ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

日経産業新聞を読む★コミュのプラチナ価格、実需不在の輝き

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「プラチナ価格、実需不在の輝き」を読んで。

プラチナ(白金)価格が年初来高値圏にある。
東京工業品取引所で取引の中心である期先物の価格は10月23日に1グラム4070円を付け、年初来高値を更新した。
国際指標であるニューヨーク市場の白金先物は10月以降、おおむね1トロイオンス1300ドル台で推移。
主産地の南アフリカで供給不安が高まり2000ドルを超す価格を付けた昨年と比べるとまだ半値の水準ではあるが、相場は徐々に下値を切り上げ、年初から約3割上昇している。という。

8月末位を底に、金、銀、銅がブレながらも高騰している。
景気回復を示すわけだが、こういう時にプラチナは、特に高騰する。
自動車の排ガス処理に多く用いられるプラチナは自動車の生産量増加に伴って価格が高騰するからである。

しかし、8月末から今日まで自動車の生産量が増加してきたかというと、そうでもない。
エコカーブームで一部の車の生産が間に合わない日本はさておき、アメリカでは9月をもって政府による購入補助金制度を終了し、新車販売台数は再びマイナスに転じている。
(前年同月比2割減)

だから、専門家はこのところの上昇はドル安を背景に金が「代替通貨」として買われたのに連動して上昇した面が大きいと判断している。
つまり、投機マネーの動きに翻弄されているだけで、実需不在の中、相場が高騰している事になる。

アメリカ同様に補助制度を終了しつつある欧州でも同様に再びマイナスに転じる可能性がある。
頼みの綱の中国の需要はどうであろう。旺盛ではあるが不透明感が残る。

したがって、1300ドルを上回る部分は明らかに金融市場の影響で、需給面からすると限界価格に達しているのである。
英貴金属調査会社ゴールド・ミネラル・サービシズ(GFMS)によるとプラチナの供給量から加工需要を差し引いた需給バランスは、2009年に約11トンの供給過多となる見通しらしい。
鉱山生産量などの供給量が減るものの、需要の落ち込みが上回ると予想する。

一方で、「需給のファンダメンタルズ(基礎的条件)と離れて上昇している」とコメントする専門家も出てきている。
従来は景気連動性が高く、読みやすい素材としてきてプラチナが、金融市場の動向次第で上昇が続く可能性もあると示唆しているのである。

年末商戦を終えた後、急落するか、はたまた年度末へかけて高値圏を維持するか。業界関係者はやきもきしている事であろう。

たま★

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

日経産業新聞を読む★ 更新情報

日経産業新聞を読む★のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング