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【小説】聖龍島 〜公開の刻〜コミュの『聖龍島:導』【弐】

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『聖龍島:導〜開かれし刻〜』(壱)

『聖龍島:序〜明かされし刻〜』の続きです。


《舞台設定》
■新生帝国ジャポン
かつて日本と呼ばれた国。23都道府県が存在する。約2億人が生活している。再び帝が支配する時代になったが、国の方針は『平等』のままである。名前の由来は、「ジャパン」と「ニホン」を合わせた事から名付けられた。

■ミカドシティ
新生帝国ジャポンの首都。人口約5000万人。技術の発達により、高度な首都防衛システムを備えている。

■ミカド国際研究所
ミカドシティの特別指定区域内にある研究所。世界各国の研究所が集まり、様々な研究をしている。聖也の父親もここで働いている。

■カミナシティ
首都ミカドシティの隣の県。第2種特別指定区域に指定されており、他国との貿易に欠かせない。神城一家の実家がある。

■登場人物(今回)
古見野美華(こみのみか)
女。18歳。大人しい性格。蒼華学園の万物学科に入る。

神城竜弥(かみしろたつみ)
男。42歳。聖也の父親。ミカドシティで博士をやっており、数々の功績を出している。

神城渚(かみしろなぎさ)
女。40歳。聖也の母親。弁護士をしており、カミナシティで事務所を構えている。数多くの裁判に勝利している。


本編スタート


結局、整理のつかないまま入学初日のオリエンテーションは終わり、これから2年間生活する蒼華学園の敷地内にある寮へと向かう聖也。

聖也「神だの…俺に力があるだの…そんな話あるわけないだろ」

???「あっあの…」

聖也「それにホントの話だとしても…」

???「あのっ!!」

聖也は、後ろから聞こえた声に反応し振り向いた。

聖也「えっ?」

???「入れないのですけど…」

俺は寮の入口で立ち止まっていた。
寮の利用数が多いと言ってもいくつもの寮が横並びになっており、それぞれの入口は人間二人が通れる幅はあるけど、ど真ん中で立ち止まっている俺はかなり邪魔のはずだ。

聖也「あっごめん…どうぞ…(古見野美華か…)」

聖也は、ふとその少女のバッグに刺繍されていた名前を見ていた。

美華「ありがとうございます」

その少女は、寮の中へと入っていった。
それと同時に葵が歩いてきた。

聖也「おっ…お前も寮か?」

葵「葵でいいわよ!私は、実家が近いから実家から通うわ」

聖也「実家って、あの神社か?」

葵「そうよ!それに私、巫女だし」

聖也「鐡も紅もそうなのか?」

葵「さ〜ね…じゃっ!」

聖也「あぁ…」

葵は、そう言って学園をあとにする。

聖也「はぁ〜今日は疲れたから少し休むか…」

聖也は寮の中へと入っていった。

一方、天真神社では…

神主「お〜鐡、帰ってきたか」

鐡「どうかしましたか?」

神主「さっきから宝玉が輝いてるんじゃよ」

鐡「宝玉が!?」

鐡は、急いで宝玉が奉られてるいる場所に向かった。

鐡「ホントだ!こんなにも輝くなんて…」

神主「何かが起きる前触れかもしれん」

鐡「…」

『穂村神社』

紅「宝玉が…」

『天瀬神社』

雅「お姉ちゃ〜ん」

葵「どうしたの?」

雅「宝玉がある所から光が…」

葵「えっ?」

葵は宝玉の様子を見にいった。

葵「宝玉が輝いてる…」

雅「どうなるの?」

葵「わからない…わからないけど、なんか嫌な予感がする」

『ミカド国際研究所』

研究員「神城博士!!」

竜弥「どうした!!」

研究員「聖龍島全域に謎のエネルギーが発生しています」

竜弥「これは…」

『神城家』

渚「この感じ、もしかして…」

『蒼華学園 寮/美華の部屋』

美華「古の門が再び開かれた…」

『蒼華学園 寮/聖也の部屋』

聖也「Zzzz…」

コメント(1)

