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快適な排泄ケアを考える会コミュの尿漏れに低周波治療

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大阪市の主婦A子さん(75)は30年来、尿が漏れる症状に悩んでいた。
「年のせい」とあきらめていたが、衣服をぬらし、家族に隠れて日に何度も着替えた。昨年秋、思い切って泌尿器科を訪ね、「尿失禁」と診断されて治療を受けた。薬だけでは治まらず、今年9月、電気で骨盤内の筋肉や神経を刺激する「干渉低周波治療」を始めた。今も治療に通うが、「漏れる回数も量もぐっと減りました。明るい気持ちで外出できます」と話す。


尿失禁は男性より女性に多く、成人女性の4人に1人が悩むと言われるほどだ。

女性の場合、尿漏れの3分の2を占めるのが、運動やくしゃみでおなかに力が入ると漏れる「腹圧性尿失禁」だ。
残りは主に、尿意を催してからトイレに行くまで我慢できない「切迫性尿失禁」や、両方の症状がある「混合型尿失禁」。A子さんの場合も「混合型」だった。

「腹圧性」の原因は、子宮や膀胱など骨盤内の臓器をハンモックのように下支えする筋肉(骨盤底筋)が、加齢や出産で徐々に緩み、尿道や膀胱の位置が不安定になることだ。
「切迫性」は、骨盤底筋の緩みのほか、膀胱を収縮させて排尿する神経の異常もある。

タイプや重症度に応じ、薬や理学療法(体操や電気・磁気刺激)、手術を組み合わせて治療する。

「腹圧性」の場合、重症なら、テープで尿道を支える「TVT手術」や、膀胱をつり上げる手術を行う。
「切迫性」は手術では治らないため、神経をコントロールする薬(抗コリン薬)を使う。

軽度から中度なら、いずれの場合も骨盤底筋を鍛える体操などを行う。
肛門や膣を締めては緩める動きを繰り返す運動で、適切に行えば効果がある。ただ、自宅で根気よく続けるのは容易ではない。

そこで登場したのが、電気や磁気で刺激する方法だ。A子さんが受けたのは、その中の「干渉低周波治療」。血行改善効果があり、主に整形外科治療で使われてきた。

干渉低周波とは、周波数の近い2種類の電流が交差した場所で新たに生まれる微弱な電流のこと。下腹部とおしりに装着した計4枚の電極から、4000ヘルツ、4010ヘルツといった電流を、骨盤内で交差するように流す。発生した弱い電流(10〜50ヘルツ)が泉のようにじわじわと広がり、骨盤底筋を収縮させ、排尿に関する神経も刺激する。

1回の治療は約20分間。痛みや皮膚への刺激はほとんどなく、着衣のまま受けられる。保険が適用され、自己負担は数百円から1000円程度だ。最初の1か月は6回、以降は月2回ほど行う。

ただ、治療をやめると再び症状が出ることが多い。切迫性の場合は薬も併用する。

治療効果を高めるには、骨盤底筋体操と併用するのが基本。
3か月しても効果がない場合、腹圧性なら手術、切迫性は薬物治療を柱にします。

 【干渉低周波治療を行う主な医療機関】

 星総合病院(福島)  (電)024・935・9912

 筑波学園病院(茨城) (電)029・836・1355

 独協医大(栃木)   (電)0282・86・1111

 独協医大越谷(埼玉) (電)048・965・1111

 木戸クリニック(同) (電)04・2929・6502

 東京警察病院(東京) (電)03・3263・1371

 辻野クリニック(同) (電)0426・66・7064

 仲田クリニック(同) (電)03・5749・5117

 ※湘南鎌倉総合病院(神奈川) (電)0467・46・1717

 しお医院(静岡)   (電)054・247・4011

 福井大(福井)    (電)0776・61・3111

 大阪中央病院(大阪) (電)06・4795・5505

 倉敷中央病院(岡山) (電)086・422・0210

 松山赤十字病院(愛媛)(電)089・924・1111

 すやま泌尿器科クリニック(福岡) (電)092・591・3306

※は産婦人科。無印は泌尿器科。
このほかの施設は、「ウロマスター(尿失禁治療器)納入施設」として「すみれ医療」のホームページ(http://www.sumire-medical.co.jp/news/service/index.html)に掲載

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