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宮谷一彦コミュの「スーパーバイキング」発売!

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誰も書いてないので自分の日記から転載しますね。

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宮谷一彦の9年ぶりの単行本が出た。
「スーパーバイキング・宮谷一彦自選集」チクマ秀版社\1800。

1982年にヤングジャンプに連載された表題作の中編と、「ワンペアプラスワン」、「嘆きの仮面ライダー」、「ダビデの眠る日」が収められている。
「スーパーバイキング」以外は単行本に収録済みの作品だが、入手困難なので新しく出版された意義は大きい。

すべて「後期」宮谷一彦の代表作と呼べる傑作揃いである。

「スーパーバイキング」は持っていなかったので実にうれしいな。オートバイを中心にした青春群像がいかにも宮谷らしい。ヤンジャン連載のせいか、ハデなハッタリも多くストーリー展開はちょっと強引だけど、伝説の「超絶描込み」のメカはさすがに圧倒的。

「ワンペアプラスワン」はプレイコミック掲載時は「とうきょう屠民エレジー」シリーズとなっていたが、少し肌合いが異なるためか同名の単行本ではなく「青春相続人」に収録されていた。立川緑町を舞台にベトナム帰休兵との友情を描く。ジャズがうまく使われていて、これもいかにも宮谷一彦の世界。

「嘆きの仮面ライダー」は「とうきょう屠民エレジー」シリーズの白眉で、暗〜い純文学風世界。良いんだこれが・・。

そして「ダビデの眠る日」は同名の単行本に収録されていた傑作アクション物だ。クライマックスの後楽園球場での王・長島のいる巨人戦における衝撃が見事に決まる。緻密なストーリー構成が実に見事。テーマも現在の情勢からタイムリーかも。

これを機会に宮谷一彦の再評価、復刻出版、があると良いのだけどなあ・・。「天動説」「箱船物語」「虎の娘」「キャメル」など後期の大作はほとんど単行本化されていないのは実に残念だ。

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僭越ながら、宮谷氏の作品・単行本リストは僕のHPにありますのでよかったら見て下さい。

コメント(2)

天動説、単行本化希望ですね。宮谷先生の場合、単行本化の際に加筆することがあるので、発行が遅れるのとコストがかかるので出版社がいやがるのですが、チクマ秀版社は理解がありますね。
それは嬉しい、特に後期の作品はどれもが尻切れトンボのコレクションとなり、実に切ない思いをしていたのです。

ヤンマガ、プレコミなど、見つけるたびに切り取っておいたものが今ではとても貴重。

何でこんなに心を惹き付けるのか、今でも自分にとって特別な作家です。

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