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快適な排泄ケアを考える会コミュの「排便力」向上へ食生活改善

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朝、トイレに入り、20分ほど息んでも、一向に便意は来ない。それが1週間も続く。東京都の主婦、平野文子さん(77)は50歳ごろから、便秘に悩まされてきた。

下腹がぷっくりとふくれ、胃が重苦しく、不快感は一日中。嫌いな牛乳を毎日500ccほど飲むと、今度は下痢。2、3日続き、止まったと思ったら、便秘が続く。その繰り返しだ。

毎朝かん腸を使い、10年前からは、通信販売でセンナやアロエなどを成分とした下剤を購入し、毎日飲んだ。初めは効果があったが、徐々に薄れてきた。便秘ばかりが気になり、心身ともに疲れ果てた。食欲もなくなり、なおさら便が出にくくなるという悪循環……。

 平野さんは、雑誌で東京都立川市の松生クリニック(内科、胃腸科)の「便秘外来」を知り、5年前に受診した。院長の松生恒夫さんによると、便秘を訴える人は500万人以上とされ、女性が男性の2・5倍だ。

松生さんは、平野さんに「排便力」をつけるため、食生活の改善を指導した。〈1〉大便を軟らかくする「食物繊維」(コンブやワカメ、リンゴなど水に溶けやすい食物繊維を中心に)〈2〉小腸を刺激する「オリーブオイル」〈3〉腸内細菌を増やし、腸の調子を整える「オリゴ糖」……などを食事を通して摂取するように助言した。

センナなどの下剤を使いすぎると、自然な便意が出にくくなるので、徐々に減らした。一方、整腸剤の酸化マグネシウムの錠剤を服用してもらった。

松生さんは「腸の働きを高めるのが便秘治療の基本。それには、食生活の改善が欠かせません」と話す。

平野さんは、オリーブオイルをレタスやゴボウなどのサラダのドレッシングとして使用。ピーマンやキャベツなどの野菜いため、納豆にも入れて食べた。オリゴ糖液を購入し、砂糖の代わりにコーヒーなどに入れて飲んだ。

定期的な運動も大切で、毎日1時間ほど、自宅周辺を歩くようにした。

5年間かけて徐々に便意が表れるようになり、おなかの張りが取れてきた。今も酸化マグネシウムを服用しているが、かん腸や下剤を使わずに、ほぼ毎日、便が出るようになった。食欲も旺盛になった。

平野さんは「最近、友達から『以前と違い、顔色が良くて元気そうね』と言われます。お通じが良くなると、気持ちも晴れ晴れしますね」と笑顔いっぱいだ。






情報プラス

●便秘外来
松生(まついけ)クリニックは、〒190・0021 東京都立川市羽衣町2の12の27 (電)042・522・7713。便秘外来は、月・火・水・金曜日の15:00〜16:00で、予約制。松生恒夫院長の著書は「『排便力』が身につく本」(マキノ出版)など。

 松生さんによる快便のための食生活の要点は以下の通り。

1.毎日必ず摂取するもの

1. 水分(1日あたり1〜1・5リットル)
2. ビフィズス菌が入ったヨーグルトやサプリメント(毎日取ろう)
3. 食物繊維(コンブやワカメ、リンゴなど水に溶けやすい食物繊維を中心に1日あたり20〜25グラム)
4. オリーブオイル(1日あたり15〜30ミリリットル)
5. オリゴ糖(1日あたり3〜5グラム)

2.できるだけ毎日摂取するのが望ましいもの

1.マグネシウム 1日あたり500〜1000ミリグラム(コンブ、ホウレンソウ、ヒジキ、納豆、カツオ、ゴマ、サツマイモなどを最低1品食べる)
2. ビタミンC 1日あたり1〜2グラム

3.食物繊維が多い食品
1. 穀類・めん類(ライ麦パン、ヒエ、アワ、食パンなど)
2. 野菜(オクラ、マッシュルーム、ゴーヤ、モロヘイヤ、ブロッコリー、ゴボウなど)
3. 豆・海藻(おから、納豆、ワカメ、そら豆など)
4. フルーツ(アボガド、ブルーベリー、キウイフルーツ、イチジクなど)

4.そのほか

シャワートイレによる肛門刺激、ウオーキングなどの運動、腸へのマッサージ、規則正しく3食食べる食生活が大切

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