原典：http://
written by ベン村さ来
◆ 私のホームページの母船である 雨空トッポライポが『〆さばアタル・ヒカル』と改名した。いや、師匠に改名させられた。トッポがアタルで、ライポがヒカルだそうだ。『うる星やつら』のファンであった私にとってトッポがアタルになるとは不思議な縁だ。とりあえず、今度会ったら「ダーリン！」と呼んでみよう。
◆ ライポのヒカルについて「爆笑問題の太田光とかぶってる」と心配される方がいらっしゃったら御安心願いたい。あの人は「おおたひかり」というのだ。ひら仮名で書くと新しいお米の名前のようである。そういえば、群馬のお米で『ゴロピカリ』というスゴイのがあった。『コシヒカリ』のシャレなのだろうが、私にはこっちは下剤の名前としか思えない。
◆ 雨空トッポライポに初めて会ったのは忘れもしない平成元年２月２６日。渋谷１０９で行われていたお笑いライブ『渋谷ＮＯＷ！』の楽屋前のロビーだった。兄貴分の浅草キッドに「軍団入団志願者なんだ」と紹介されたのを覚えている。当時、弟子入り志願でそれぞれ香川と山形から上京してきた２人はたけしさんの『オールナイトニッポン』を放送していたニッポン放送（有楽町）の下で偶然出会い、『水呑み百姓』という漫才コンビを組んで稽古を重ねていた。その平成元年２月２６日は２人の舞台デビューの日だった。初舞台のネタは「死体洗い」。怪物松坂の初登板のような衝撃を受けた。
◆ つまり、２人に出会ってから１２年ということになる。
いろんなことが走馬灯のように思い出される。
●無事に軍団に入り放送対応の芸名
「北枕」に改名したこと。
●一緒に太田プロライブのネタ見せに行き、
瀬名さん（当時の若手担当チーフマネージャー）に
「３人とも北野なんか辞めて太田に入れよ」と言われたこと。
●『オールナイトニッポン』のネタコーナーに
２人が出るようになり、
悔しさからイヤミなコントを舞台でやって重圧をかけたら
２人のファンから怒られたこと。
●２人の初めての長期営業に先輩ぶって祝儀を渡したこと。
●２人が師匠に「ダウンタウン」の偽物
「ダウソタウソ」と改名させられたが
案の定、まんまと客が入ってしまったこと。
●松村邦洋さんと奥山佳恵ちゃんメインの番組
『ラジオブロンクス』（ニッポン放送）を一緒にやったこと。
●そのレギュラー出演者の中から
キャイ〜ンだけ売れてしまったこと。
●私の結婚式の司会をやってもらったこと。
●シャレでＴＦＭに２人の企画書を持っていったら
採用になってしまい、
『ブービートラップ』が始まってしまったこと。
●おまけに『はいぱーとらっプ』と名を変えて、
合計３年も続いてＴＦＭに迷惑をかけたこと。
●一緒に打ち上げで
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで酔いつぶれて眠るまで飲んだこと。
●米谷（旧・トッポ／現・アタル）の口唇が意外と厚く、
冬場はいつも乾いていること。
●佐藤（旧・ライポ／現・ヒカル）の足が
タバコのフィルターが焦げたような匂いであること。
こんなこと書いてたらキリがない！２人のことは売るほど知っている。２人が売れに売れたら出版印税で小林信彦より儲けるのは私である。
◆ 雨空トッポライポ（〆さばアタル・ヒカル）と言えば思い出すのは…２人との楽屋ギャグである。楽屋や打ち上げで２人とバカっ話をするのは非常に楽しい。１２年も付き合っていれば、そのバカっ話から定番楽屋ギャグも生まれるのだ。
今回はその「定番」をまとめてみた。
---------------------------------------------------
『耳取れ！』
◇難聴という程ではないが佐藤は耳が悪い。
「明日１時ね」と言うと「足利銀行ですか？」などと
スゴイ聞き間違えをする。
そのツッコミとして私と米谷が使用するギャグ。
---------------------------------------------------
『男性ストリップが楽しめる店』
◇昔、新宿に『ブーフーウー』というパブがあった。
その店はキリングセンスのハギさんがバイトをしていて、
勘定を負けてくれるので我々はよく利用した。
酔うと脱ぐ我々は大変迷惑。
それを逆手にとって勝手に呼んでいたギャグ。
---------------------------------------------------
『浅草かぁ〜』
◇梶原一騎原作の半生期『男の星座』の中に
次のようなセリフがある。
青春を過ごした浅草に晩年の梶原一騎が訪れる。
車から降りて「浅草かぁ〜」と懐かしんでいると
ファンが寄ってきて
「あっ、梶原一騎だ！」
「漫画ゴラクで『男の星座』読んでますよ」などと言う。
