ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

フルトヴェングラー批評(II)コミュの1952.12.07/ベルリン/ベートーヴェン交響曲第3番エロイカ/BPO

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
(TAHRA FURT1018)

新たにコミュニティを始めるにあたって最初に記したいのは、私の一番のお気に入りの演奏で、1952年12月7日ベルリン・フィルとの実況録音です。CDはTAHRAのFURT1018。

演奏は、なんと言えばいいのかわかりませんが、心の襞に直接触れるような響き、柔らかく肌を愛撫されるような暖かさと露出した神経に直接触れられるような痛み、熱狂と冷静のバランスが絶妙です。
第1楽章が始まった最初の二つの和音が重く充実した響きで開始され、流れ出した第一主題が暖かい音色、心地良いテンポで、ベルリン・フィルのアンサンブルも完璧です。音楽が進んでいく上でたたみかける息も絶妙、この音楽に期待される緊張と興奮を伝えるものとして「推移の達人」の妙を実感させられます。
第2楽章の始まりの低弦の音色がまた凄いもので、臓腑をえぐられるようです。哀しみを痛切に実感させられます。
こんなふうに個々のパートやディティールの表現を叙述していると書き落としてしまうのですが、フルトヴェングラーの本当にスゴイところは、部分の表現と全体の構成の調和です。細部にどれほどこだわっても、ある部分でどんなに加速しても、あるいは減速しても、全体のフォルムはびくとも揺るがない。部分がそこだけ遊離せず全体の中にとけ込んでいるので、どこがどうとかいくら言葉を並べても、その演奏のすごさを語った気になれないのです。

そういうわけで、上手く言えないのですが、とにかくこの演奏は戦後のフルトヴェングラー&ベルリン・フィルのベスト・フォームじゃないかと思います。また、熱狂よりも観照が勝っているという意味では『晩年のフルトヴェングラー』の最初の演奏です。

惜しむらくはTHARAのCDの音質で、人が言うほど悪いとは思わないのですが、かつて独フルトヴェングラー協会から頒布されたLPのみずみずしい音質が維持されていないことです。開始の和音などかなり荒れた響きで、最初に記した充実感は大きく殺がれたものになってしまっています。それでも充分楽しめるものだと思うのですが。。。

コメント(12)

1952年12月7日のエロイカの初出はカナダのRococo2050で、これの日本発売が日本コロンビアOP7508RCでした。(RC)
二度目の発売が米RecitalRecordのRR520、日本版が日本コロンビアOW7818BSです。(BS)
そして独フルトヴェングラー協会のF666.848M、これを日本フルトヴェングラー協会がWFJ1として日本でプレスしてリリースしました。(WF)

以上がアナログ時代にリリースされた同演奏の主なもので、このエロイカの音源には以上の3つの系統があったと考えております。ただ、ロココ系 (RC)とRecitalRecord系(BS)は同一音源のマスタリング/イコライジングの差でしか無いかも知れないと今では考えを改めました。何らかの事情で流出した音源をソースとしているものと思われます。一方日独のフルトヴェングラー協会の音源(WF)は前2者とは次元の異なる良好な音質で、自由ベルリン放送から取得したマスターであるとずっと考えておりました。

CDの時代になって最初にリリースされたのがVALE46さんのご紹介された日コロンビア35C37-7295で、これのアメリカ版がM&AのCD-520です。これは(WS)の音源となったテープのCD化と思います。
以降日本クラウンよりPALLETEレーベルでPAL1023、DISQUES REFRAINでDR930065、TAHRAからFURT1018、デルタDCCA0051とリリースされてまいりましたが、どのCDをとっても日独フルトヴェングラー協会のLPの音質に適わないものと感じておりました。

