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音楽の精髄コミュのスティーリー・ダン(Steely Dan)のエヴリシング・マスト・ゴー(everything must go)

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2003年リリース作品です。

ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen:Key,Vo)とウォルター・ベッカー(Walter Becker:Bass,Vo)による、「少し変わった運営形態」のバンドです。
「少し変わった」というのは、デビューして暫くはバンド的人数で運営されていたものの、こだわった音作りを標榜してからはメンバーが相次いで脱退、残った二人は、一流スタジオミュージシャンを都度適切なカタチで調達して、レコーディングを行うバンドに変貌を遂げます。
しかし、そのサウンドコラージュは、このバンドでしかあり得ない贅沢なミュージシャンの起用と、アレンジで実現します。

このバンドの最高傑作をあげろと言えば、大抵の人は79年にリリースされた彩(aja)を挙げる事でしょう。
今回、私には珍しく「近年作品」をセレクトしました。

理由は、これまでのセレクトとは違う「物差し」によるものです。
それは、このアルバムは、楽曲の良さもさる事ながら、各楽器の定位と分離が見事だから。

スペックの高いオーディオはもとより、i-podで聴いても充分に判る「各楽器毎の音」がキッチリ分離していて、輪郭がボケていません。
当然ながら、名うてのプレイヤーが演奏しているからこそ成せる技でもあるのですが、とにかく見事。

このバンドのルーツは、ジャズやファンクにあると言われますが、もっと根源的にはブルースのエッセンスを随所に感じさせます。
渋いオトナしか演る事の出来ない、熟成した技の応酬。

是非、スピーカーとヘッドフォン、両方で聞き比べて頂きたい作品です。

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