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nanZコミュの連載小説(リレー形式)

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このNANZ。
なんで盛り上がらないかと考えたところ、何もやることが決まってないことが原因なのだと気付きました。

ので、リレー形式でお話を書くことにしましょう。
ルールは、前の人が書いた文章の後に、また別の人が続けていくという感じで。

例

Aさんが
「我輩は猫である。」と書いたら

Bさんが
「甘えはまだない。」と続ける・・・という感じで。

長さも文体も、なんも制約ありません。
混沌としたカオスの中で、イリュージョンが発生することを願います。どうか盛り上がることを願います。

コメント(50)

「ほら、夏候淳」
そう言いながら、ゲイシが義眼を和子に差し出すと
和子は「親にもらった体の一部を無駄にするわけにはいかん」
と言って、ムシャムシャと食べ出した。
義男は、三国志をよく知らないので、話の展開についていけなかった。

仕方なくざるそばをすすっていると、ゲイシが義男に熱い視線を送っていた。そう、ゲイシはゲイ氏だった。どんな時も僕が僕らしくあるために、好きなものは好きと言える気持ち抱きしめてたいような人だった。
「僕は、鯨が好きだ。キリンさんが好きだ。でも象さんのほうがもっと好きだ。そして君が好きだ」

突然のゲイ氏の告白にうろたえる義男。後ろで嫉妬心を燃え上がらせてると思いきや、実は真顔で屁をこいている和子。味噌をひたすら舐めているマルコメックス。ゲロにまみれながら踊り狂っている安藤祭祭祭。果たしてこの後どうなってしまうのか!?
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     56884486  レインボー
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   9
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 6
51


(株)プルト二ウム 平成2年度入社試験より抜粋

上記の小説を読み、以下の問いに答えなさいよ。
 問1.毛沢東義男の名前の由来を推測せよ。

 問2.真顔で屁をこく際のコツは何か。2万字以内で答えよ。

 問3.三国志の作者は誰か。文中からヌキ出して答えよ。

 問4.交差点でぶつかった女の子の髪の色とシャンプーの種類を答えよ。

 問5.貴様の生年月日をあれよあれよという間に答えよ。

 問6.この曲のタイトルを原題で答えよ。

 問7.全米暴動の結果生まれた母子家庭の数はいくつか答えよ。

 問8.アナーキズムと民主主義の相互作用について簡潔に述べよ。
 
 問9.おまえの生き方をお前なりに答えよ。

 問10.答えよ。
ある女(バブル扇子さん)の解答


問1 作者が海辺を散歩していたら、そこで遊んでいた少年が
   突然「革命とは暴力である」と口走ったのを目撃したゆ
   え 

問2 主に尻筋

問3 青森県の六田さん

問4 亜麻色の髪の乙女を歌った、ビレッジシンガースの全然
   似てない偽者の人の下着の色。 シャンプーは、汚水

問5 文禄234年卯月二十日

問6 ショーペンハウエルとハチャトゥォリアンの濡れ場。
    〜〜ううん、僕は少年なんか愛していないよ〜〜

問7 ブッシュが猿に似てると、心の中で思っている人の数

問8 アナーキズムが起こることにより、アナーキー・イン
   ・ザ・UKが流行り、それにより民主主義的な資本の吸い
   上げが行われる。あと、なぜかアラーキーの写真集が
   いつもより売れる

問9 はい、私は貴社に入り、プルトニウムの入ったドラム缶
   で、お湯を沸かしてお風呂に入りたいと思っています。
   つまり、私の生き方は石橋を叩いて渡るくらい堅実な方   向を目指しており(たまに叩きすぎて石橋をブチ割るこ   とも・・・そんな時は、いつも増田さんに怒られます。
   あっ、増田さんというのは大学の同期の友人で、パラマ
   ウント介護用ベッド折り曲げ選手権で、見事全国で一位
   になったものの、ドーピング違反と頭髪検査でひっかか
   りメディアで取り上げられた、あの増田さんです)ます

問10 いくら入社試験だからといっても、そのような高圧的
    な質問のされ方だと、あたしプッツンするかもです。
    なんちゃって。


以下は、後日、バブル扇子さんのもとに届いた
「(株)プルトニウム人事担当者」の総評

まず甲は乙に、お疲れ様ということで、乙かれ様と言いたい。
乙は、非常にクリエイティブなイマジネーションを持っていて
このことは、ビジネス上でなんらかのトラブルがハップンした場合、非常に有効なソリューションをプレゼントすることもありうるが、なんとなくむかつくので、今回は甲は残念ながらご縁がなかったかもしれないと思うことにしたりして、プチ不採用みたいな感じにしたりする場合もありうる。
「あ、あんた!
パブリック・エネミーが好きな伝導性の高いあんた!」
驚喜のあまりシヅ子は、旦那の知られざる過去の趣味を大々的に
一般公開しながら、プルトニウム社からの通知書を持って駆け寄ってきた。

「いったい何だい、朝っぱらから騒々しいね」
マルコメXはいかにも面倒くさそうな表情でトキ(絶滅系)の薫製を
炙っていた手を止め、シヅ子の方向へ顔を向けた。
時刻は夜の九時であった。

「扇子(オウギコ)が受けた会社、うかったみたいよ!ホラ!」

差し出された紙切れの文面を一読し、唸り、レタスを研磨し、
破防法の適用を妨げ、オリコンチャート98位に三週連続で甘んじ、
「大阪府」を「大阪郡」に民主的に変更させた後、マルコメは、
「プチ不採用みたいな感じにしたりする場合もありうる、ってことは、
要は採用ってことだろ!ヲイ母さん!!祝杯だ!!!」と、
鬨の声を上げた。

村で初めて大証ヘラクラス上場企業への就職が決まったということで、
早速翌日から、村を挙げての盛大なお祝いが始まった。
全国各地(船橋市以外)から、祝賀メッセージが届いた。

