「最近サッカリンのサルを使った安全性試験の結果が発表されました。」
Journal of the National Cancer Institute, Vol.90, 19-25, 1988
http://hw001.gate01.com/uneyama/sacch.html
サッカリンについての発ガン試験の中でも、群を抜いた試験です。
36匹のサル(内16匹は比較の為の「対照動物」)を用いて、20匹のサルに24年間25mg/kgのサッカリンを毎日投与し続けた研究の結果についての話です。
元々サッカリンの発がん性は、雄ラットの膀胱にのみ認められ、他の動物、またラットでもメスには認められなかったのです。
後にこの理由として、元々膀胱内部に「結石」を生じやすいラットのオスについてのみ、サッカリンが結石を作ってその刺激により膀胱がんが発生したものだと考えられています。
そして動物実験に関して、どの様なものでも大量に長期間与え続ければ大抵の(人間が普段食べているものでも)ものが悪影響を示してしまうことから、その様な毒性試験に対する意味づけの重さに変化が見られてきていること。
ネズミで疑わしいならより人間に近いサルで実験すればいいという単純な思考も考え直すべきではないのか。
そして尤も問題なのは、このような動物達の犠牲によって得られた知見が、人々に共有されていないと言う事。
未だにサッカリンは発がん性があるという発言もある事からそれが判る。