そのシーンを私と米谷が再現するだけのギャグ。
---------------------------------------------------
『それは違うだろ』
◇何か普通の話をしていてアキると誰かがこれを言い出す。
例えば、「『侍ジャイアンツ』の分身魔球みたいにさぁ〜」
「それは違うだろ。分身魔球は『一発貫太くん』だろ！」
「いや、貫太くんは裸がユニフォームだろ！」
「いや、裸がユニフォームなのは実写版『ドカベン』だろ！」
と、
野球マンガ知識だけで間違い続けるギャグ。
---------------------------------------------------
『そのティッシュじゃ取り切れないだろ』
※第２９回／『事件』参照
http://
---------------------------------------------------
『香川県知事』
◇『はいぱーとらっプ』（ＪＦＮ）で群馬イベントをした時に
何か危ない子供が米谷をそう呼んだ。
それからは米谷をヨイショする時に使うギャグ。
---------------------------------------------------
『小樽市長』
◇『はいぱーとらっプ』の慰安旅行で小樽に行った時に
私が着ていた東ドイツ軍払い下げの将校のコートと
小樽の古い町並みがあまりにマッチしていたので
こう呼ばれた。
それからそのコートを着ると必ず２人が言うギャグ。
-----------------------------------------------------
『新作映画見た？』
◇私は映画を見ない。年に２本見ればいい方である。
だから、
映画好きの２人が新作映画の話をしていると面白くない。
そこでこのセリフで２人に近づき
「ソーセージをヌンチャク代わりにしてさぁ…」などと続け、
「それ『Ｍｒ．ＢＯＯ』じゃないですか！」と
ツッコミをもらい、
話の腰を折るギャグ。
---------------------------------------------------
やっぱり、こんなことも書いてたらキリがない！２人のことは売るほど知っている。２人が売れに売れたら出版印税で杉作Ｊ太郎より儲けるのは私である。（しかし弱気…）
原典：http://
written by ベン村さ来
written by ベン村さ来
◆ 私のホームページの母船である 雨空トッポライポが『〆さばアタル・ヒカル』と改名した。いや、師匠に改名させられた。トッポがアタルで、ライポがヒカルだそうだ。『うる星やつら』のファンであった私にとってトッポがアタルになるとは不思議な縁だ。とりあえず、今度会ったら「ダーリン！」と呼んでみよう。
◆ ライポのヒカルについて「爆笑問題の太田光とかぶってる」と心配される方がいらっしゃったら御安心願いたい。あの人は「おおたひかり」というのだ。ひら仮名で書くと新しいお米の名前のようである。そういえば、群馬のお米で『ゴロピカリ』というスゴイのがあった。『コシヒカリ』のシャレなのだろうが、私にはこっちは下剤の名前としか思えない。
◆ 雨空トッポライポに初めて会ったのは忘れもしない平成元年２月２６日。渋谷１０９で行われていたお笑いライブ『渋谷ＮＯＷ！』の楽屋前のロビーだった。兄貴分の浅草キッドに「軍団入団志願者なんだ」と紹介されたのを覚えている。当時、弟子入り志願でそれぞれ香川と山形から上京してきた２人はたけしさんの『オールナイトニッポン』を放送していたニッポン放送（有楽町）の下で偶然出会い、『水呑み百姓』という漫才コンビを組んで稽古を重ねていた。その平成元年２月２６日は２人の舞台デビューの日だった。初舞台のネタは「死体洗い」。怪物松坂の初登板のような衝撃を受けた。
◆ つまり、２人に出会ってから１２年ということになる。
いろんなことが走馬灯のように思い出される。
●無事に軍団に入り放送対応の芸名
「北枕」に改名したこと。
●一緒に太田プロライブのネタ見せに行き、
瀬名さん（当時の若手担当チーフマネージャー）に
「３人とも北野なんか辞めて太田に入れよ」と言われたこと。
●『オールナイトニッポン』のネタコーナーに
２人が出るようになり、
悔しさからイヤミなコントを舞台でやって重圧をかけたら
２人のファンから怒られたこと。
●２人の初めての長期営業に先輩ぶって祝儀を渡したこと。
●２人が師匠に「ダウンタウン」の偽物
「ダウソタウソ」と改名させられたが
案の定、まんまと客が入ってしまったこと。
●松村邦洋さんと奥山佳恵ちゃんメインの番組
『ラジオブロンクス』（ニッポン放送）を一緒にやったこと。
●そのレギュラー出演者の中から
キャイ〜ンだけ売れてしまったこと。
●私の結婚式の司会をやってもらったこと。
