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史跡コミュの尼寺廃寺跡

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 奈良県香芝市尼寺2丁目

 2002年03月19日指定

 https://www.google.co.jp/maps/@34.5722503,135.6980855,17z
 この地には基壇や礎石が残りって瓦も多く出土していた事、さらには“尼寺”の地名から寺院跡だと推定されていました。そして、周辺の開発が進む中、香芝市教育委員会が塔跡と推定されていた基壇跡塔を中心に遺跡の範囲・内容確認調査を平成3(1991)年から開始、平成12(2000)年まで続けられました。
 この基壇から巨大な地下式の心礎が検出されて一躍注目を浴びる事となりました。
 調査の結果、中心伽藍は東向きの法隆寺式伽藍配置であり、北に金堂、南に塔が配置され,その周囲を東に中門が設けられた回廊が巡っている事が判明しました。回廊に囲まれた中心伽藍の範囲は南北約71.4m・東西約44.8mです。金堂の基壇は南北約16.2m・東西約13.6mで、塔は一辺約13.6m四方の基壇を持ちます。
 また、寺域は南北110m以上・東西約80mと推定され、南面と東面には築地塀が設けられていた事が確認されており、東面築地塀のほぼ中央と推定される位置には東大門も検出されています。さらに、塔の瓦の型式や唐尺使用の可能性から7世紀後葉に創建され、8世紀に伽藍の大半が焼失、10世紀までに廃絶した可能性が大です。
 平野窯跡群〔香芝市指定史跡〕《https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=398257&id=96602423》が本寺の瓦を供給していたと思われます。
 巨大な地下式の心礎の柱座からは耳環12・水晶玉4・ガラス玉3・刀子1からなる舎利荘厳具が出土、「尼寺廃寺塔跡心礎出土品」として奈良県指定文化財となっています。

コメント(6)

 2020年11月1日日曜日に訪れました。
 学習館では塔基壇の構築過程の土層を剥ぎ取った土層断面の実物も展示されており、ガラス張りの床下には平成7(1995)年に発見された長さ・幅とも3.8mの巨大な塔心礎の模型があります。

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