「やったな、扇子!!」
「お前ならいけると思ってたよ!」
「歯を食いしばれこのメス豚!!」
「聖書読み過ぎ!!」

しかし、当の扇子の心境は複雑であり、単純だった。
「あたしってば、天才じゃないかしらん」
そう言いながら、ダンボール一箱分も届いた祝賀メッセージを一つ一つ眺めていた扇子は、ある電報を見た時、突如顔面が真っ青になった。

    就職おめdeとう。    ピエ〜ル

「ピエール!なんてことなの。まさか彼が生きてるなんて」

扇子の脳裏には、フランス留学していた頃の記憶が鮮やかに甦ってきた。
エッフェル塔、フランスパン、小麦畑で見つけたミミズ、それをうまそうに飲み込むピエールの高い鼻、その鼻がむかついて鼻の穴をボンドで密封したあの夜、ピエールの葬式、それを見て爆笑している近所の子供たち・・・・。

扇子の消したい記憶たちが次々と頭に浮かんでは消え、浮かんでは消える・・・・

「あれ、あたし何考えてたっけ?」

結局全て消えてしまったので、扇子は何事もなかったかのように他のメッセージを眺めだした。

「お〜い。いつまで寝てるんだい。もう起きなさい」
一階から、マルコメXが扇子に呼び掛ける声が聞こえた。
平和な日常を絵に書いたような光景だった。
時刻は夜の九時であった。
留学先で一目惚れした、イタリア国旗を軽くあしらったパジャマから
着替え、扇子は自分の部屋(27階。地上88m)から1階へ駆け降りた。
つもりが地上に落下した。どうやら窓と階段を間違えたようだ。


翌日、扇子の告別式が執り行われた。通夜は、生理痛が重いのでちょっとやめた。

「一体何でこんなことに…」
「まだまだこれからじゃないか!!」
「悲痛!泣き叫ぶメス豚と位相幾何学の相互作用について」
「私はベースボールの歴史について調べています(笑)」

全国(ビルマ以外)から寄せられた弔問のメッセージに、マルコメ夫妻は
あふれ出る涙を止められなかった。というか、止める気もなかったし、
止める理由がいまいち分からなかった。つーか何、何で止めなきゃ
いけないの?ストップ温暖化?は?お前誰?同い年に敬語?

思考(=歯垢)の混乱に戸惑いつつも、葬儀は粛々と進行する。
目の前で頭を下げ、沈痛(朕?)な面持ちで弔いの言葉を投げかける
弔問客の応対をしながら、マルコメは宇宙空間を浮遊するような、
奇妙な感覚にとらわれていた。そんな精神状態の中、場違いなことに、
25年前、自らが率いてアメリカの政治体系を根本から変え、そして
8秒足らずで元に戻す結果となったあの暴動のことをふと思い出していた。

「俺の隣には、いつも盟友、青森の六田がいたんだ…」
(暗転)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「様々な人間が登場し、実は過去に複雑に関わりあっていたことも判明してきました。
頭が混乱してきた方もいるでしょう。
ではここで、一度登場人物をおさらいしてみたいと思います。
あっ、申し遅れました。わたくし、司会の草野ひとしこいしです。どうぞよろしく。

ゲバラ・和子ーーーーー和義
和義ーーーーーーーーーゲバラ・和子
六田さんーーーーーーー青森県
マルコメXーーーーーーー腰痛持ち。和菓子が好物
毛沢東義男ーーーーーーー最近まで乳歯だった。
バブル扇子ーーーーーーー趣味はたこ焼きを値切ること
ピエールーーーーーーーー口癖は「ザンス」
飯山食男ーーーーーーーーよく食うらしい
シヅ子ーーーーーーーーー元ミスドリアン。
ビル・ゲイシーーーーーー憧れはケンイチ・ミカワ
安藤祭祭祭ーーーーーーー極度の祭り嫌い
A氏ーーーーーーーーーーー笑うセールスマンを書きたい
近所の子供ーーーーーーー爆笑のポイントは、お経


少々詳しく説明しすぎた感はありますが
お互いの人物の関わりについてよく分かった所で
また本編に戻ることにしましょう。

司会はわたくし、毒蝮三太夫でした。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(幕上がる)
イラだった観客達の貧乏揺すりが止まらない。
振動のおかげでビートルズが再結成しそうなほどに、止まらない。

司会の毒蝮ひとし小石川植物園のカミまくりのトークに、
決して安くはないチケット代(12円)を払って観覧に来た
観客は、すっかり興醒め、チョウザメの腹を切り裂き、
キャビアには目もくれずフォアグラを喰らいだした。

「女将さん、ビールもう一本!」

「はい、梅チューハイね!」

フォアグラといえば酒場だ。いつしか場面は居酒屋に替わり、
女将と客の快活なやりとりが盛んに交わされ出した。
そして店内の一番奥、やや影のかかった隅のテーブル席に座った
3人の客(嬲)が、何やら顔を寄せ合って語り合っている。

「先日亡くなったバブルさんちの娘さんなんだが…」
「あぁ、あれか。あれって自殺なんだろう?」
「いや、表向きは階段と間違えて転げ落ちたことになってる。
 さすがに自殺じゃあ村の評判も悪くなるしな」
「そりゃそうよ。あたしビール」
「で、それがどうかしたのか?」
「いや、それがさ、どうやら単なる事故や自殺ではないらしいぞ…」
「つまり…」
「ちょっと!あたしビール!」
「他殺ってことだ。殺人だよ、あれは」
「そんなまさか…。いったい誰が?というか情報源は?」
「それは」
「ねぇ、あたしの盛りソバは!?」
 