●シャレでＴＦＭに２人の企画書を持っていったら
採用になってしまい、
『ブービートラップ』が始まってしまったこと。
●おまけに『はいぱーとらっプ』と名を変えて、
合計３年も続いてＴＦＭに迷惑をかけたこと。
●一緒に打ち上げで
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで酔いつぶれて眠るまで飲んだこと。
●米谷（旧・トッポ／現・アタル）の口唇が意外と厚く、
冬場はいつも乾いていること。
●佐藤（旧・ライポ／現・ヒカル）の足が
タバコのフィルターが焦げたような匂いであること。
こんなこと書いてたらキリがない！２人のことは売るほど知っている。２人が売れに売れたら出版印税で小林信彦より儲けるのは私である。
◆ 雨空トッポライポ（〆さばアタル・ヒカル）と言えば思い出すのは…２人との楽屋ギャグである。楽屋や打ち上げで２人とバカっ話をするのは非常に楽しい。１２年も付き合っていれば、そのバカっ話から定番楽屋ギャグも生まれるのだ。
今回はその「定番」をまとめてみた。
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『耳取れ！』
◇難聴という程ではないが佐藤は耳が悪い。
「明日１時ね」と言うと「足利銀行ですか？」などと
スゴイ聞き間違えをする。
そのツッコミとして私と米谷が使用するギャグ。
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『男性ストリップが楽しめる店』
◇昔、新宿に『ブーフーウー』というパブがあった。
その店はキリングセンスのハギさんがバイトをしていて、
勘定を負けてくれるので我々はよく利用した。
酔うと脱ぐ我々は大変迷惑。
それを逆手にとって勝手に呼んでいたギャグ。
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『浅草かぁ〜』
◇梶原一騎原作の半生期『男の星座』の中に
次のようなセリフがある。
青春を過ごした浅草に晩年の梶原一騎が訪れる。
車から降りて「浅草かぁ〜」と懐かしんでいると
ファンが寄ってきて
「あっ、梶原一騎だ！」
「漫画ゴラクで『男の星座』読んでますよ」などと言う。
そのシーンを私と米谷が再現するだけのギャグ。
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『それは違うだろ』
◇何か普通の話をしていてアキると誰かがこれを言い出す。
例えば、「『侍ジャイアンツ』の分身魔球みたいにさぁ〜」
「それは違うだろ。分身魔球は『一発貫太くん』だろ！」
「いや、貫太くんは裸がユニフォームだろ！」
「いや、裸がユニフォームなのは実写版『ドカベン』だろ！」
と、
野球マンガ知識だけで間違い続けるギャグ。
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『そのティッシュじゃ取り切れないだろ』
※第２９回／『事件』参照
http://
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『香川県知事』
◇『はいぱーとらっプ』（ＪＦＮ）で群馬イベントをした時に
何か危ない子供が米谷をそう呼んだ。
それからは米谷をヨイショする時に使うギャグ。
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『小樽市長』
◇『はいぱーとらっプ』の慰安旅行で小樽に行った時に
私が着ていた東ドイツ軍払い下げの将校のコートと
小樽の古い町並みがあまりにマッチしていたので
こう呼ばれた。
それからそのコートを着ると必ず２人が言うギャグ。
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『新作映画見た？』
◇私は映画を見ない。年に２本見ればいい方である。
だから、
映画好きの２人が新作映画の話をしていると面白くない。
そこでこのセリフで２人に近づき
「ソーセージをヌンチャク代わりにしてさぁ…」などと続け、
「それ『Ｍｒ．ＢＯＯ』じゃないですか！」と
ツッコミをもらい、
話の腰を折るギャグ。
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やっぱり、こんなことも書いてたらキリがない！２人のことは売るほど知っている。２人が売れに売れたら出版印税で杉作Ｊ太郎より儲けるのは私である。（しかし弱気…）
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