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「英語で悩むあなたのために」コミュのhope が導くthat節内部の時制

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(他のコミュニティにあった疑問)

>hopeの後に現在形を持ってくる場合と未来形を持ってくる場合ではどういう感じにニュアンスが変わりますか?

>I hope that のthat節の中が現在形になるか未来形になるかで、同じ内容の文でどういうふうにニュアンスが変わってくるかを知りたいのですが?

>例えば、
I hope you pass the exam.
I hope you will pass the exam.
で少しニュアンスが変わるのかを知りたいのです。



(それに対する回答)

I hope がthat節を目的語とする場合、多少意味が異なる場合と事実上同じ意味を表す場合があります。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=hope&dtype=1&dname=1na&stype=0&pagenum=1&index=034924000

I hope that you will pass the exam. [=I hope you pass the exam.]
君が試験に受かることを祈っている

 このような例ではthat節の中が現在時制でも未来時制でも内容的に差はありません。

(1) I hope that you are always fine.
(2) I hope that you will be fine soon.

 このような例だと
(1) 習慣的現在:過去現在未来にわたって元気でいることを望んでいる。
(2) 単純未来:今具合が悪い人に対して「この先fineになること」を望んでいる、など

 という違いが出てきます。

 「試験に受かる」という内容の場合、「常日頃試験にいつも受かっている」というのは文脈的には優先的に想像されないことでしょう。なので that you pass でも「最近受けた試験の結果が合格であるように」などの意味を伝えていると考えるのが自然かと思います。

 なおラファエルさんのメッセージにある
>英語では時制を現す同情の活用には過去形と現在形しかなく
 というのは確かにそのとおりで、英語では未来のことを表すのに「will現在形+本動詞原形」という「迂言形(2語以上で1語相当の意味を表す)」が用いられ、それは他の時制で「現在形、過去形」が1語でそれを表す(屈折形)ことと異なるため、英語の時制として「現在と過去」だけを認める考え方もあり、それはそれで一理あると思います。

 通常の学校文法では、話をシンプルにするため、時制として「現在、過去、未来」を考え、「未来時制」を表す迂言形の「will 原形」を便宜的に未来形と呼んでいます。こだわれば気になりますが、それほど大きな問題ではないかと思います。(「未来時制はあるが、動詞の変化形として未来形はない」というのがその折衷的なアプローチです)

(他の回答者の投稿)
>hopeの節にwillを使うかどうか。
ウィズダムを必ず参考にしているが、そのウィズダムには
「現在時制は確定した未来を示すので強い願望を表し相手を気遣った表現になることがある」とある。

==============

hopeは本来、目的語とするthat節にどんな時制でも導くことができます。
これは think that ... とまったく同様に考えることができます。

上記「他の回答者の投稿」は hopeの用法のごく一側面についてしか触れていません。
「will」を用いても同じ内容を伝えているような例文の場合、たとえば
(1) I hope you pass the exam.
(2) I hope you will pass the exam.
 というような場合では、(1)のpassが「日常的現在」であるとは通常考えられませんので、「確定的未来」と解釈され、willを使った「単純未来」に比べると話者の確信がより強くこめられているとも言えますが、私の投稿の中にある

(3) I hope that you are always fine.
(4) I hope that you will be fine soon.

 では「you are」と「you will be」に互換性はありません。
 こちらの例では hope が「think positively」に近い意味合いとして用いられており、それに導かれる節の時制は「現在、過去、未来」のいずれでもありえます。

>I hope you had a great 2012.

 このタイプの例文が今の学校教科書にどれくらいの頻度で現れているかについては、すでに日本を離れて久しいため確かな情報がありませんが、私が高校教員だったころは、

I think that ..(ニュートラルに自分の考えを述べる)
I hope that ...(望ましい内容について「であればよいと思う」)
I am afraid that ...(望ましくない内容について「なのではないかと思う」)

 と言ったthinkのバリエーションとしてhopeが位置づけられていましたので、that節の時制としては何が来ても不思議はないわけです。

 今回の冒頭の疑問は「hopeの用法」というより、「未来の内容を『現在時制(確定的現在)』と『単純未来』によって表したときの違い」ということになると思います。

コメント(2)

他のコミュで「大天使ラファエル」さんも書いていらっしゃいますが、「文法書に書かれている時制と実際に英語ネイティブが用いている時制はちょっと違う」という点について、兼ねてから感じていることがあります。

通常、直説法時制というのは、現在、過去における「現実描写」が基本です。つまり過去形があれば、「過去にそういう事実があった」ことを述べており、現在形なら「日常的に、あるいはこれからある事実が発生している、する」ことを意味します。

しかし、従属節の中に現れる直説法には、必ずしもそういう「事実描写」だといえない例が多く見受けられます。

1, I know that he passed the exam.
2, I hope that he passed the exam.

1では、過去においてそういう事実があったことを知っていると述べており、that節の中の passed は純粋な直説法過去です。

しかし2では、そういう事実が本当にあったのかどうかはこの文章が発せられた時点では分かっていません。つまりこちらのthat節内の passedは「事実描写」とまではいえないものです。

「言葉の上だけでなにかを述べる」言い方を古い文法では「接続法」と呼びましたが、それに近い使われ方をしていると感じられます。

そういえば、「仮定法」というものも特にアメリカ英語では「dead grammar」と最近では言われており、一部の決まり文句以外では直説法に置き換えられるのが普通になってきています。

if it rain(s) tomorrow,

「明日雨が降る」という事実を断定描写しているわけではないので、本来「直説法現在」は使えません。だから「十分な可能性のある想像」として「仮定法現在(動詞は常に原形)」が用いられていたわけですが、現代英語では直説法現在でこれを代用します。

言葉の歴史という観点から言えば、このrainSはrainの「代用」なのですが、多くの英語ネイティブの意見を聞くと、どうも誰もそこに「仮定法」を感じていません。

つまり現代英語では「直説法」に「事実描写」という本来の用法以外に、かつて仮定法現在が担っていた「可能性の高い想像」という用法が移っていると考えられます。

同様に
I hope that...
のthat節の中に現れる直説法も、事実描写ではなく、本来は接続法で表されるものが、その感覚がすでに廃れており、直説法の守備範囲になっています。

そういう現状を踏まえますと、私のサイトで現在解説している直説法についても、多少の追加記述が必要になってきているのかも知れないと最近感じます。
>>[1]、

コミュニティーへの参加承認どうもありがとうございます。文法に詳しくないので、はじめは軽く考えていたのですが、「仮定法現在(動詞は常に原形)」という考えがあるという事自体知りませんでした。意外と深い問題なんですね。

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