この女を黙らせろ。
「実は、情報源はあの永田山議員に情報提供した、もと出版社勤務の男なんだよ」
「それは信憑性の高い情報だな。」
「だろ?で、実は犯人はお父さんのマルコメさんらしいんだよ。」
「えっ!?あの温厚にして優雅、耽美さと下品さを兼ね備えて、その上胸ポケットにナプキンをいつも入れているような顔つきで道を我がもの顔で歩いていたことが1回も無いような男が?」
「盛りそばお待ち!」
「そうなんだよ。彼、いつも夜と朝を間違えていただろ?」
「わ〜い。盛りソバのはずなのに、森繋久弥がきたぁ」
「そういえばいつも間違えてたね。それが何か関係してるのか?」
「いや、それは何も関係ないんだけどね」
「どうも、お嬢ちゃん。ご機嫌いかがかなぁ?」
「そうか。そういえば彼、幼少の頃に飼っていた猫を殺してしまったらしいね。」
「ねぇねぇ森繁さんは、いつ死ぬの?」
「うわっ、その残虐性は今回の事件と関わってきそうだな」
「ふぉっふぉっ。わしはもう死んでるよ。」
「だろ、絶対関わるよ。まあ嘘なんだけどね。」

テーブル席で、3人(プラス1老人)が語り合っていた、
ちょうどその時
マルコメXは、必死に新聞受けの中へ手を突っ込み、朝刊を探していた。
時刻は夜の九時あった。
「俺が探しているのは夕刊でもなければピザ屋のチラシでもない。
ニューヨークタイムズだ!!」(『貴様とドメスティック』p.7)

著名な家庭科の教科書にも載っているあの名言をマルコメが吐いたのは、
まさにこの時であった。偶然通りかかった新聞配達員が聞き逃した
マルコメの独り言を、パソコン通信で調べ、国会こども図書館に通い詰め、
銀のエンゼル500枚に火を放ち、勘当されていた田舎の母親に久しぶりに
電話して思い付いたのが、この名ゼリフ誕生のきっかけであった。
今では家庭科の教科書を通り越して、国会議事録の特別付録として
永田町駅で無料配布されている。と、家庭科の教科書に書いてある。

・・・

東京都栃木市。
街の中心である殺伐とした大学病院から車で40km、歩くと20m程度の
市街の外れに、その墓地はあった。
栃木市営ドルトムント墓地。
東京都内で死亡した動物は全て、この墓地に収容するよう、アリゾナの
州法で厳格に定められている。と、家庭科の教科書に書いてある。

広さ約2,000畦の墓地の真ん中辺り、右から2番目、上から50マイルの
あたりに、ちょうどその猫は眠っている。
マルコメが幼少の頃に誤って殺害したペルシャ猫、エックヌジャパンだ。
人懐っこく、懐疑心に溢れ、擬人法を駆使するこの猫は、猫ではなく、
まあ猫でもいいんだが、ともあれ、長田議員の辞職を祝して、乾杯!!
「確かエックヌが最期に言った言葉は、『今日の空は、どうやら嗚咽号泣しているようだね』だったなぁ」

マルコメがそうつぶやきながら扇子の剥製を作っていると
妻のシヅ子が来客を告げに来た。
応対のため玄関へ出て行く、ふりをしてトイレにいくと「やあ、久しぶりだね」と便器のそこから顔出している親友、義男がいた。マルコメは、それにかまわず放尿した。
「はっは、相変わらずだな。君は」
義男は尿まみれになりながら快活に笑ってみせ、そのあといろんな方法を使って、リビングに進入した。
「一体いつどうやってアリゾナから戻ってきたんだい」
マルコメがお茶(という名の先ほどの尿)を差し出しながらそうきくと、
「いやあ、いろんな方法を使ってね」
と義男は答え、その後三日三晩眠り続け、急に起きるとまた喋り出した。
「実はね、旅の途中ビル・ゲイシという男に出会ったんだけど、そいつと俺はすぐに意気投合してね。あんまりにもいい奴だったんで、お前にも紹介しようと思って連れてきたんだよ。剥製にして」
そういうと、義男はポケットから筋肉マン消しゴムを取り出した。
「見事だ。これほど精巧に作られたものを私は見たことがないよ」
「だろ。レア物なんだ。俺はこれをユタ州の土産物屋で見つけた時、思わず鳥皮の焼き鳥を食べたよ。」

一方そのころ、遠く離れたアメリカの地で和子は一人、狂信的なカルトの教祖になっていた。
「皆さん、聖書(家庭科の教科書)をもっと読むのです」
「いやー、聖書読めっつってもこの不況だからさ。聖書買う金も
 明日の飯を食う金もないってのが恥ずかしながら現状でしてね。
 つきましては教祖様、しがない我々信者のために、どうかご慈悲を…」

「黙れ小僧!お前にあの娘が救えるか!!」

過酸化マンガンのような驟雨が体から温度を奪い続ける快晴の日曜日、
ポン酢のかけ過ぎにご注意教(略称『ン酢教』)の恒例の集会が
しめやかに行われていた。会場はアメリカ西南部の熊谷市を通過する
最上川沿いの側溝だ。

信者からの願いの申し出に一括を入れ、蒙を啓くことが集会の目的だ。
時には無礼極まる信者もおり、和子を激昂させる場面もみられるが、
これも仕事の喜びのうちだと捉え、自分の成長に繋がると信じ、
日々の業務に打ちこむ御社の先輩社員に憧れを抱いています♪
(『これでダメなら地球を退場!うかる面接悶絶トーク集』より)

「小室哲也」と大きく明朝体で印刷してあるうちわをおもむろに懐から
取り出した和子は、それを目の前の信者に向かって振り下ろした。
途端、レモンスカッシュを飲みすぎて胃潰瘍になった患者が入院先の
病院で一目惚れしたナースに詰め寄った挙句退院後ストーカー行為を
繰り返しついには告訴され一審有罪判決で気分を一新、ぐいっと勢い良く
飲み干したレモンスカッシュのような血しぶきが、信者の首から舞った。
うちわの縁には刃物が仕掛けてあったのだ(砺)。

