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「英語で悩むあなたのために」コミュの知恵袋回答集

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こちらでは知恵袋での質問に対する回答の中で、特にシェアしておきたいと思ったものを紹介させていだたきます。

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質問:

なぜ get だけは、使役の意味で get O to doと「to不定詞」を取るのですか?他の使役動詞はみな make/let/have O do と原形不定詞をあとにとるのに。

これは現役の学校の先生でもなかなか明確に答えられない難質問の1つです:

(私の回答)
これはかなり深い質問なんです。

ask O [to do]
tell O [to do]
なども to do が来ますよね。

let, make, have は O do となりますし、

helpは、昔は help O to doが多かったのですが、現代英語では、help O do に変化しています。

このOのあとに「to do」を取るのか、それとも「do(原形)」を取るのかは、基本的に動詞の性格によるんです。

「to do」って「前置詞+動詞の原形」ってなんか変だと思いませんか?普通前置詞 to は「to school」みたいに名詞としかつながりませんよね?そもそも「前置詞って『名詞の前に置く言葉』っていう意味」なんですから。

昔の英語では、「動詞を原形のまま文中に使うこと」が「動詞を名詞扱いする方法」だったんです。だから to do で「することに向かって」という意味を表していたんですね。現代英語の「to不定詞」はそういう古い英語の一部が生き残ったものなんです。

だから
ask him to doは、そういう歴史を踏まえて意味をいうと
「彼に〜することに向かうように頼んだ」
なんです。ということは、「こうしてください」とお願いした時点でもう ask したことになりますよね?結果的に彼がそれをしなかったとしても。

tell him to do it.
彼がそれをする方向に向かうよう命じた
=「しろ」と告げただけで「命じた」ことになります。でも「彼が実際にそれをした」までを意味に含んでいません。

でも、
He [made] her do it.彼は彼女にそれをさせた(強制)
という文では、to doではなく原形 do が使われます。それは
He made + <She did it>
という組み込みの関係があり「彼女がそれをした」という状況を「彼は強制的に作り出した」という意味を表すからです。
つまり「O do」の形式で表現される「使役」や「知覚」を表す動詞の場合、常に「誰かがした」という結果まで意味に含んでいます。

昔は help O to do だったのが今では help O do が普通になってしまったのも、昔は「誰かがする方向に向かうよう手を貸した」の意味であり、結果的にその人が無事それができたまでを伝えていなかったのが、現代英語では「私が手伝った結果としてその人はそれができた」までを意味するようになったことを反映しているんです。

以上で、VO to do と VO do の「基本的な区別」が理解できたと思います。
そしてやっと質問に答えられます。

 実は、、、get O to do は「唯一の例外」なんです。
I got him to carry my bag.
は上記の説明からすれば「彼が私のバッグを運ぶ方向へと仕向けた」に意味がとどまっており、結果的に「彼が運んだ」まで意味しないようにも思えます。
しかし現実的には「彼は運んだ」までの事実を伝えているんです。

なぜこんな違いがあるのか?
それはgetという動詞の特殊性にあります。

ちょっとこれを見てください。
I put the kettle on the table.
私はヤカンをテーブルに置いた。

当然ながら「ヤカン」は実際にテーブルに置かれたところまで意味に含みます。

I <put> the kettle <on the table>
I <got> him <to carry my bag>
こうして並べてみると形式はそっくりですね。
put(置く)の代わりに get(ある位置まで移動させる)があり、
on the table の代わりに to carry my bag があります。
つまり、
I got him to carry my bag.は、
「私は彼のことを『鞄を運ぶ』という位置まで移動させた」というのが直訳亭意味になるんです。「移動させた」のですから、「彼」は「鞄んを運ぶ」という終着点に届いています。だから「彼はかばんを運んだ」んです。

このように使役の意味を表している get だけは「対象となる人をある場所まで移動させる」という意味を持っているため、他の使役動詞のように「do(原形)」ではなく to do(to不定詞)が追いかける形のままで、「させる、させた、してもらう」などの意味を「行為の達成まで」意味に含んで表現できるのです。

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