『聖龍島:導〜目覚めの刻〜』(弐)

『聖龍島:導〜開かれし刻〜』の続きです。


《舞台設定》
■神龍湖
聖龍島のど真ん中にある巨大な湖。はるか昔から神龍が棲んでいるという言い伝えがある。10年前から湖に棲む生物が毎年大量に、しかも同じ日に消えている。今日は、そのちょうど10回目にあたる日なのである。


本編スタート


聖也「ん…?なんか外が騒がしいな」

聖也は寮の外でたくさんの人の声が聞こえたので様子を見に外へ出た。
外に出た聖也は驚愕する。

聖也「なんだよアレ…」

聖也の目に映っていたのは聖龍島の東西南北から青・赤・白・碧色の光が真っ直ぐ空に向かっていたからだ。

生徒A「なんなんだよ…」

生徒B「あっちにもあるぜ」

生徒C「神秘的…」

蒼華学園の生徒達は、いきなりの出来事に戸惑いを隠せない。もちろん聖也も同じ…。

聖也「これが神の力ってやつか…?」

そう言った矢先、聖也は首の辺りに痛みを感じた。

聖也「なんだこの痛み!!」

よく見ると聖也の左の鎖骨がほのかに輝いていた。

聖也「な…痛っ!!」

周囲には様子を見にきた生徒が続々と寮から出てき始めた。

聖也「まずいな…」

その時、人混みをかけ分けて巫女姿の葵が聖也の所にやってきた。

聖也「なんでお前…」

葵「いいから早く行くわよ」

葵は聖也の腕を掴み急いでその場を離れた。
なんとか人混みを避けて誰もいない所に着いた。

葵「ここならもう大丈夫ね」

聖也「なんで葵がここにいるんだ?」

葵「アンタを助けによ!」

聖也「俺を?」

葵は聖也が寝ている間の事を話した。
4つの宝玉が輝いて光の柱ができた事。

聖也「あれが神の力ってやつか?」

葵「そうよ!あの青い光がうちの天瀬神社の宝玉、赤いのが穂村神社の宝玉、白いのが天真神社の宝玉、碧色のが守無神社の宝玉よ…」

聖也「さっき俺のここが光ったのも…」

葵「神の力によるものかも…ここじゃあれだから、うちの神社に行くわよ」

聖也「分かった…それにしても助けてくれてありがとな!」

葵「なっ何言ってんのよ!これ以上揉め事になったら大変でしょ」

聖也「ふふ…」

葵「なに笑ってんのよ!!」

聖也「別に…」

葵「…」

聖也と葵は、他の誰にも見つからないように天瀬神社へと向かった。

雅「あっ…お姉ちゃんお帰り」

葵「ただいま」

聖也は間近で光の柱を見て驚いていた。

葵「宝玉はこっちよ…」

聖也「あ…あぁ…」

葵に案内されて聖也は宝玉が奉ってある場所に向かった。
聖也の目の前には青く輝く宝玉が置かれていた。

聖也「これが宝玉か…っく!!」

聖也の左の鎖骨が再び輝き出し痛みが聖也を襲う。

神主「おぉ…これは、聖龍の骨…」

聖也「くっ…聖龍の骨?」

葵「おじいちゃん、聖龍の骨って?」

神主「聖龍の骨とは、この島に伝わる神の力が宿りし骨のことじゃ」

聖也「それが俺に…どうして」

神主「そこまでは分からんが、もしかしたら神城夫婦が知ってるやもしれん」

聖也「俺の両親が!?」

その時、宝玉の光に反応して聖也の左の鎖骨の輝きも増していき痛みが増す。

聖也「ぐわぁぁぁ」

葵「聖也!!」

次の瞬間、宝玉と鎖骨の輝きが重なり周囲が閃光に包まれる。

神主「葵!!!!」

雅「お姉ちゃん!!」

瞬く間もしないうちに光は消え、聖也と葵の姿もその場から消えた。


続く…

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