人が、これをひっくりかえして、You can’t tell the cover by its book.というのを聞いたことがあります。「本の内容では、カバーはわからない」、すなわち、いいひとでも、身なり/外見は良いとは限らない!) 預言者の身なりをしていても、あるいは、キリストにあるものを標榜していも、そこに神の愛がなくては、何にもなりません。マタイの12章3節以下は、さらに厳しく、今度、私たち自身に、自分を省みることを促しています。
③ マタイによる福音書 12:33−35 木を良いとするなら、その実も良いとせよ。あるいは木を腐ったものとするなら、その実も腐ったものとせよ。というのも、木は実から知られるからである。蝮の裔(すえ)よ、お前たちは悪しき者であるのに、どうして善いことを語りえようか。なぜなら、心があふれることによって口は語るからである。善い人は、善い倉庫からさまざまの善いものを投げ出す。また悪しき人は悪しき倉庫からさまざまの悪しきものを投げ出す。私はお前たちに言う、人々は、自分が語るすべての怠惰な言葉に関して、さばきの日に弁明することになるであろう。なぜなら、お前のもろもろの言葉によってお前は義とされ、またお前のもろもろの言葉によってお前は断罪されるだろうからである」。