「飯山さん!飯山食男さん!」

首を持たない骸となった飯山(と呼ばれていた肉隗)に駆け寄る
他の信者達。

「信心浅き者はこうなります。先週はいよいよキン消しにされた方も
 いらっしゃいましたね…。皆さんもどうかお気をつけて」

加硫酸メドリウムの培養液で作った佃煮(マジで美味い)のような
笑顔を浮かべながら、和子は信者に語りかけた。
それを見て、熱狂的な拍手と歓声と閑静な住宅街を完成目前にして
ぶち壊すような地響きで迎える狂信者の群れ、群れ、群れ。
側溝にヒビが入り始めていることには、まだ誰も気付いてはいない。
その側溝のヒビが、ついには人の顔程の大きさになろうかという次の瞬間、ひょいっとばかりに義男の顔がその隙間に挟まっていた。
「おっ、みんな。やってるねぇ?」

熱狂がピークに達していた狂信者たちは、
しかし義男の顔を見るとなんかもうテンション丸下がりで
あからさまにため息をつくと欧米人のよくやる「オ〜ウ」と小首をかしげる動作をやり始め、果ては奥羽山脈へ登山に出かけだした。

「ばかっ、寝るんじゃないよ!死んじまうよ。」
和子は必死にトマソンを励ます。トマソンも必死だ。第一、彼にはあの約束を果たす義務がある。そして、それは他の隊員たちも同じだった。
     きっと、赤石山脈の標高を確かめてみせる
隊員たちは、皆その一つの目的のために必死だった。和子がジョーを谷底へ突き落とす。和子がミシェルの服をはぐ。和子が熱々のおでんをほお張る。隊員たちは、驚異的な結束力でまとまっていた。渾身の力をふりしぼり、頂を目指す。
「やった!ついに見えた!」
ベトナムのベンクーさんは、オンボロのテレビを叩くのをやめ、ようやく映ったサッカーの試合に見入った。
その数分後、画面の上方に緊急ニュースの字幕。
「うちの子が、やっとハイハイができるようになりました」

「こりゃてーへんだ!おいおっかあ、ちょいと出かけてくる」
そう言い残すと、源さんは下駄をつっかけて戸外に出、猛然と走り出した。
向う先は、ン酢教江戸川支部だった。
江戸川支部でくつろぎの空間を演出・出演・プロデュースしていた
ビル・ゲイシは、自身が名誉会長を勤める世界一の!T企業、ルナシー商店の
利益のうちの95%を、恵まれない大統領に全額寄付するという
慈善事業を発表したばかりであった。
全世界226ヶ国に支社を持ち、総従業員数15名、年間売り上げ高が
4?にも上るル社は、プロジェクトの手始めに、稀代の天災として
知られるアメリカ合衆国大統領、ホモ・タンチョウヅル氏を
血祭りに上げることを決定した。

「私は、千葉ロッテマリーンズへの入団を希望しない」

一瞬の間をおいて、会場にどよめきが走り抜けた。
断固としたその口調は、確かに彼の意志の強さを物語っていた。
前人未踏の226場所連続優勝、9412試合連続無毛記録を持つ
横綱、バミ乃富士は、大方の予想を裏切り、契約金800ウォンという
巨額にも目をくれず、自らの信念を表明した。
群がる報道陣がフラッシュをたき、火照る女将は赤飯を炊く。
グレイのタクロウも駆けつけ、場内はまるでデフレスパイラルに陥った
磯野家のような様相を呈し始めていた。

江戸川支部に全速力で到着した源シヅ子さんは、息ひとつ乱さずに
こう言ってのけた。

「DVDだと思ったらフロッピーだったよ」

・・・

ケンイチ・ミカワの引退は、もう2ヶ月先に迫っていた。
「ぎゃう」
ケンイチ・ミカワは高知での引退記念ステージ中、ある青年に刺殺された・・って書きたいけど共謀罪怖いから「視察」されたってことにしとこう。

視察したのは、「エンターテイメントを暴力的に変えましょう会」所属の17歳の青年だった。

「ケンイチ死すとも、あなたは死せずじゃ!」
ケンイチ・ミカワは、しごく当たり前のことを遺言として残し死んでしまった。

青年は、その死を確認すると聴衆にアジり始めた。
「え〜みなさん。我々はエン暴です。もう、押し付けられたエンターテイメントで楽しむのは止めましょう。エン太のかみさんとかいうお笑い番組も、サビの部分だけ異常に盛り上がるような歌謡曲もいりません。」
「みんなが全体主義的に同じ言葉使ってる掲示板も、ヨット遊びも、いりません。我々は、全てのおもしろいとされているものを疑います。」

青年が熱弁を振るっていると、一番前にいた聴衆がふいに質問をした。
「あなたは先ほどから否定ばかりしていますけど、じゃあ、あなたがおもしろいと感じるものはなんですか?」
「NANZです」

青年がそう答えると、聴衆は皆一様に呆れ顔。
「なんだただの宣伝じゃないか」
「宣伝なのに、宣伝する場所がここじゃ意味無いじゃないか」
「南ちゃんおもしろくないじゃないか」

と、不満を漏らしながら、ぞろぞろと会場を引き上げていった。
「待て、話せば分かる」
青年はそう言って引き止めたが、誰も止まらないので犬を養い始めた。
「ある程度の創造性・独創性を保っているようにみせかけて実は
単なる宣伝だった、という宣伝手法は、資本主義に毒されている
だけでなく、その他のまっとうなアートへの冒涜ですらある。
以下がその良い例であろう。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=8090816&comment_count=16&comm_id=60382

