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ダイオキシン中毒(カネミ油症)コミュの「毒いらん 筵旗 (むしろばた)」より

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生理用品からごみを見る

● こんにちは。関東のほうで布ナプキンのことをやっています。きょうは生理用品のことを伺いたくて来ました。
▲ はじめまして。このごろはナプキンを作ったり頒布したりしているかたが増えてきましたね。何年か前に、ぼくがこの問題に手をつけた頃とは大違いです。だけどきょうは立場があべこべですね。ぼくがしゃべらんといかんのですか。
● そうです。きょうは大いにしゃべってくださいますか。それにしても男の方だったとは驚きです。
▲ よく間違えられるんですよ。女性やとばかり思うてたといわれてね。 
● そうでしょう。私もそう思っていました。このまえお電話してびっくり。男性がなぜ生理用品のことをやってらっしゃるのかと思って。
▲ ぼくがパソコンを始めたのは93年くらいかな。まだDOSの頃でした。それが一台目で、95年の秋にウインドウズの機械に換えました。ホームページを開いたのが97年の2月やったと思います。最初は教育のことをやろうかなと思いまして、ホリスティック教育のすばらしいサイトを見つけました。主宰しているのがオーストラリアのタスマニアで高校の先生をしているロジャー・スタックさんというかたでね、さっそく許可をもらって、翻訳しては自分のサイトに載せるといふことをしていました。
 それが一段落したころ、何かのきっかけでダイオキシンのことを調べ始めたんです。海外のサイトを色々検索してたら、ときどき「女性の健康」 というような項目がみつかるんで、これいったい何なんやろ、と思うて読んでみると、これが生理タンポンからダイオキシンが出たというような話でした。こんな話は日本で聞いたことがない。ほんまやったら放っとけんと、これまた許可をもらって翻訳しました。いまから思うと冷や汗ものの翻訳でしたけど、翻訳というのはどれだけやっても難しいものです。
● それが生理用品のことをいろいろ調べられたきっかけなんですね。なるほど、それで分かりました。『週刊金曜日』 で拝見しましたけれど、つっこみ方が細かいというか、丹念に詳しく調べられましたね。
▲ そのへんは凝り性というか、一度はじめたら次々に疑問が出てきてね、いくらやっても疑問がつきません。ほんとは現地にでかけて尋ねまわるのが正攻法なんやろうけど、そんなことをやっている余裕が時間の面でもお金の面でもありません。そやから、電子メールを使いまくって色々情報を集めたんです。へたな英語で書いてあってもけっこう返事をもらえました。そのかわり、こちらからも色々情報を提供してます。妙なもので、 情報というのは、出せば出すほど入ってくる と言うた人がありますけどね、これ本当ですね。このごろは入って来すぎて、もうおぼれかかってます。情報の捨て方を考える時期というか、情報を選別して、ごみ問題ならごみ問題の基本を考える情報にしぼって、じっくり考える時期にきましたね。今のインターネットの世界では情報量の多さを誇るようなことは意味がありませんし、ただただあほらしいだけです。
●  本当ですねえ。私なんかも資料が山のようで、つれあいに嫌われてます。ただ、捨てるのも結構ですけれど、これからは若い人でどんどん精力的にこなしてくれる人が現れてくると思いますよ。そうなればもうすこし整理がつくようになるのではないでしょうか。期待しましょうよ。
▲  ぼくもそう思うてます。
●  この辺で本題に入らせていただきますが、生理用品をごみ問題の視点から見ると、どういうことになるのか、ちょっとご意見を伺いたいなと、ずっと思っていました。一筋縄でいかないというか、単純な問題ではないな、どのように考えていったらいいのかなと、いろいろ迷います。
▲  それ、三つくらいポイントがあると考えてます。もちろん経済・社会構造がかかわってくるわけで、ごみの問題をごみの問題としてだけとらえていても、解決になりません。ごみの問題は非常に多面的やと思いますね。けちをつけるつもりはないんですけど、リサイクルをどれだけ一生懸命にやってもごみ問題が解決しないのは、リサイクルの運動がごみ問題をごみ問題としてだけ解決しようとしてるからです。
●  おっしゃる通りですねえ。それ、本当によく分かります。
▲  実感がこもっていますね。
●  そうなんです。私もリサイクルをずいぶんやりました。だけどこのごろはなんだかばからしくなってしまって、自分が苦労して分別したものが、どこかで燃やされていたり、埋立てられていたりという話を聞くとね。悲しくなります。
▲  ほんとにそうやなア。リサイクルというのは、ある面で現在の産業界が自分たちの延命をはかるためにそそのかしてやらせている面が強いですからねえ。まあ、そのことはさておくとして、一つ目はもちろんタンポンやナプキンに 有害な化学物質が含まれているんではないか という問題です。これは生理用品だけの問題ではなくて、市場に出てるたいていの商品についていえることですね。合成化学物質はたしかに便利やし、これなくしては現代生活はぜんぜん成りたちません。化学物質を全部やめてしまうことなんかとてもできっこない話ですし、歴史の流れをむりやり逆向きに回転させろというても、そんなことはできません。たとえ一時はそういう運動がなりたつとしても、かならず一時のものに終わってしまうでしょう。たとえば、いきなり野菜をすべて無農薬有機栽培にしろと要求したところで、そんなことが不可能なのは最初からわかってることです。そうしたら合成化学物質をどう扱うたらええのか。これが第一のポイントです。
●  第一の問題は合成化学物質の扱い方である、と。二番目は何でしょう。
▲  二つ目は生理用品が 使い捨てになる点 ですね。これは綿花を使うにしても石油を使うにしても、資源の問題です。資源を世界でどう分けていくのかという問題。つまり日本のような資源の少ないところは、第三世界などの資源がゆたかなところから買うているわけですけど、これが量的に度を超したすごさですから、資源利用の不公平が生じてます。そして資源が一方的にどんどん入ってきたらどういうことになるか。日本列島にどんどん物質がたまってくるんですね。これではトイレのない家と同じです。そのうちに持って行き所がなくなってくる。事実、もうごみの処分場がどこも満杯に近づいているし、ほとんどどこにも処分場を作れない状況が出てきてます。やがて使い捨てが不可能になってくるでしょう。
●  第二の問題は資源を使い捨てる問題であって、それが日本列島に溜まってきているということですね。
▲  さうです。三つ目は、べつに生理用品に限らんのですけど、生産者というかメーカーが製品のあり方を全面的に握っていて 消費者はそれをおとなしく使わせられているという点 です。これは生産と消費が切れているという問題、つまり経済構造の問題です。それとともにつっこんでいうと、消費者が買わされていることに気づいていない、うすうす気づいていてもついつい新車が出たら買うてしまう。パソコンの性能があがったら買い換えてしまう。かういう問題です。この三つの問題がからまっていると思います。
● わかりました。じゃあ、まず一つ目の問題ですが、有害化学物質が含まれているのではないかという点。これはどう解決していったらいいとお考えですか。
▲ いまから三つ全部やるんですか? ほんまに? まいったなあ。半日仕事ですよ。ほんならまあ、ちょっとお茶にしましょうか。

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