知瑠恵コミュの真の神佛への祈願について

＊神社の御神体は・・・自分の姿が幾重にも拡がって映る三面鏡
＊お寺の御本尊は・・・人間を模して彫られている仏像

神佛の祀り方は同じであり参拝する人間本人が神佛である事を現しています。
その本人が神体(しんたい)であるならば神佛の御前(おんまえ)で自然界・恵に徹していく為には、大変難しく難儀な事ではあるが、それを如何にして乗り越える事ができるかを導いていただく願いをするのです。だから参拝の作法は三礼三拍手です。太陽から月を経て地球に誕生した事に感謝し、「神さま、今日も一日私を使ってください。誤りのない生き方をお導きください。」と参拝するのが真です。

「宇宙産(うちゅう)には何一つ不必要なものはなく、すべては祝福の内にある」と、解かれておられる人がいますが、真実の世界が解らなくなり、マンガ的な言葉集めのような世界の中で、人間の魂ではなく人間の皮をかぶった動物霊になり、身の周りで起きている出来事も何も考えられなく、他人任せに成ってしまっている。だから知瑠恵が必要なのです。

普天間基地問題の沖縄県民の人たちの運動は、日本国憲法第九条を持っている日本国民全員で行動をしなければならない事であるのに、「他人ごと」と、しか考えられず。又、九条を守ろうと運動しながら祝日に日の丸の旗も掲(かか)げられず、君が代も歌えず。又、ありがとう・嬉し楽し・感謝・といって、言葉だけの詩(うた)を歌い奏で踊り、集っている人たちは、自分たちは「自然界の中で祝福されている」。と、勘違いをしている遊びではないでしょうか・・・？

植物も動物も人間のそんな姿を観て大変悲しんでいます。
今、世界規模で環境問題が起き、生命界地球の中で、動植物の絶滅が騒がれ、人間の食も危うくなり、病人は増加・蔓延し、病気の研究はされても完治されず延命治療するばかり、こんな時代に、「すべて祝福の内にある」。何を「すべて」といわれているのか・・・勝ち組・負け組みの世の中になっているのです。
この生命界地球に生きる全ての生き物、植物・動物・人間の生命は、一つも欠くことなく三位一体(さんみいったい)となり、何時までも継承していくため、人間だけに「御難賛助(ごなんさんじょ)の御誓約(うけひ)」の魂を担わせ、太陽を中心とした十三示元津(じげんかい)のエネルギーによって平等に生きる仕組みが創られているのです。

植物は生(は)えた場所を移動する事が出来ませんが、動物・魚介類昆虫の活動により繁茂して継承し続けます。
動物・魚介類昆虫は交尾をして繁殖し継承し続けて行きます。
人間は男女の交わりをもって継承し続けていくのですが、神佛は植物・動物・人間の三位一体が、平等に生成繁茂し続けるために、人間にだけ「知瑠恵と御難賛助の御誓約の魂」を授け、言葉・文字・数字を与えたので御座います。

今、一般的に神佛への祈願は、神社もお寺も、命の大切さより、命を物質化し、動植物・人間に被害を与え殺してでも、経済優先が成就できる戦勝祈願となっていますが、戦勝の意味を一八〇度違(たが)えて祈願しているのです。古事記・日本書紀に基づいた神道にはあるかもしれませんが、佛教の教典にはそのような教えはないはずです。なぜ、このように狂ってしまったのでしょうか・・・？

地球が温暖化となり、天変地変が近世にあると危ぶまれている現在、神佛の大御意志、「生命界の破壊が起きないために、人間だけに知瑠恵と御難賛助の御誓約に徹しきる事が定められている」と言う人祖初代伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)・伊邪那身命(いざなみのみこと)の御啓示をお伝えしていても、知恵の戦勝の偽(いつわ)りの祈願に消されてしまう。

日本の国技の相撲もＮＨＫは二十分の勝ち負けだけの放送に決定し、真の国技が消されてしまう事になりました。

欲から発する「知恵」の武器弾薬基地を、恵みから恵みを産む「知瑠恵」日本国憲法第九条を持っている日本が、世界の武器弾薬基地廃絶の先頭に立ち、世界恒久平和への働きをして世界の憲法九条に変わったとき、そこには争い戦いもなく、「生(は)えて生(は)やす、産まれて産む・食べて食べられる世界」。そこに真の自然界の営みが取り戻され、すべては祝福の内になるのです。一日も早くこの知瑠恵の働きが出来るように真の神佛はお待ちになられて居られます。

畏
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
平成二十二年七月九日　三代目　東核芒種大伝道師　加　古　藤　市　

　　　　　　　　　　　　　