我々は、このような低レベルな活動に対する論理的な批判を展開し、
真の創造性に基づく創作を行っていかなければならない」

と名付けられたその犬は、クリスピー・モンプチを主食としていた。
晴れて飼い主となった山ロ口青年は、日課としている浜崎あゆみの
コンサートの振り付けを担当しているボイラー技師の実家が
肉を出さない焼き肉屋であることを突き止めたジャズ喫茶の
マスターが26年間の営業の店じまいの直前にかけた最後の曲が
浜崎あゆみの曲であったことを突き止めたボイラー技師に見習い
ケンイチ・ミカワのとあるヒット曲をカバーすることになった。

その曲名はここでは明かせないが、埼玉県立馬糞高等学校の
平成2年度の入試で出された問題が一問も解けずにカンニングを
しようとして間違ってレコード大賞を受賞してしまった過去を持つ
バブル扇子のお気に入りの曲であった、とだけ言っておこう。
(ここまで言えば分かるかな?笑)

「痛い、痛い」

やはりこの犬も人語を解していた。
栃木市営ドルトムント墓地の片隅で、段ボールの中にうずくまっている
ところを保護された「ある(略)ない」(以下、ボチとする)は
苦悶の表情を浮かべながら、自身の新しい主となった山ロ口に
体の痛みを訴えていた。
エン暴が毎月出しているミニコミの編集作業をしていた山ロ口は、
うつろな目線をボチの方へと向けた。
これから、一人と一匹の大冒険活劇が始まる。
時刻は夜の九時であった。
寿雄「母さん、森が泣いているよ」
母「よしなさい」
母はそう言うと、義雄の口をふさいだ。
「モガ、モボ(モダンガ〜ル、モダンボ〜イ)」
義雄は息ができない苦しみで、手足をバタバタさせた上に、なんとなくバタ臭くなった。

「あなたに森昌子のつらさの何が分かるっていうの!」
母はそう絶叫したあと、冴えない編集者と犬の冒険の絵本をあらためて読み始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ゆかいなへんしゅうしゃと、ようかいけん」 
                さく ジャカルタたかだ

むかしむかし、あるところにゆかいなへんしゅうしゃ(じこひょうかで)と、ようかいみたいなフィーリングをもったいぬがいました。
あるひ、へんしゅうしゃはいしゃにいきました。といっても、はいしゃにいったわけではありません。いしゃにいったのです。
そこのいしゃは、むかしまっどさいえんてぃすとだったといわれるほど、あやしいふんいきをだしていました。あまりにもすさまじいふんいきだったので、びょういんからもそのふんいきがもれだし、きんじょからくじょうがくるほどでした。

ゆかいなへんしゅうしゃは、いしゃにむかって
「さいきん、どうもいのちょうしがおかしいんです」
といいました。するといしゃは、すぐさまこういいました。
「うそおっしゃい!」
とても厳しい口調でした。
「べりーだんすはおとくいですか?」

しょたいめんのひとにかならずそうしつもんするようにしているいしゃは、このくれいじーへんしゅうしゃにもきいてみました。

「わたしはらんばだしかおどりませんが、こちらのいぬはしょうらい、まいくろそふとのCEOをめざしています」

まったくよそうどおりのへんとうにたいくつきわまりなくなったいしゃは、びょういんからもれでているあやしいふんいきをもらさぬよう、がむてーぷでまどやどあのめばりをはじめました。

「おい、きみもてつだってくれんか」

いしゃのつくえのうえのぱそこんでまいくろそふとのかぶかをしらべていたへんしゅうしゃといぬは、いしゃのてつだいをはじめました。

「とりあえず、このほうしゃせいぶっしつをそこらへんにすてておいてくれ」
みなさんはこどもなのでしらないとおもいますが、
このほうしゃせいぶっしつというのは、じんるいをこうふくにするまほうのぶっしつのことです。じんたいにはなんのえいきょうもなく、おおくのせれぶにあいようされています。

「わかったよいしゃ」
いぬは、ぶっしつをくちにくわえるとどあをあけ、びょういんのそとにすてにいきました。そしてそのままてんごくにいきました。

「ちぇっ、いぬのやつ、うまいことやりやがって」
へんしゅうしゃは、むかしあやしいせみなーをうけるほどてんごくにいきたかったひとなので、いぬのこのぬけがけがゆるせませんでした。

と、とつぜんいしゃが
「だまらっしゃい!」
と、とてもきびしいくちょうでへんしゅうしゃをしかりました。「きみはひとをうらやましがるばかりで、なにもしていないじゃないか」

へんしゅうしゃはこころのなかで、おれはひとじゃなくていぬをうらやましがったのになぁ、とおもいましたがくちにはださずに、こういいました。
「あなた、さくやのいちじころ、どこでなにをしていましたか?」

いしゃは、じつにいたいところをつかれました。
なぜなら、さくやのいちじころはかんぜんにねむりにおちており、どこでなにをしていたかなんてこれっぽっちもおぼえていないからです。

「そのけんにかんしましては、うぅー、きおくに、あー、ございません…」

いしゃのへんじは、なんだかむかしなつかしいかんじがしたんだ。
そう、ぼくはあのなつのひに、あまずっぱいなつかしさをあじわいながら、だいじなものをうしなったんだった…


倉木麻衣のコンサートのチケット(場外・側溝Q列98番目)を。


これがひとを、いや、いぬをうらやんだばつのようです。
かみはむじひです。かぜにかみがなびいています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「母さん、ここの『かみ』っていうのは、一体どのかみのことなの?」
義雄は、母親の朗読を一度止めさせて、こうきいた。

母親は、このシャレの分からない息子を、哀れんだ。

最初の「かみ」は、中世ヨーロッパで活躍した僧侶、カミシャレスの愛称じゃないか。二番目の「かみ」は、去年最大のヒット商品、カミルトンSの略称じゃないか。
その二つの言葉がかけてあるというのに、そのおもしろさがわからないなんて、もうこの子ったら、末は博士か大臣だ・・・
母親は、心の中でそう嘆い
!!!!!!!!!!!重要なお知らせ!!!!!!!!!!

