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「英語で悩むあなたのために」コミュの「時・条件を表す副詞節」についての取り扱い

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 「時・条件を表す副詞節の中では未来のことがらであっても現在形で表現する」というのはどの文法書にも書かれていることです。これはもちろん、厳密にいうと「本来は仮定法現在を用いるべきところだが、現代英語では直説法現在によって代用される」というものですが、次の3つの例文を見てください。

1, If you be late for the meeting, please call me.
2, If you are late for the meeting, please call me.
3, If you will be late for the meeting, please call me.

1は純粋に仮定法現在を用いた表現。
100%文法的に正しいのですが、archaic(古めかしい)とされ、現代英語ではもう使われません。
2が一般的によく用いられる表現であり、「時・条件を表す副詞節」の中なので1の代用として直説法現在が用いられています。

さて問題は3.一般的な参考書だと間違いとされてしまう例文ですが、これはこれで正しいんです。決してこの will が「主語の意思」を表すものではありません。

4, If it rains tomorrow, I will stay home.
5, If it will rain tomorrow, I will stay home.(<これは間違い)

 しかし同じように「未来を表す時・条件の副詞節」でも5は間違いです。

 さて、なぜ3はよくて、5はだめなのか?

 考えてみましょう。

 

コメント(2)

英語の時制について一般的に「現在、過去、未来」の3つを認めて考えます。
しかし、学者によっては「現在、過去」の2つのみを英語の時制と認め、「未来時制」を認めない考え方もあります。そして実はこの考え方を私も持ってはいるのです。

述語動詞の時制変化については、「現在形」と「過去形」はありますが、「未来形」がありません。一般に未来形と便宜的に呼ばれているのは「willの現在形+原形」という現在時制の枠の中において、「今の時点においていえることとして」という意味を表すものです。

(1) If it rains tomorrow, I will stay home.
(2) If it will rain tomorrow, I will stay home.

1は「明日になった時点で雨降りであるという事実が確定したら」の意味。だから自然であり正しい英文です。

2は正しくない英文ですが、それはこの意味が「今の時点で明日雨になるとわかっているなら」の意味となってしまい、意味的にありえないからです。

つまり「時・条件を表す副詞節」の中においても、その表す意味によっては「単純未来のwill」があっても構わないといえます。

If you are late for the meeting tomorrow, call me.
明日会議に遅刻したときは、連絡するように。

つまり「会議に遅れてしまったという事実が確定した時点で連絡せよ」ということ。
これはすなわち、「まだ会議開始の時間じゃないけど、このままでは到着時刻が会議開始に間に合わない」とき電話しろではなく、「実は今日の会議に遅れてしまいました」という報告を(会議のその場にいない「私」に)連絡せよという意味になります。

If you will be late for the meeting tomorrow, call me.
こちらは「このままでは会議に間に合わないと分かったその時点で」連絡せよ、と言っているものであり、会議の場で待つ「私」に「今向かっていますがこのままでは遅れそうです」という連絡をせよという意味になります。

 このように一般の文法書に書かれている「時・条件の副詞節」の説明にはまだ不足があると思われます。近いうちに私のサイトにもこれについては補則をする必要があると思っております。
さて「if...will」について、その後もいろいろな例文を思い浮かべては、それがどのような文脈・前後関係でなら自然になるか、あれこれと考えをめぐらせてみました。また自分なりにもリサーチしてみました。

ある意見として次のものが汎用性の高い説明になっていると思われます:
WE CAN USE "WILL" AFTER "IF" in certain structures!
If we are taking about the future results rather than conditions, an if-will clause is used.
(条件としてというより、「将来的結果について述べるとき」は、「if ...will」節が用いられます。)

つまり「if 」によって表される内容が
1、このまま〜すると、し続けると(その結果として)
2、このままだと〜であると思われるときは
のような意味合いを伝える場合です。

 そして1つ気づくことがあります。
 この種の構文では「will」という法助動詞の「法」でひっかかるところがあったのですが、これも気づいてみればどうってことはない、「隠れたSV」の存在がその前にあるんです。

If (you think) you will be late, このままだと遅刻することになる(と思われるなら)
If (you think) it will save our marriage, I'll try to give up drinking.
そうすることで結婚できる(と思う)のなら、酒をやめるようにがんばってみよう。
If (the weather report says) it will rain, come home right away.
この先雨になるということなら、今すぐ帰宅しなさい。

このように考えると「will」は単なる直説法です。If節の中で仮定法現在の代用としての直説法現在となっているのは、「隠れたSV」のthinkなどであるといことで疑問も解消します。

If you will eat so much, you can't complain if you get fat.
結果的に食べ過ぎになって、太ったとしても文句は言えないよ。

<この例文については多くの日本人が「意思のwill」と解釈しており、「どうしてもそんなに食べるなら」という訳を与えていますが、むしろ「将来的結果」のニュアンスがより強いと思われます。(この「将来的結果」というのもwillの用法としては「意思未来>主語の性質>将来的結果」とつながっているものではあります。)

上記の点を踏まえれば

If you buy it,
If you will buy it,

If you eat it,
If you will eat it,

など様々な場合についてもすんなり理解できると感じます。

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