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介護のリスクマネジメントコミュの呆れた医者のいいかげんさ

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先週あるデイサービスのカンファレンスに加わりました。かなり行動障害が激しい73歳の男性の話でした。困ったのは既往症に関する情報が少ないこと。情報提供書は例によって、「アルツハイマー型認知症」と一言。

しかし、この男性の行動はちょっと違う。コミュニケーションや記憶の面でもさほど健常者と変わらないが、突如突飛な行動に出る。社会的行動障害がかなり異色なのだ。治療歴を調べてみた。町の開業医で3年前にアルツハイマー型認知症と診断され、ただ漫然とアリセプトを処方され続けている。この利用者の描いた絵を見せてもらった。ちょっとビックリする色使い。けっこう芸術的にイケてる。知的障がい者施設の自閉症の子の描いた絵みたいだ。こんな認知症の利用者は診たことがない。

デイの職員に「この利用者が普通のアルツハイマー型認知症だと思う人、手を挙げて。」と言ったら、誰も手を挙げない。全員が「何かおかしい。違う病気かもしれない」と思っているのだ。

印象としては統合失調のような支離滅裂さが行動に現れているが、幻覚がないので違うようだし、ピック病かな?という職員も居た。どちらにしても、精神障害の可能性が高い。幸い介護記録は大変詳しいので、この記録を精神科医に見せてみようと言うことになった。

最近の傾向だけれど、かなり異常な行動を伴う精神疾患でも全て認知症と片付ける、いいかげんな医者には本当に腹が立つ。要するに「年寄りなんて治療の対象でないから、まあ無難な病名を付けておこう」という考えだ。医師としての専門性のかけらも感じられない。

お年寄りは診断も病名もそれほど意味はないかもしれない。でも、残り少ない生活を支えていく上で正しい診断が適切な援助につながることたくさんある。特に精神疾患は病名を間違えられると処方薬の副作用など様々な悪影響を招く。介護現場の職員の診たてのほうが大抵の医者より正しいと思う。

介護職のみなさん、もっと自分の診たてに自信を持ってください。

コメント(2)

白黒ちゃこさん、書き込みありがとうございます。
私の尊敬する医師で色平哲郎さんという人がいます。この人長野県の南相木村の診療所で僻地医療をやってます。自治医大とか色々な医大から在宅診療や僻地医療を志す医者の卵が年間100人以上もやってくるそうです。

彼は、この医者の卵にこう言うそうです。「あなた達は小さい時から、医者になれとチヤホヤされて勉強しかしてこなかったでしょ。そんな市民感覚のない医者に生活者としての患者の気持ちなんて分かるはずない。だから、まず白衣を着ないで100歳のお婆さんの家に言って、ただ話だけ聞いておいで」と。

そうなんです。一昔前は高学歴の人でも苦労している人がいた。市井の人が偉い人になれた。今は小さい時からレールの上をまっしぐらという奴しか偉くなれなくなっちゃったから、偉い奴に市民感覚なんて無くなってしまった。医者だけは無い。検察官、弁護士、裁判官、国会議員、いわゆる社会的地位の高い人がみんな一般生活者の気持ちなど分からなくなってしまった。そう思いませんか?




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