小説の途中ですが、ここでスポンサーのパロママから、重要なお知らせがあります。

パロママでは、1950年代に製造された当社の湯沸かし器、を設計した高橋善キチ朗氏の初恋の人を探しています。
もし見つけた方がいらっしゃいましたら、「発見!」と心の中で叫んで、そのままこのことは忘れてください。
以上、パロママからのお知らせでした。
そして以下も、パロママからのお知らせです。

これまで本小説の17話以降のスポンサーを務めさせて頂いた
パロママではありますが、次回からスポンサーの立場より
降板させて頂くこととなりました。
687492458秒にわたるご愛顧、誠に有り難う御座いました。

後任には、カストロ議長の義理の親、安倍心臓氏が就任いたします。
皆さま奮ってご応募下さい。
↓↓↓宛先はこちら↓↓↓


カミルトンSの効能について多角的な分析が加えられている一級の
研究論文としては、ノーベル水戸学賞受賞者であるビジー・フォー氏の
「俺は銭湯が大嫌い 〜無銭入浴のススメ〜」が挙げられる。
本論文の優れた点については、前掲の絵本のp.596において、
ゆかいなへんしゅうしゃのセリフとして明快に言及されているので
ぜひともそちらを参照されたい。

次に、カミシャレス僧正の死因についてだが、
どうにも死んだ形跡が見られないことから
実は死んでないことが推測されるっちゃ。

またこれと似たケースとしては、あばた、みるコンドロス。
おドドすて、にるる、みるぽんどい。

ばすぱらいんね・・・・・?なあん。もも、ぴがんす。



         おばんでがす。


にぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ。ぐぎゅーーーーーっっ!!

なあ。なして人は死なんとあかんのやろか?産まれてきたのに死んどったら意味ないやん。



          ラッキー池田
   ノーカット星       ネルソン吉村

         ↑日本の三傑!!


飲んだら飛ばんと。ほら飲んだらそこずっと行って飛ばんと。

喫煙は、あなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。疫学的な推計によると、喫煙者は信用金庫に身体及び精神を拘束される危険性が、非喫煙者と比べて1、7倍高くなりのみやさま。


だだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ団鬼六。


・・・・・ということも考えられうるので、今後も注意を喚起していかなければならない。


次に、このリレー小説自体の今後であるが
当初よりリレーではなくラリーともいうべき様相を呈しており、国連安保理での58回に及ぶ審議を経ても、「お好み焼きにかけるのはソースか?しめ縄か?」論争の決着はみられなかったという(12歳・看守長)。

なお、登場人物達のその後であるが、
◆ゲバラ・和子
 「斎藤茂吉」と改名し、ゲバラ時代の革命日記をブログで更新中。

◆和義
 森田制作事務所と間違え、森田政策事務所に就職。

◆六田さん
 六ヶ所村でプルトニウムの一気食いを敢行。人体が感光。

◆マルコメX
 腰まで浸かってゆっくりと前へ。足の裏は浮かせては駄目です。

◆毛沢東義男
 人間に聞き取れない周波数の音楽でオリコンチャート7位に。

◆バブル扇子
 (株)プルトニウム入社4日後に常務に就任。毎日便所掃除。

◆ピエール
 良い意味で劣等感に苛まれ、鬱屈とした日々を送っている。楽しそうだ。

◆飯山食男
 どうでもいいけどこの小説よく人死ぬな。

◆シヅ子
 栄光に向かって走るあの列車に乗り過ごして網走へ→収容。

◆ビル・ゲイシ
 ベンチャー企業を立ち上げ、初年度総利益15円を達成。

◆ケンイチ・ミカワ
 あそこの樽に入ってる。 

◆安藤祭祭祭
 富士宮市市長選と都議選に同時に立候補、ほほえましい結果に。

◆A氏
 『21衛門』が南極で大ヒット。毛皮のコートが50枚買えるほどに。

◆近所の子供
 アラーキーとコラボ。皆で自作PCを組み立てた(夏の思い出)。

◆ジャカルタたかだ
 いつも前から三番目を走ってるのがジャカルタさんです。

◆ゆかいなへんしゅうしゃ
 最近はレゲエとフォークしか聴いてない。

◆ようかいけん
 ファブリーズみたいな。

◆いしゃ
 病気じゃない人ばかり治療している。その姿勢は評価するが。

◆高橋善キチ朗
 同志社大学洗面学部クリアクリーン学科非常勤講師就任。

◆バッツ源太郎
 いない。

◆不死鳥
 火の鳥の間違い。

◆松っつぁん
 「まっつぁん」ではなく「まつっつぁん」と発音。ややこしい。

といった具合であり、お隣、メキシコでの人気は上々である。

…」

へんしゅうしゃは、ここまでのながぜりふをまったくかむことなくいえたじぶんをほめたくなり、ながさ8.5cmのないふをとりだしました。
「はじめてじぶんをじぶんでほめたいとおもいます!!」

そうぜっきょうしながら、へんしゅうしゃは
はくちゅうのしょうてんがいを
ないふかたてにはしりぬけました。

まわりのかいものきゃくは、
さいしょこそ
「あぶないなぁ、ぷんぷん」と、おこっていましたが
よくみると、じゅうとうほういはんの
8、6cmのながさに、1mmだけたっしてないとわかったので、
「それならあんしんだ。もんもん」と
にこにこしながらそれをみまもっていました。

