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これから必要な政策コミュの民主教育について(尾崎行雄語録より)

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民主教育について(尾崎行雄語録より)

 政治家尾崎行雄翁は、戦前・戦後に活躍した政治家で「憲政の神様」と呼ばれ、その論説を世の人々を魅了したと言われる。志を高く掲げ、街頭演説をし続けた生き方を現代の政治家に見習ってほしいものです。
 その尾崎行雄語録から、民主教育のついて述べた部分を紹介します。この文章が、本当に戦前の言葉か疑うような、視点の高さを感じます。


『人間のつとめ』

 たとえ自分の利益になっても、害になっても、とにかく正邪を判別する良心があれば、自分の見聞した事実を公にして、世の誤りを正すことが人間のつとめである。

 ・・・利害損得のみに執着する日本人の封建思想を叩き直して、正邪善悪に基づいて行動する人間をつくることが、民主教育の目的であり、教育者の使命である。

 世界中から尊敬せられ、愛せられる日本人をつくるためには、まず教育家の魂から、つくりなおしてかからねばならぬとすれば、前途道遠しの嘆なきを得ない。しかし、日本人の心に根強くこびりついている利害損得本意の封建思想を叩き出して、正邪善悪本意の真の民主主義精神をしっかり教え込むというような大事業は、たとえどんな立派な教育家があったところで、とても少数の専門教育家が学校で生徒を教えるくらいで成し遂げられるような、なまやさしい仕事ではない。・・・日本人全体が教師となり、同時に生徒になった気で、たがいに教え、教えられつつして、向上していくより外はない。


『はきちがえた民主主義』

 民主主義は個人の自由権利を尊重する。しかし、いかに個人の自由権利を尊重すればとて、他人の自由権利をおかしてまで、個人の自由権利を主張していいはずはない。真に自分の自由権利の尊さを自覚した人なら、他人の自由権利の尊さを思うべきだ。もし、自分の自由権利を主張するために、他人の自由権利は踏みにじってもかまわぬというようなことが許されるなら、民主主義社会の自由は全体として失われる。社会が全体として自由を失えば、その社会の一員である個人の自由もまた、失われるのは理の当然である。

 近頃、民主主義をはきちがえて、自分の、または少数団体の欲望を満たすために、他の多数の迷惑を顧みず、わがまま勝手を振る舞う心得違いのものがだいぶ増えたようだ。こうゆう不心得ものに、正邪善悪の物差しを教え込むことが、民主教育教育の一大使命である。
(以上、尾崎行雄『わが遺言』(昭和26年)、『尾崎咢堂全集第十巻』345頁より)


>世界中から尊敬せられ、愛せられる日本人をつくるためには、まず教育家の魂から、つくりなおしてかからねばならぬとすれば、前途道遠しの嘆なきを得ない。

60年前の言葉です。教師たちが起こす、色々な事件・事故、60年経った今、ますますひどくなっているように感じます。、

>真に自分の自由権利の尊さを自覚した人なら、他人の自由権利の尊さを思うべきだ。

相手を思いやる心をもって、教育に当たれば、自ずと生徒はその師の生き方から、学ぶことができると思う。良い生徒を作りたければ、教師自らを高める努力が必要と思う。

「君子の道は身を修めるにあり」(横井小楠語録)

先人の教示ですが、自分育てる学問「道」を求めることを、教師たちに実践して欲しいと願います。

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