納得できないのはFURT1018で、自由ベルリン放送より音源取得した旨の記述があるにもかかわらず、その音質はむしろ(WS)系列と大して変わらない印象でがっかりしたものです。
同じく不思議なのがDR930065で、奇妙なステレオ効果があるCDで、しかもこの疑似ステレオ効果が、意図されたものとは考えにくい具合の悪いものであるにもかかわらず、音質自体は素性の良さを感じさせるもので、いったい何を音源にしていたのだろうと、様々な「邪推」を起こさせるものでした。
因みにPALLETEは独または日本の協会盤LPからの板起こしではないかと思います。
またDCCA0051はDR930065の元となったテープ、あるいはDR930065そのものを音源として加工したものではいないかと考えております。

永らく日独のフルトヴェングラー協会から公刊されたLPの音質を最高のものと考え、この音源(WF)こそ放送局マスターにもっとも近いものであり、これを音源としたCDの公刊を心待ちにしてきたのですが、実はこの美しい音響はアナログ・マジックだったのかなと最近考え直し始めました。DGの 52-2/10のブラームス第1交響曲が、DGのLPではあんなに瑞々しく生々しい響きであったのに、DGから発売されたCDや独フ協会から公刊された CDでも、初出LPの響きは聴かれません。そもそもティタニアパラストに瑞々しい響きが聴かれることの方が怪しかったのかと・・・。

以上、まったく自分の耳で聴いたものだけを根拠にした推理で、証拠は何もありませんが、大好きな52-12/7のエロイカについての私の全く主観的な現状報告でした。ご笑読ください
待望の、日本フルトヴェングラー協会のCD復刻盤、WFJ-86を聴くことができました。
素晴らしい音質に感無量、独フ協会LPのF666.848Mが甦りました。
同好の皆様には是非とも聴いて頂きたいと思います。
不遜を承知の上で、敢えて申し上げます。巨匠の最高のエロイカが甦りました。
現在までに発売されたCDの中から、下記の7種類について、第一楽章の冒頭約7秒間の再生周波数を確認しました。人の耳の可聴帯域は概ね16kHz程度ですが、CDによっては、23kHzあたりまで収録されているものがあることが確認できました。
音色を操作されているCDは、全帯域で色が表示されますので一目瞭然でわかります。
詳細につきましては、各CD画像の右側のグラフを参照ください。

<グラフの説明>
縦軸:再生周波数(Hz)毎の音の強さ・・・強=青白系、弱=赤黄系
横軸:再生時間(秒)

<CD型番/発売元>
?CD-520/Music & Arts
?PAL-1023/Crown Record
?DR-930065/Disques Refrain
?FURT-1018/TAHRA
?DCCA-0051/DELTA
?CDSM009JT/SPECTRUM
?WFJ-86/日フ協
?CD-520/Music & Arts

本CDは日本コロンビアが製造しており、スタンパーは日本コロンビアから発売された 35C37-7295 と異なります。また、生産時期により型番が同じCDでもデザインが異なります。
興味深い点として、CD左上にワルター協会の表記があるものと、米フ教会の表記があるものが存在します。
?PAL-1023/Crown Record

再生周波数を見ると、縦軸にLP特有のノイズが突出して現れていますので、LPからの板起し盤であることが読み取れます。
?DR-930065/Disques Refrain

残響処理やステレオ効果などによる影響で、全帯域で色が表示されており、今回調べた7枚の中で、最も音質操作されていることが読み取れます。

?FURT-1018/TAHRA

この再生周波数の傾向は、エッジの効いたシャープな音づくりの場合によく見られるものです。
?DCCA-0051/DELTA

再生周波数は、?のPAL-1023と類似していますので、同系統の音源である可能性があります。
?CDSM009JT/SPECTRUM

CD右下の表記の通り、独フ教会LPからの板起し盤です。
再生周波数からは、各楽器の発する帯域内に音が収まっており、音質操作が少なく、オリジナル音源に非常に近いことが読み取れます。
?WFJ-86/日フ協

現時点で、最も音質の良いCDの部類に入るものであると言えそうです。
?同様に音質操作が少なく、オリジナル音源に非常に近いことが読み取れます。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

フルトヴェングラー批評(II) 更新情報

フルトヴェングラー批評(II)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。