・・・でも、それがまちがいだったのです。

あのひのさんげきをもくげきしたひとは、
みなくちをそろえてこういいます。

「にんじん、やさいなのにあまくてむかつく!」
「ぼくはきょう、うみえいきました。たのかったです」
「ボランティア精神があり、人柄の良さが伝わってきます。今度は国際協力NGOボランティアプラットホームのイベントでお会いできることを楽しみにしています(^^♪ 」
とあるつうこうにんのじょせいは、いきおいあまったへんしゅうしゃと
しょうとつしたときにだいたいこつをうばわれました。

「むしろたまごをわられたのがくやしいです」

へんしゅうしゃのないふのはがおくばをかすったたんこうふは、
いきなことばをのこしています。

「わたしのむちがいけないのです」

しょうてんがいぞいのぎんこうにごうとうをしかけたよにんぐみの
おとこたちは、くちをそろえてしょうげんしています。

「わたしたちのうごきはうきよえをひんとにしています」


…

「お母さん、何で離婚したの?」
小学生向けにしては難解な内容の絵本を読んでいる最中の、
義雄の唐突な問いかけであった。
母はジャミラの天ぷらをくわえたまま、しばし凍り付いた。
どうしようか、義雄に、本当のことを言ってしまおうか・・
母は、しばらくの間考えた後、こう言った。

「・・・ゴメンね。」

幼いながら、その聡明さと、電車に乗車する時に決して押さないことで近所でも有名だった義雄は、その一言で、全てを理解した。

母と父は、スーパーマルオの5面を、どちらがクリアするかでもめ、離婚したのだ!

義雄は、なんだか泣きだしたいような気分になった。ちくしょう僕の親はなんて馬鹿なんだ。5面なんて、普通ワープしてとばす面じゃないか!!
「うわあい!」
義雄は、昭和の児童文学内で、登場人物がよく口にするこの謎の掛け声を、ラマーズ発声法で叫びながら家を飛び出した。

「待ちなさい!義雄!」
母は、天ぷらを見事に平らげた後、食後の緑茶を飲み、あれっ、そういえばあのケーキまだ冷蔵庫に残ってたかしらん。と冷蔵庫をあさって結局無いことが判明したのち、そう叫んだ。
 何台ものテルミンの怪しげな音色が遠くから聞こえている。
 まるで飼い猫の断末魔の叫び声のようだ。。。


と考えているのは一体誰なのか。これは地の文か、あるいは
誰か登場人物のモノローグなのか。それとも。。。

そんないかにも理系っぽい発想による思考遊戯に耽りながら、
義雄はサンパウロの町をとぼとぼと歩いていた。


「私には、セパタクローの才能はないのかもしれない…」


蛙の子は蛙、と世間は言う。
やはり、マリヨの五面を飛ばさずに律儀に挑むような夫婦から
生まれた男だ(筆者注・義雄のことです(笑(括弧過剰)))。
幼稚園時代に準決勝まで進んだ籠球の腕前を信じ、南米留学まで
してしまったのはただの過信だったのだろうか。

南米の乾いた風は、あのいかれた医薬品の放つ異臭を町中に
拡散させている。この町の住民の二人に一人は、10年前から
違法とされているカミルトンSの常習者だ。

目つきの鋭い、しかし足下は生まれたての森重久弥のように
おぼつかないジャンキーたちをかき分けながら、義雄は呟いた。
「南米かっ」
しかし、ジャンキーたちに日本のボケが分かるわけもなく
義雄の生涯わずか三回のボケの内の二回目は、こうしてあえなく流された。


義雄である。歩いている。名門クラブ、サロンパスFCのクラブハウスに着く。泣いている。義雄が泣いている。スーツ姿の男、渋々頷く。義雄、入団試験を受ける。笛がなる。義雄、ボールをわし掴みにして、走りだす。ハンド。泣いている。義雄が泣いている。義雄、クラブハウスから追い出される。サザエ、煙に巻く。タラちゃんお年頃。カツオの一番長い日。
の三本です。


南米の乾いた風は、あのいかれた医薬品の放つ異臭を町中に
拡散させている。この町の住民の二人に一人は、10年前から
違法とされているカミルトンSの常習者だ。

義雄は、日本に帰国する旅費を稼ぐためにカミルトンSの売人になることを決心した。まず商品を仕入れなければ。。。
「すいません、この辺でカミルトンSを売っている場所、知りませんか?」
義雄は近くにあった警察署に行くと、そこにいた、カストロ議長を微分したあとに積分したような顔の巡査に聞いた。
>偏頭痛美智子さん
私はそういうことには興味ありませんし、医師免許も持ってません。

巡査は、年下の上司に対する、欧州情勢並に複雑怪奇な感情を
持て余していた。片手では、カミルトンSの売人から巻き上げた
出汁巻卵を弄んでいた。崩れ落ちる卵の芳醇な香りは、
南米の風邪に漂って、大西洋を越え、暇裸屋山脈まで届いた。

カストロ議長の容態は完全に安定している。
安定しすぎて、もはや新陳代謝は停止し、細胞の数も固定化し、
心臓も動くことはない。完璧だ。

と、名刺の裏に大書してある会社経営者とのクルージングは
晴天のため中止となった。実に残念だ。
「コロコロコミック」の定期購読も来月で止める予定だ。
これからは「おとなのOFF」だろう。

床に落ちた卵の中からカミルトンSの種を発見した義雄は、
早速それを拾い上げて街へ出た。

「こいつを栽培して農場を作れば、一生食い扶持に困らないぞ…」

モノローグのはずが、声に出ていた。
通りすがりのジャンキーは、希薄な意識の中で義雄の独り言を
確かに聞いていた。
「・・・ラモス。ファイブラモス!」
ジャンキーは、義雄に口止め料として5ラモス(通貨単位。TUKAではない。っていうか、の言い換えでもない。1ラモス=2円=54ドル相当。円にめっぽう強い通貨単位として、一時はK−1のリングに上がるかとの憶測まで飛び交った。が、その後暴落。その日は、暗黒の安全日として、オギノ式考案者を唸らせた。)を要求してきた。
義雄にはそんな大金払えなかった。当然である。5ラモスといえば、1ラモス紙幣が5枚も買えるのである。

「よぉーし。こぺるにくすてきはっそうだ」
とんちがだいすきなよしおは、ここでいっけいをあんじました。
義雄さん、パンツ下がってるわねぇ…。
下がってることに気付いてないわ…。
下がり過ぎて地殻を貫通してるわねぇ…。
粋だわねぇ…。

毛沢東義男さんてば、上腕二頭筋がISO取得だって…。
朝から張り切ってたけど、歯ぎしりが止まらないって…。
(注・お前は各駅停車か!)
そりゃラモスもヒゲ剃るわよねぇ…。

あのジャンキー、明らかに健常者よねぇ…。
キメてるつもりになって格好付けちゃって…。
どうせ薬買う金もなくて5歳児にたかってるんでしょうよ…。
あら、連絡網?知らないわよ、そんなもの…。
ヤギさんが食べちゃったのよ…。
















赤ヤギがね。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メ、メエェ〜」

長かった。あまりにも長かった。
赤ヤギが鳴く、たったこれだけのシーンを撮るために、半年以上かかってしまった。しかしこのシーンは、日本映画史上、最も衝撃的な動物虐待シーンとして歴史に残ることであろう。

              監督  鬱五郎


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(引用ちょっとそこまで)


こうパンフレットに書かれている映画、『肉とあなたに動物愛護』を鑑賞した帰り、あまりの高揚感から、つい壁に落書きをしてみたくなった。


「鬱苦しい国、日本」


・・っと、ここまで書いた所で種明かし。僕、実は佐田武彦ではありまっせーん☆騙されたでしょ?うっふふ。鬱屈。

まあそんなわけで、今日も一日一膳。モリモリ食べるぞ!
そんで、ゆくゆくはモリビルになります。あしからず。
佐田武彦でした☆




★緊急告知★

2006年の春以来、1日5回という驚異的なハイペースで更新され続けてきたこの「佐田武彦自伝(峠)」ですが、なんと、漫画家による漫画化が決定しました!そして、映画監督による映画化、画家による絵画化、料理家による料理化、哲学者による哲学化までも決定しております!すごい!これはもう暴動を起こすしかない!!金輪際乞うご期待!

※事務連絡
perfumeでした。
☆大ヒット御礼報告☆

    漫画、佐田武彦自伝について
 あの有名な漫画雑誌「ガリ」にて連載が開始された漫画版「佐田伝」。
連載開始直後から、圧倒的な量の葉書が編集部に届いたそうです。
その内容も「ひどい漫画だ」「佐田って誰?」「あの絵柄は小学生の落書きへのオマージュか」「コーンポタージュか」と、賞賛の嵐!!

    映画、佐田武彦自伝について
 封切り開始時はミニシアター系列の映画館で上映されていたものの
その圧倒的内容から口コミで存在が世に知られるようになり、最終的には
全国2館で上映されるまでに!最終日には立ち見客が出て、その内の一人がスクリーンを切り裂くというフィーバーぶりでした。

    絵画、佐田武彦自伝について
 佐田武彦の人生を、たった一枚の絵画で表現した衝撃の一枚。
制作を担当した画家の方も、描くのに非常に苦心されたそうですが
最終的には、さだまさ氏の似顔絵になるという納得の結果に。
新宿丸井の屋上で開催された展示会は、感動したお客様に絵が切り裂かれるというフィーバーぶりでした。

    料理、さだたけひこ自伝について
 料理人、平野レ・ミゼラブルさんが作ったオムレツに
さだたけひこの似顔絵をケチャップで書いたこの作品。
切り裂かれました。

    哲学、さだまさ氏自伝について
 長崎から一人上京し、最終的には国民的歌手となったさだまさ氏の人生を
京大名誉教授、西部(ご飯が)すすむ氏が語りました。甘栗むいちゃいました。
特報


あの大ヒット御礼小説、「佐田武彦自伝(笑)」が帰ってくる!

もはや荒廃の土地と成り果てた三苦死遺において、
かつて伝説の小説が存在していた。
2006年春の連載開始と同時に、圧倒的な勢いで読者を獲得していった本作は
リーマンショックの遠因であったとも言われている。

作者もいい感じの大人となり、それなりの分別、常識、脂肪が身に付いてきた今、果たして何が飛び出すか乞うご期待!

早くも各界から届いた、待ち望む声を以下に紹介

ハフィン豚ポスト「黒豚が食べたい」
入浴タイムス「風呂に入りたい」
ル・モンド 「エドモンドではない」
ガーディアンアン「愛され女子になりたい」
マッキー「もう恋なんてしない」
ピケティ「そこに正義はない」
白鵬「角界ではない」
やっくん「………………………………」
折しも25年ぶりの大型台風が来るという、その前日のことである。
佐田武彦は、自らの名前を模したルネッサンスホテルの一階である人物を待っていた。

その人物こそゲバラ和子。この物語の根幹をなす主要人物であり、腫瘍マーカーの数値も5000を越え、山を越え谷を越え、僕らの街へやって来た!服部君が殺ってきた!

殺ってきたのは、犬養つよし(しっかりしなさい 笑)。話せば分かる人と専ら職場で人望もあり、モハメド・アリ。徴兵拒否も辞さないその決断力はあの石原莞爾を最も恐れさせた男として家庭科の教科書にも書いてある。

いつしか僕らはアラフォーと呼ばれる歳になり、リーマンショック、先の震災、コンプラ鬱屈社会乗り越え乗り越えやって来た!ナンズの園にやってきた!

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